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グラミーに輝いたチャイルディッシュ・ガンビーノ、2011年の『EP』を再リリース

Childish Gambino - EP

先日の第60回グラミー賞では5部門でノミネートを受け、見事、受賞を果たしたチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)が、2011年に発表した『EP』をデジタル・プラットフォームで再リリースした。

第60回グラミー賞では、アルバム・オブ・ザ・イヤーとレコード・オブ・ザ・イヤーの主要4部門中2部門を含む合計5部門でノミネートを受けていたチャイルディッシュ・ガンビーノ。惜しくも主要部門での受賞はならなかったが、ロングヒットとなった“Redbone”で最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞に輝いた。また授賞式では、アルバム・オブ・ザ・イヤー候補になっていた『”Awaken, My Love!”』より、“Terrified”のライブ・パフォーマンスも披露。アルバム同様に終盤には弱冠10歳のJD・マクラーリー(JD McCrary)が登場し、堂々たるステージだったこともあって「あの子は誰?」と話題になっている。

グラミー賞直前には、メジャー・レーベルのRCA Recordsとの契約が発表されたチャイルディッシュ・ガンビーノだが、唐突に、2011年にフリーで発表していた5曲入りの『EP』を、自身のクリエイティヴ・エージェンシーであるWolf + Rothsteinより1月31日にリリース。ディストリビューション・サービスのStemと組んでのリリースとなっており、Spotify、Apple Musicなどの主要ストリーミング・サービスで配信が始まったほか、iTunesやAmazon Musicなどでのダウンロード購入もできる。『EP』は、同年にリリースされたデビュー・アルバム『Camp』の前に発表された作品で、なぜこの作品を選んだ理由については不明だが、彼がラッパーとして注目を集めるきっかけになった“Freaks and Geeks”が収録されている作品だ。また、『”Awaken, My Love!”』ではソウルフルな歌を聞かせているが、この『EP』でも彼の歌声を聞くことができる。

マネージャーはこの『EP』のサプライズ・リリースについて、「アーティストは、業界に創造的なアウトプットを邪魔されるような状況にいるべきではない。我々の目的は、アーティストが求めるタイミング、求めるプラットフォームでコンテンツをリリースできるようにすることだ。Stemとの提携は、我々のメジャー・レーベルとの契約を守りつつ、我々のスペシャルなプロジェクトをインディペンデントで届けるプラットフォームを提供してくれた」と米Billboard誌に対して話しており、チャイルディッシュ・ガンビーノの意向によるリリースのようだ。また、「スペシャルなプロジェクト」は複数形となっており、RCAからのメジャー・リリースとは別に、Stemを通じたこうした作品発表が続く可能性も示されている。

一方で、俳優・脚本・監督・プロデューサーとして映画/TV界で活躍する「ドナルド・グローヴァー」(本名)でもあるチャイルディッシュ・ガンビーノは、グラミー賞の授賞式の場で、改めて“チャイルディッシュ・ガンビーノの引退”を考えていることを認めた。彼は、グラミー受賞の喜びを明かしながら、「今は新作を作っているところ。でもエンディングは好きなんだ。進化するために必要なことだと思う」とし、チャイルディッシュ・ガンビーノとしての最後のアルバムを発表して、新たなステージへと進みたいようだ。

その意向は、Twitterにも表れた。彼は元々、アカウントこそ「@DonaldGlover」だが、当初はユーザー名を「Childish Gambino」としていた。しかし30日頃からユーザー名が「donald」に。また以前から何度か過去のツイートの「全消し」を行っており、現時点でも「まだツイートはありません」の状態だが、ユーザー名をdonaldに変えたタイミングには、日本では3月に公開予定のマーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー』について触れ、「『ブラックパンサー』は素晴らしい」などと賛辞を送るツイートをしていたものの、なぜか削除してしまっている。

俳優ドナルド・グローヴァーとして『スパイダーマン:ホームカミング』にも出演していた彼は、ここ最近は映画/TV界での活躍が目覚ましく、日本では6月公開となる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ではランド・カルリジアン役を演じる。ビヨンセの出演も話題となっている『ライオン・キング』の実写版リメイク映画(米で2019年公開予定)では主役シンバの声を担当するが、子供の頃のシンバの声は、グラミー賞のステージでも共演したJD・マクラーリーが務める。また先日は、音楽業界の重鎮クインシー・ジョーンズが、自身の伝記TVドラマ・シリーズの構想を明かした際に、ドナルド・グローヴァーに自分を演じてほしいとラブコールを送ったことも話題になっている。

1. Be Alone
2. Freaks and Geeks
3. My Shine
4. Lights Turned On
5. Not Going Back