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クリス・デイヴ、「すでにセカンド・アルバムも制作中」 ヤシーン・ベイらとの新グループも?

Chris Dave

今年1月、自身がリーダーして率いるグループ=クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズとして長らく待たれたデビュー・アルバム『Chris Dave And The Drumhedz』を44歳にして発表した人気ドラマー/プロデューサーのクリス・デイヴ(Chris “Daddy” Dave)だが、すでに次作へと動き出しているという。

アデル『21』、エド・シーラン『x』といった大ヒット作を始め、ロバート・グラスパー・エクスペリメントのグラミー受賞作『Black Radio』、ディアンジェロ&ザ・ヴァンガードの『Black Messiah』といった話題作から、宇多田ヒカルの「大空で抱きしめて」、「Forevermore」、「あなた」への参加など、世界中のスターから引っ張りだことなっている現代最高峰のドラマー、クリス・デイヴ。自身のグループ=クリス・デイヴ&ザ・ドラムヘッズは2013年頃から始動していたが、今年1月になってついにデビュー・アルバム『Chris Dave And The Drumhedz』を発売。全曲をクリス・デイヴがプロデュースした同作は、友人である豪華ミュージシャン/アーティストたちが50名近くも集結したことでも話題を呼んでいる。

5月にはビルボードライブ大阪とビルボードライブ東京でアルバム発売後初めての来日公演を行う予定など、しばらくはツアーで忙しい様子のクリス・デイヴだが、すでに次に向けて動き出しているという。Okayplayerのインタビューの中でクリス・デイヴは、今後の予定について訊ねられると、「ツアーだね。たくさんショウをやるよ。ライブ・レコーディングも。それからすでにセカンド・アルバムにも取りかかってるんだ。だから長く待たせることはないと思う」とコメントしている。同じハワード大学に同時期に通っていた昔からの友人であり、『Chris Dave And The Drumhedz』にも参加していたサイ・スミス(Sy Smith)も、bmrのインタビューの中で「この5年間でも、彼はいくつもトラックを送ってきた」と話しており、現時点で未収録・未完成の楽曲も少なくなさそうだ。

さらに、クリス・デイヴは他にも様々なプロジェクトに関わっていることを明かしている。ひとつはBlue Noteのプロジェクトで、天才ドラマーの誉れ高いトニー・ウィリアムス(Tony Williams)のトリビュート作品に取り組んでいるという。ディアンジェロ率いるザ・ヴァンガードのコーラス隊のひとりで、『Chris Dave And The Drumhedz』でも歌っているジャーメイン・ホームズ(Jermaine Holmes)のファースト・アルバムや、レイディオ・ギャラクシー(Radio Galaxy)という新進グループのプロデュースもしているとのこと。さらに今週には、ヤシーン・ベイ(Yasiin Bey)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)と共に「BDG」(Bey, Dave, Glasper)という名義でロンドンとパリ公演を行う予定で、このBDGを「始めたばかりのグループ」と説明していることから、このスーパー・グループの動向も今後注目されるところだ。

またクリス・デイヴは、このOkayplayerのインタビューの中で、彼のプロとしてのキャリアを切り拓くきっかけとなったミネアポリスのベテランR&Bバンド、ミント・コンディション(Mint Condition)との出会いについても振り返っている。ドラマー、そしてバンドリーダーであることについての話になった際に、「ドラマーとは、ショウにおけるDJのような存在でもあるのだ」という意識を持っていることを明かしつつ、「俺が知っているほとんどのドラマーは音楽理論を学んでいるし、ピアノやベースとか他の楽器も弾くことができる。だから俺たち(ドラマー)はいつも曲を書いている」と述べた上で、自身が90年代にキャリアを始めたきっかけとなったミント・コンディションについて言及。『Chris Dave And The Drumhedz』にもゲスト参加したミント・コンディションのストークリー(Stokley Williams)の名を挙げて、「ストークリーはドラマーであり、リード・シンガーであり、ソングライターであり、プロデューサーでもある。だから彼から直接学ぶことは多かった」とストークリーから受けた影響について振り返った。

そしてクリス・デイヴは続けて、ミント・コンディションとの出会いについて語っている。ハワード大学在学中に、ミント・コンディションを発掘したジミー・ジャム&テリー・ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)を通じて紹介されたことは公式プロフィールでも説明されていることだが、「ワシントンDCのハワード大学の1年生だった時に、ミント・コンディションがツアーをやってて、ハワードでも公演をやったんだけど、ジミー・ジャム&テリー・ルイスも一緒だったんだ。もちろん授業をさぼってコンサートに行ったよ。それで、公演後に友人たちと彼らに会いに行ってさ、めちゃくちゃクールだったよ。その時、俺たちもミュージシャンなんだって話したら、どういうわけだか彼らが、『じゃあ練習室に行こうよ。君たちの演奏を聴いてみたい』って言ってくれて。それで、彼らと(ジャム&ルイスもメンバーだったザ・タイムのギタリストである)ジェリービーン・ジョンソンと一緒に演奏したんだ。そしたらジミー・ジャムが気に入ったよと言ってくれて、気づけばミネアポリスでリハーサルに参加していたよ。

正直、ちょっと怖かったね。大学に残るか、それとも親の知らないバンドと一緒にツアーに出るか?ってね。うちの両親は教育熱心だったから。でも、ミントとの初めての大きなツアーで、ジャネット・ジャクソンの前座を務めてさ。学校を辞めたよね」と、当時の状況を詳しく明かしている。なお、『Chris Dave And The Drumhedz』を発売した名門Blue Note Recordsによるインタビューでは、ジャム&ルイスに会った際に「俺たちと契約したほうがいいぜ」と迫ったことで、演奏を聞いてもらえる流れになったと話している。クリス・デイヴはツアーだけでなく、ジェリービーン・ジョンソンも参加したミント・コンディションの1993年のセカンド・アルバム『From The Mint Factory』にも参加し、プロとして本格的に活動を始めた。