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ロジック、最新ミックステープが全米アルバム・チャート初登場1位に [全曲フル試聴可]

Logic - Bobby Tarantino II

全米自殺予防ライフラインの電話番号を冠した“1-800-273-8255”が昨年大ヒットを記録、今年のグラミー賞候補になったことでも知られる28歳の若手実力派ラッパー、ロジック(Logic)が、最新ミックステープ『Bobby Tarantino II』で見事、全米アルバム・チャート初登場1位を手にした。

両親はコカインやアルコールの中毒、兄弟はコカインを精製・販売するという環境に育つも、RZAが音楽を手がけた映画『キル・ビル』の影響でヒップホップにハマり、ラップに開眼したというロジックは、2013年にDef Jam Recordingsとのメジャー契約を手にし、2014年10月、ノー・I.D.(No I.D.)をエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えたデビュー・アルバム『Under Pressure』を発表。あのエド・シーラン(Ed Sheeran)が「ロジックのアルバムが本当にいい」などと賛辞を送ったほか、Complexによる年間ベスト選で45位、VIBEの年間ベスト選で6位に選出されるなど高く評価された。

2016年には映画『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラックからのヒット“Sucker For Pain”にも参加したロジックだが、昨年は、メジャー3作目となる『Everybody』で自身初となる全米アルバム・チャート1位を初登場で獲得。さらに米政府が提供する自殺防止ホットラインの電話番号をタイトルに冠し、「生きていてほしい」とメッセージを呼びかける“1-800-273-8255”が全米シングル総合チャート最高3位の大ヒットとなり、今年2月の第60回グラミー賞ではソング・オブ・ザ・イヤー候補となるなど大きな反響を巻き起こし、グラミーは無冠となったものの、“1-800-273-8255”のライブ・パフォーマンスで多くの人たちの心を打ったばかり。

そしてロジックは、2月下旬に新曲“44 Bars”を突如リリース。“1-800-273-8255”同様に盟友シックス(6ix)がプロデュースを手がけた同曲は、2016年のミックステープ『Bobby Tarantino』に収録されていた“44 Bars”の続編的な位置づけの曲であり、ラッパーとしての彼を前面に打ち出した楽曲だが、先週発表された3月10日付の全米シングル・チャートで初登場22位を記録。ロジックにとって、初登場でトップ30入りするのは初めてのことであり、『Everybody』、そして“1-800-273-8255”での成功で彼への注目度が強く高まったことが目に見える形で現れた結果と言えそうだ。

さらにロジックは、“44 Bars”リリースの数日後に、東京とマウイで撮影されたミュージック・ビデオの公開という形で新曲“Overnight”を発表、またその数日後にダンス系プロデューサー/DJのマーシュメロー(Marshmello)と組んだ“Everyday”をリリース……と矢継ぎ早に動きだし、3月9日に新たなミックステープ『Bobby Tarantino II』を発表した。盟友シックスが大半を手がけた『Bobby Tarantino II』は、ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)、トゥー・チェインズ(2 Chainz)、ビッグ・ショーン(Big Sean)といった人気ラッパーたちがゲスト参加するのに加え、“Yuck”の最後にはエルトン・ジョン(Elton John)からのボイスメッセージもフィーチャーするなど豪華な内容となった。また、『Bobby Tarantino』には“Super Mario World”(『スーパーマリオワールド』)なる曲があったが、今回は“Contra”(『魂斗羅』)なる曲が収録されている。

この人気白人ラッパーの最新ミックステープ『Bobby Tarantino II』は、大方の予想どおり、今週発表された3月24日付の最新全米アルバム・チャートで初登場1位に。昨年の『Everybody』に続いて2作連続の初登場1位獲得となった。このミックステープは、初週におよそ3万2000枚の実売ダウンロード・セールスを記録。また、この1週間でストリーミング・サービスにおいて収録曲がおよそ7000万回再生され、およそ8万2000ユニットを稼ぎだし(収録曲の再生回数が1500回=1ユニット、アルバム1枚の売り上げ相当と換算)、単曲ダウンロード(収録曲10曲のダウンロード・セールスで1ユニット)によるポイントを足した総合ではおよそ11万9000ユニットとなった。

『Everybody』は初週およそ24万7000枚ユニットを記録しており、今回の『Bobby Tarantino II』は大きく数字が落ちたように見えるが、『Everybody』の際は自費で10万ドル(およそ1100万円)を投じてファンの自宅に直撃するというプロモーションを敢行、期間限定のオンライン・ストアで限定特典付きバージョンを発売するなどの施策を行い、これにより『Everybody』は総合ユニットの8割近くとなるおよそ19万6000枚を実売セールスを1週間で売り上げた。一方で、ミックステープである『Bobby Tarantino II』はデジタル配信のみで、『Everybody』のような施策も無かった。そのためダウンロード購入ではなく、ストリーミングで聴くほうに大きく傾いたと見られる。

なおロジックは、こうした好調ぶりからか、Def Jam Recordingsと新たに契約を結び直したことを明らかに。インターネット・ラジオのBeats 1の番組で、「最初に契約した時は、アドバンスとして貰ったのは20万ドル(およそ2100万円)だった」、「でも今回の契約では3000万ドル(およそ31億円)だよ」と喜びを明かしている。『Bobby Tarantino II』に収録された“Wassup”においてもロジックは、「昔の契約をアップデートした/Def Jamには2000万ドル以上だぞって伝えてやった」とラップしている。もっとも一部報道では、Def Jamとの再契約は事実ではあるものの、ロジックが言っている3000万ドルは無いだろうとも言われている。

1. Grandpa’s Space Ship (feat. Justin Roiland) [prod. by Logic]

2. Overnight [prod. by 6ix]

3. Contra [prod. by OZ / co-prod. by Nico Chiara]

4. BoomTrap Protocol [prod. by 6ix]

5. Yuck (feat. Elton John & Paul Rothenberg) [prod. by 6ix]

6. Indica Badu (feat. Wiz Khalifa) [prod. by 6ix, DJ Khalil & Kevin Randolph]

7. Midnight [prod. by 6ix & Frank Dukes]

8. Warm It Up (feat. Young Sinatra) [prod. by 6ix & Tee-WaTT]

9. Wizard Of Oz [prod. by 6ix]

10. State Of Emergency (feat. 2 Chainz) [prod. by Vontae Thomas, Tariq Beats & DJ Khalil]

11. Wassup (feat. Big Sean) [prod. by 6ix]

12. Everyday (Logic & Marshmello) [prod. by Marshmello]

13. 44 More [prod. by 6ix]