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『オール・アイズ・オン・ミー』公開目前 2パックを学ぶ書籍と詩集が発売

丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ

1996年に亡くなった西海岸の伝説的ラッパー、2パック(2Pac)ことトゥパック・シャクール(Tupac Shakur)の波乱の人生を描いた伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』が間もなく公開となる中、このカリスマが遺した歌詞を題材に2パックの生涯や時代背景、ヒップホップ史を読み解く書籍『丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ』が発売となった。

これは、日本で来週29日(金)より公開となる『オール・アイズ・オン・ミー』の字幕監修者でもある丸屋九兵衛が執筆した新刊。ブラック・ミュージックを中心に扱うウェブ・メディア=bmrの編集長としてブラック・カルチャーを紹介する第一人者である筆者が2014年に上梓した『丸屋九兵衛が選ぶ、ヒップホップの決めゼリフ』に始まる「決めゼリフ」シリーズの最新刊だ。

12月22日に発売された『丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ』は、2パックが残した700曲強ぶんのリリックから、パンチラインとなる名文句を選出し、この歌詞の解説と共に、2パックの生涯や時代背景を多角的に語っていくというもの。たとえば、母に捧げた名曲“Dear Mama”では、母アフェニ・シャクールや彼の父親たちから、ブラックパンサー党、そして彼のゴッドマザーとトランプ政権についてなどが語られる。25歳の若さでこの世を去った天才の魅力を浮き彫りにすると共に、ヒップホップ・カルチャーと米国史について学ぶことができる本となっている。字幕監修者による書籍ということで、『オール・アイズ・オン・ミー』の劇中のシーンについて、あるいは劇中で語られなかった事実についても説明されており、映画の副読本としても楽しむことができる。

この『丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ』の発売および映画『オール・アイズ・オン・ミー』の公開を祝して、12月26日(火)にはLOFT9 Shibuyaにてトークショーの開催も決定。「ヒップホップで生きる社会学者」こと専修大学人間科学部准教授の後藤吉彦、そしてゲストとしてラッパー/プロデューサーのダースレイダーを招き、2パック、そして公開の迫る『オール・アイズ・オン・ミー』について大いに語られる夜となる。

さらに、12月27日(水)には、2パックが18歳から20歳頃まで書きためていた詩を集めた本で、1999年に発売された『The Rose That Grew From Concrete』の新訳版『ゲットーに咲くバラ』が発売。こちらも丸屋九兵衛による訳書となっている。過去に『コンクリートに咲いたバラ』の邦題で発売されたことがあるが、ただ復刊されただけでなく、ブラック・カルチャーに詳しい訳者が、繊細でユーモアの溢れる2パックの詩を丁寧に訳し直しており、『ゲットーに咲くバラ』というタイトルも、表題の詩が生まれた背景を汲んで付けられたものだ。ラッパーとして名声を得る以前、詩人としての2パックを知ることで、さらに『オール・アイズ・オン・ミー』を楽しむことができるだろう。

なお『オール・アイズ・オン・ミー』の公開に合わせて、12月6日にはベスト盤 『2Pac Greatest Hits』が新規対訳・新規ライナーノーツで発売されている。

■ 丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ
著者:丸屋九兵衛
体裁:新書判/並製/ 192頁
価格:本体1200 円+税
ISBN:978-4-909087-06-5
発行:スペースシャワーネットワーク

■ ゲットーに咲くバラ 2パック詩集【新訳版】
著者:トゥパック・アマル・シャクール
訳者:丸屋九兵衛
価格:本体1500 円+税
ISBN:978-4-865062-53-3
発行:PARCO出版

■ イベント『オール・アイズ・オン・ミー』前夜祭 2パック・4エヴァー!
日時:2017年12月26日(火)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:LOFT9 Shibuya
料金:前売 ¥2000 / 当日 ¥2500(税込・要1オーダー500円以上)※先着40名にオリジナルポスタープレゼント
出演:
丸屋九兵衛(bmr編集長)
後藤吉彦(専修大学人間科学部准教授)
ゲスト:
ダースレイダー