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ミシェル・ンデゲオチェロがプリンスやTLC、シャーデー名曲を歌う 80s~90sを取り上げたカバー集が3月に

Meshell Ndegeocello - Ventriloquism

ファンク、ソウル、ジャズ、ロック、ダブなどジャンルの壁を超え、孤高の音楽を奏でる天才シンガー・ソングライター/ベーシストのミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)が、ブラック・ミュージックを中心に80年代~90年代の名曲を取り上げるカバー集『Ventriloquism』を3月にリリースする。

近年は、2015年のアカデミー賞作品賞候補になった『グローリー/明日への行進』や、2016年のアカデミー賞でドキュメンタリー部門の候補となった『13th -憲法修正第13条-』などの監督として知られるエイヴァ・デュヴァーネイによる米ドラマ・シリーズ『Queen Sugar』の音楽を担当したほか、偉大な作家であり、公民権運動家でもあったジェイムズ・ボールドウィンに捧げるミュージカル『Can I Get A Witness? The Gospel Of James Baldwin』を制作するなど、多岐に渡って活躍しているミシェル・ンデゲオチェロ。

グラミー賞に輝いたロバート・グラスパー・エクスペリメント(Robert Glasper Experiment)『Black Radio』への参加を始め、マーク・ジュリアナ(Mark Guiliana)、マーカス・ストリックランド(Marcus Strickland)、ジェイソン・モラン(Jason Moran)から、テリ・リン・キャリントン(Terri Lyne Carrington)、ジーサティスファクション(THEESatisfaction)、イベイー(Ibeyi)、ブイカ(Buika)、さらにはミゲル・ミグス(Miguel Migs)まで幅広いジャンルのアーティストの作品に関わり、自身も、パリを拠点とするインディ・レーベル Naïve Recordsから、『Weather』(2011年)、ニーナ・シモンに捧げるトリビュート・アルバム『Pour Une Âme Souveraine: A Dedication To Nina Simone』(2012年)、『Comet, Come To Me』(2014年)と精力的にリリースを重ねてきた。

今年8月には50歳を迎えるこの天才が、『Comet, Come To Me』以来およそ4年ぶりとなる新作を完成。ミシェルはこれまでに、〈Ventriloquism: A Night of Covers〉と題したカバー・コンサートを行っているが、ニュー・アルバムのタイトルも『Ventriloquism』と名付けられており、カバー・アルバムとなっている。アルバムからは先行して、「最初に一番大きく影響を受けた」アーティストだと明言するプリンス(Prince)の“Sometimes It Snows In April”のカバーが公開。米Rolling Stone誌に対しミシェルは、「プリンスのために、彼の曲で何かしたかった。彼がいたから、私はこれまで色んなことをやってこれた。いまだに彼がこの惑星にいないなんて信じられないけど、このカバーで自分なりの気持ちの整理は付けられた」と、“Sometimes It Snows In April”のカバーについて振り返っている。

また同時に、フォース・MDズ(Force MDs)の名曲“Tender Love”のカバーも公開。80年代のヒットR&Bバラードだが、こちらはフォーキーなアコースティック調に変わっており、その理由についてミシェルは、「このアルバムはカリフォルニアでレコーディングしていて、ドラマーで友人のエイブ・ラウンズ(Abraham “Abe” Rounds)と一緒にドライブしながら、(ニール・ヤングの)『Harvest』を毎日聞いていた。そうしてスタジオに入ってこういう曲をカバーしていると、不調和が生まれるわけ。“Tender Love”はまだ若かった頃、DCにいた時代を思い出すんだけど、(ニール・ヤングとフォース・MDズの)ふたつを混ぜ合わせてみたかった。私は違うジャンルに変えるアプローチが好きで、別の懐かしの名曲を通して新しいものを生み出すのが好きだから」と米Rolling Stone誌に対して説明している。

全11曲を収録する『Ventriloquism』には他に、リサ・リサ・アンド・カルト・ジャム(Lisa Lisa & Cult Jam)とフル・フォース(Full Force)の“I Wonder If I Take You Home”や、ジョージ・クリントン(George Clinton)の“Atomic Dog”、ティナ・ターナー(Tina Turner)の“Private Dancer”、ザ・システム(The System)の“Don’t Disturb This Groove”、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の“Funny How Time Flies (When You’re Having Fun)”、シャーデー(Sade)の“Smooth Operator”、アル・B・シュア(Al B. Sure!)の“Night and Day”といった80年代ヒットを中心に、ラルフ・トレスヴァント(Ralph Tresvant)の“Sensitivity”、TLCの“Waterfalls”といった90年代前半の名曲も取り上げる。

プレスリリースでは、「デビュー初期は、同じようなアルバムを作れと何回も何回も言われた。それができないと、私は(レーベルからの)サポートを失った。ジャンルにおける多様性はそれほど無く、ジャンルそのものがゲットー化している。だから私は、大好きなヒット曲を、親しまれた解釈や型にはまったものではないものへと変えるというアイディアが気に入ってる。新たな形のトリビュートができた」と話しており、ミシェル流の解釈を加えた新鮮なカバー集となりそうだ。

ミシェル・ンデゲオチェロの新作『Ventriloquism』はNaïve Recordsから3月16日発売予定。売り上げの一部はアメリカ自由人権協会に寄付されるとのこと。

1. I Wonder If I Take You Home (Lisa Lisa & Cult Jam with Full Force)
2. Nite And Day (Al B. Sure!)
3. Sometimes It Snows In April (Prince)
4. Waterfalls (TLC)
5. Atomic Dog 2017 (George Clinton)
6. Sensitivity (Ralph Tresvant)
7. Funny How Time Flies (When You’re Having Fun) (Janet Jackson)
8. Tender Love (The Force MDs)
9. Don’t Disturb This Groove (The System)
10. Private Dancer (Tina Turner)
11. Smooth Operator (Sade)