bmr

bmr>NEWS>チャンスに続くシカゴの才能、日系ラッパーのトーキオが初のアルバムを発表 SZAら参加 [ほぼ全曲フル試聴可]

NEWS

チャンスに続くシカゴの才能、日系ラッパーのトーキオが初のアルバムを発表 SZAら参加 [ほぼ全曲フル試聴可]

Towkio - WWW.

昨年のグラミー賞で最優秀新人賞を始め3冠となったチャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)。彼を擁するシカゴのクルー、Save Moneyの一員として脚光を浴びた日系ラッパーのトーキオ(Towkio)が、ついに待望のデビュー・アルバム『WWW.』を23日に発表した。

本名をプレストン・オーシタ(Preston Oshita)というトーキオは、母親がメキシコ系、父親が日系。シカゴ出身で、ジョーイ・パープ(Joey Purp)が幼稚園からの友人だったほか、近所の学校にはヴィック・メンサ(Vic Mensa)やダニー・トランペット(Donnie Trumpet)ことニコ・シーガル(Nico Segal)、チャンス・ザ・ラッパーらが通っていたそうで、彼らが集まって生まれたのがSave Moneyだ。

中学生の頃から音源をMySpaceにアップロードするなど活動を始めていた彼は、ヤング・P(Young P)、プレストン・サン(Preston San)、トキオ・ショーン(Tokyo Shawn)などとMC名を変えながら、2014年にトーキオという名義に。2013年にチャンス・ザ・ラッパーが『Acid Rap』で最初にブレイクしたのをきっかけにSave Money勢に注目が集まる中、2015年に、チャンス・ザ・ラッパーを始めとしたソーシャル・エクスペリメント(The Social Experiment)一派やケイトラナダ(Kaytranada)らが参加したフリー・アルバム/ミックステープ『.WAV Theory』を発表し、Complexによる2015年のベスト・アルバム・ランキングで27位となるなど高く評価され、トーキオの名を知らしめた。

2016年にはチャンス・ザ・ラッパーのグラミー受賞作『Coloring Book』に参加したほか、自身もEP『Community Service 2!』をリリース。そして2017年8月に大御所リック・ルービン(Rick Rubin)率いるAmerican Recordingsとの契約が発表され、デビュー・アルバム『WWW.』をAmerican Recordingsを通じてメジャー・レーベルのRepubic Recordsから発売することがアナウンスされたが、ついにこの『WWW.』が2月23日に発売となった。

全13トラック、およそ43分となった待望のデビュー・アルバム『WWW.』は、ピーター・コットンテイル(Peter Cottontale)、ノックス・フォーチュン(Knox Fortune)、カーター・ラング(Carter Lang)、ニコ・シーガルといったシカゴ勢を始め、リード(Lido)、ギャレン・ショーン(Garren Sean)、トゥー・フレッシュ(Two Fresh)など、『.WAV Theory』やチャンスの『Coloring Book』と共通するプロデューサーたちが中心となって制作。特にリードは10曲に名を連ねている。また、昨年チャンス・ザ・ラッパーの“All Night”のリミックスが反響を呼んだシカゴの新進デュオ=ルイス・ザ・チャイルド(Louis The Child)なども参加している。

加えてゲスト・アーティストには、先日の第60回グラミー賞で5部門でノミネートを受けるなど注目されている人気女性R&BシンガーのSZA (シザ)、Save Moneyクルーの一員でもあるシカゴの若手実力派ヴィック・メンサを始め、シカゴの新進シンガー/プロデューサー、テディ・ジャクソン(Teddy Jackson)、マック・ミラー(Mac Miller)のレーベルに所属する新進女性R&Bシンガーのニヨムザ(NJOMZA)らが参加。“CNTRL”では、チャンスやカニエ・ウェスト(Kanye West)らとのコラボレーションで知られるフランシス・アンド・ザ・ライツ(Francis And The Lights)もバックコーラスで声を交えている。また日系のルーツを示すように、昨年発表していたリード曲“Drift”では「アーリガトゴザイマース、トキトキトキサン」と繰り返される女性のチャントも挿入される。

DJ Boothのインタビューでトーキオはこのアルバムの方向性について、「昔はフットワークのビートだとか、アップテンポなものに乗せてラップをしていた。でも今回の音は俺のサウンドの進化から生まれた。俺がエレクトロやダンスのアーティストである必要はないし、ただ音楽を作るのみ。でも、もちろん踊れる音楽だよ。俺の音楽はもっと洗練されたんだ」と話しており、実際にチャンス・ザ・ラッパー周辺のシカゴ新世代の勢いを感じさせるアルバムとなっている。

また、「俺は宇宙に行く初のラッパー……初のアーティストになる。宇宙でアルバムを聴く予定なんだ」と話しているとおり、彼は実際にアルバム発売直前の21日、ヘリウム風船につなげたカプセルに乗り込んで『WWW.』に収録された“2 Da Moon”を流しながら高度9万フィート以上まで上昇するというチャレンジを成功させた。これはレッドブルが2012年に行った「ストラトス」プロジェクトにインスパイアされたもので、巨大なヘリウム風船を使って高度12万フィートまで上昇し、“成層圏からスカイダイビング”を行うという企画だったが、トーキオは事前の宣言どおり、10万フィート近くまで上昇した後、カプセルからは出ずにそのまま帰還した。およそ4分ほどの挑戦となった。

1. Swim [prod. by Peter Cottontale, Knox Fortune, Teddy Jackson & Lido]

2. Symphony (feat. Teddy Jackson) [prod. by Nico Segal, Carter Lang, Peter Cottontale, Lido, Teddy Jackson & Nate Fox]

3. Hot Shit [prod. by Lido, Carter Lang & Teddy Jackson]

4. Loose [prod. by Louis The Child]

5. 2 Da Moon (feat. Teddy Jackson & Grace Weber) [prod. by Louis The Child & Lido]

6. Morning View (feat. SZA) [prod. by Carter Lang & Lido]

7. Forever (feat. Vic Mensa) [prod. by Smoko Ono, Lido & Garren Sean]

8. CNTRL [prod. by Lido & Two Fresh / bgv by Francis and the Lights & Macie Stewart]

9. Drift [prod. by Smoko Ono, Lido & Knox Fortune]

10. Disco [prod. by Knox Fortune]

11. Lose Me (I Don’t Mind) [prod. by walkingshoe & Lido]

12. Hate To Love (feat. NJOMZA) [prod. by Carter Lang & Smoko Ono]

13. Alone [prod. by Knox Fortune, Carter Lang, Lido & Peter Cottontale]