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記録的ヒットの『ブラックパンサー』、サントラも全米チャート2週連続1位に

Black Panther the Album: Music From and Inspired By

記録的ヒットとなっているマーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー』のサウンドトラック的作品で、スター・ラッパーのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)がプロデュースおよびキュレーションを務めることでも話題の『Black Panther: The Album』が、先週に続いて全米アルバム・チャートの首位を制した。

映画『ブラックパンサー』は、マーベルのスーパーヒーローたちが同じ架空世界を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品の1作で、2016年に公開した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から続くストーリー。架空のアフリカの国家である「ワカンダ王国」の国王、そしてスーパーヒーローのブラックパンサーとふたつの顔を持つ主人公を、『42 〜世界を変えた男〜』などで知られるチャドウィック・ボーズマンが演じる。

この『ブラックパンサー』は公開から4日間の北米興行収入では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に次ぐ歴代2位となる2億4210万ドルを叩き出し、F・ゲイリー・グレイ監督作『ワイルド・スピード ICE BREAK』のオープニング成績を大幅に上回ってアフリカ系の監督の作品として歴代最高の大ヒットに。また公開2週目も1億ドルを突破する好調ぶりな上、米国外でも大ヒットとなっており、2週目にして世界興行収入は7億ドルを突破。マーベル作品としては最も速いペースでヒットしており、これまでマーベル作品では4作品しかない世界興収10億ドル超えも見えてきている。

そして、先日の第60回グラミー賞でラップ4部門すべてをさらった30歳のスター・ラッパー、ケンドリック・ラマーと彼の所属レーベル TDEの最高経営責任者がプロデュースおよびキュレーションを担当した『Black Panther: The Album』も好調だ。アフリカ系およびヒップホップ~R&B系の人気アーティストが中心となって参加したこのアルバムは、先週発表された2月24日付全米アルバム・チャートで初登場1位を記録したが、今週発表された3月3日付全米アルバム・チャートでも1位をキープ。2週連続での首位制覇となった。

『Black Panther: The Album』の発売2週目の実売セールスは前週比23%減のおよそ4万枚に。だがストリーミング・サービスでの収録曲の再生回数は1週間で1億2000万回近くを記録しており、ストリーミングによるポイント(収録曲の再生回数が1500回で1ユニット)でおよそ8万ユニットとなり、総合では前週比15%減の13万1000ユニットに留まった。2週目でもこれほどヒットしたサウンドトラックは、2015年の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のサウンドトラック(2週目でおよそ16万5000ユニット)以来だという。

また、2月24日付の全米シングル・チャートで前週31位から9位へとジャンプアップしていたケンドリック・ラマーSZA(シザ)によるリード曲“All The Stars”は、この『Black Panther: The Album』の好調もあってか、今週発表された3月3日付チャートでは7位に上昇して最高位を更新。そしてザ・ウィークエンド(The Weeknd)とケンドリック・ラマーによる“Pray For Me”も前週11位から9位へと上昇し、『Black Panther: The Album』は全米シングル・チャートのトップ10に2曲を送りこんでいる。

なお、記録的大ヒットとなっている映画『ブラックパンサー』は、主要キャストがほぼアフリカ系であり、アフリカ系中心の映画でもあることから、サウンドトラックのキュレーターであるケンドリック・ラマーや、サウンドトラックに参加しているトラヴィス・スコット(Travis Scott)を始め、T.I.、ヴィック・メンサ(Vic Mensa)、ゼンデーヤ(Zendaya)、カマイヤ(Kamayiah)といった多くのアフリカ系のアーティスト/有名人たちが、子供たちを中心に地元の人たちに対して『ブラックパンサー』を無料で観られるように招待券を配ったり上映会を開くなどしており、社会現象となっている。またこの大ヒットを受けて、マーベル・スタジオを傘下に置いたディズニーは1億ドル(およそ107億円)を、放課後教育プログラムに力を入れているNPO法人ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・アメリカによるSTEM教育の支援のために寄付したことが発表されている。

映画『ブラックパンサー』は日本では今週3月1日(木)より公開。