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ジャネル・モネイ、待望の5年ぶり新作を4月に発売決定

Janelle Monáe - Dirty Computer

昨年のアカデミー賞で作品賞に輝いた『ムーンライト』や、同じく作品賞候補となった『ドリーム』の出演で女優としても活躍しているジャネル・モネイ(Janelle Monáe)が、およそ5年ぶりのリリースとなる待望のニュー・アルバム『Dirty Computer』を4月に発売することを正式に発表した。

晩年のプリンス(Prince)にもその才能を認められ、2013年の〈BET Awards〉でトリを飾るパフォーマンスを披露したのも、実はプリンスが直々に主催者側に電話してジャネル・モネイを出演させるよう要請したというエピソードもあるほど。同年にはプリンスやエリカ・バドゥらが参加した『The Electric Lady』を発表して高い評価を得た彼女だが、ここ数年は女優やプロデューサーとして活躍。2015年に、自身のレーベル Wondaland Recordsが、メジャー・レーベルのEpic Recordsとジョイント・ベンチャー契約を結び、レーベル・コンピレーションEP『Wondaland Presents: The Eephus』を発売して新進アーティストたちをバックアップする側に回り、中でもジデーナ(Jidenna)は“Classic Man”がヒットを記録した。また今年1月には、Epicからのリリースでは無くなったが、Wondalandから女性シンガー・デュオのセイント・ビューティ(St. Beauty)がデビュー作『Running To The Sun』を発表している。

そして女優としての躍進だ。元々はミュージカル女優を志しており、自身の作品でも「人間に恋をして組織から逃げ出すアンドロイド」という壮大なSF設定のストーリーを展開していたほか、ミュージック・ビデオでも演技を披露していたジャネル・モネイは、2016年頃から女優として本格的に始動。本国アメリカでは2016年10月に『ムーンライト』、同12月に『ドリーム』(原題『Hidden Figures』)と立て続けに出演作が公開され、作品自体も絶賛されたが、ジャネル・モネイの演技も好評で、数々の賞に輝いている。

最近も、映画『ブレードランナー』、『トータル・リコール』、『マイノリティ・リポート』などの原作となった著作で知られるSFの巨匠の短編小説を原作としたSFアンソロジー・ドラマ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』で「自動工場」のエピソードに出演したほか、米で年末に公開予定のロバート・ゼメキス監督の新作映画『The Women of Marwen』にも出演するなど、すっかり女優として定着しつつあるが、いよいよアーティストとして『The Electric Lady』以来となる新作を発表する。

ジャネル・モネイは先週、『Dirty Computer』という新作タイトルを明かすと共に、およそ30秒の予告編映像を公開。最後に「An Emotion Picture by Janelle Monáe」(ジャネル・モネイによる感情の映像)と記載されており、ビヨンセのようにアルバムと共にこれに連動したショート・フィルムが制作されているようだ。そして今週23日、『Dirty Computer』が4月27日発売になることが発表され、予約が開始されると共に、“Make Me Feel”と“Django Jane”の2曲の新曲が公開された。

ジェイソン・デルーロ、ブリトニー・スピアーズ、嵐を始め、最近では全米チャート最高4位の大ヒットを記録したイマジン・ドラゴンズの“Believer”のプロデュースで知られるマットマン&ロビン(Mattman & Robin)が手がけた“Make Me Feel”は、ジャネル・モネイが敬愛するプリンスを思わせるセクシーなファンク・ポップ・チューン。ソランジュの夫でもあるアラン・ファーガソンによる80s色溢れるミュージック・ビデオもスタイリッシュだ。対して、『Django Unchained』(邦題『ジャンゴ 繋がれざる者』)に掛けたと思われる“Django Jane”は、ラップを聞かせるヒップホップ色の強い楽曲。彼女を初期から支える音楽プロデューサーであるチャック・ライトニング(Chuck Lightning)もディレクションに関わったミュージック・ビデオは、ブラック・カルチャー、とりわけ女性を祝福するような映像となっている。

Apple Musicのインターネット・ラジオ Beats 1の番組に出演したジャネル・モネイは、この新作『Dirty Computer』について、「このアルバムを作らなくちゃっていう想いがずっとあった。このコンセプトとタイトルは、(2010年に発表した)ファースト・アルバムの『The ArchAndroid』より前からすでにあったの。でも、あまりにディープで、パーソナルで、率直な内容になるだろうことが分かっていたから、正直言って怖かった。このアルバムは、極めて“脆く弱い”作品」、「今まで語ってこなかったことがたくさんこのアルバムでは語られている。だから、私の精神や心に近づいて見てもらえるアルバムになったと思う」と説明している。


“Make Me Feel” (directed by Alan Ferguson)
prod. by Mattman & Robin / co-written by Justin Tranter & Julia Michaels


“Django Jane” (directed by Andrew Donoho / co-directed by Chuck Lightning)