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ケンドリック・ラマーが『ブラックパンサー』の音楽をプロデュース SZAとの新曲を公開

Kendrick Lamar & SZA - All The Stars

今月末の第60回グラミー賞でアルバム・オブ・ザ・イヤー、レコード・オブ・ザ・イヤー部門など合計で7ノミネートを受けている30歳のスター・ラッパー、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が、マーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックのプロデュースに携わることが発表された。

2016年の第58回グラミー賞では最多の5冠に輝き、名実共に新世代のラップ・スターとなったケンドリック・ラマー。昨年4月に発表した『DAMN.』は、 自身のキャリア最大の初動セールス、さらに2017年作品で最大の初動記録(当時)を打ち立てて全米アルバム・チャートで1位を獲得。音楽消費動向を伝えるニールセン・ミュージックが先日発表した、2017年のアメリカにおけるヒット・アルバムのランキングでは年間2位となる大ヒット作となったほか、Rolling Stone誌Complexなどの年間ベスト・アルバム・ランキングで1位に選ばれるなどその内容は絶賛されており、主要メディアの年間ベスト選を独自に集計・ランキング化したウェブ・メディア「Album of The Year」では堂々の2017年1位となった。

まもなくの第60回グラミー賞でも授賞は堅いと見られるこの新世代スターは、12月末に公開した“LOVE.”のミュージック・ビデオの中で、「B.Panther / Soundtrack / Coming Soon」と書かれたカチンコが登場するシーンがあり、マーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー』に何らかの関わりがあるのか?と噂されていたが、ケンドリック・ラマ―が『ブラックパンサー』のサウンドトラックとなる『Black Panther: The Albumのプロデュースおよびキュレーションを担当することが1月4日に発表された。ケンドリック・ラマーは、所属レーベル TDE (Top Dawg Entertainment)の最高経営責任者であるアンソニー・ティフィス(Anthony “Top Dawg” Tiffith)と共に、この『Black Panther: The Album』を手がけることになる。

Black Panther: The Album』は、全米での『ブラックパンサー』公開の1週間前となる2月9日に発売を予定しており、全14曲を予定するこのサウンドトラックはすでにiTunesなどでの予約がスタート。これと同時に、先行シングルとして、ケンドリック・ラマ-と、人気女性R&BシンガーのSZA(シザ)による新曲“All The Stars”が合わせて配信されている。この新曲は、ケンドリック作品に欠かせないサウンウェイヴ(Sounwave)と、ジェイ・Z(JAY-Z)とアリシア・キーズ(Alicia Keys)による大ヒット曲“Empire State Of Mind”を手がけたことで知られるアル・シャックス(Al Shux)がプロデュースしたもの。TDEのレーベルメイトであるSZAもまた、第60回グラミー賞では最優秀新人賞を始め5部門でノミネートを受けており、昨年6月に発表されたデビュー・アルバム『Ctrl』(⇒ ほぼ全曲フル試聴可)はTIME誌を始め、New York Daily News紙Noisyといったメディアが2017年の年間ベスト・アルバム選で1位に選ぶなど、ケンドリックの『DAMN.』同様に絶賛を受けている。TDEを代表するふたりによるコラボレーションだけに、大きな注目を集めそうだ。

この『Black Panther: The Album』の内容は“All The Stars”以外はまだ明らかになっていないが、 プレスリリースの中でケンドリック・ラマーは、「マーベル・スタジオの『ブラックパンサー』は、キャストから監督まで、何もかも最高。この映画は、アートとカルチャーの最高の組み合わせを披露してくれる。(監督の)ライアン(・クーグラー)とマーベルのビジョンに沿って音楽を手がけることが出来て光栄です」とコメントを寄せている。

アーティストが映画のサウンドトラックのプロデュースやキュレーションを担当した例は、ジェイ・Zによるバズ・ラーマン版『華麗なるギャツビー』(2013年)、ロード(Lorde)による『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』(2014年)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)による『トロール』(2016年)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)による『ドリーム』(2016年)などがある。また、マーベル・スタジオは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)のサウンドトラックが大ヒットしており、『Black Panther: The Album』の成功も期待されるところだ。

マーベル・スタジオの新作映画『ブラックパンサー』は、マーベルのスーパーヒーローたちが同じ架空世界を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」作品の1作で、2016年に公開した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から続くストーリーとなる。架空のアフリカの国家である「ワカンダ王国」の国王、そしてスーパーヒーローのブラックパンサーとふたつの顔を持つ主人公を演じるのは、『42 〜世界を変えた男〜』などで知られるチャドウィック・ボーズマン。敵対するヴィランとなるエリック・キルモンガー役は、『ファンタスティック・フォー』や『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダンが務める。ほかに、『それでも夜は明ける』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などのルピタ・ニヨンゴ、『ウォーキング・デッド』シリーズや『オール・アイズ・オン・ミー』などのダナイ・グリラ、『ラストキング・オブ・スコットランド』や『大統領の執事の涙』などのフォレスト・ウィテカー、『マルコムX』や『TINA ティナ』などのアンジェラ・バセットらが出演。映画は、アメリカで2月16日、日本では3月1日から公開予定。