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ミゲルが2年半ぶりの新作を発売 ラファエル・サディーク、トラヴィス・スコット、J・コールら参加

Miguel - War & Leisure

セルフ・プロデュースした“Adorn”が2012年にヒットを記録し、グラミー賞にも輝いたことで知られるオルタナティヴR&Bシンガー/プロデューサーのミゲル(Miguel)が、およそ2年半ぶりとなる新作『War & Leisure』を発表した。

メキシコ系とアフリカ系の両親を持つミゲルは、2010年のデビュー曲“All I Want Is You”で早々にR&Bファンの心を掴み、以後も“Sure Thing”、“Quickie”など出すシングルがR&Bチャートで連続ヒットを記録。セカンド・アルバム『Kaleidoscope Dream』からのリード・シングル“Adorn”が米R&B/ヒップホップ・チャートで4週連続1位、シングル総合チャートでも最高17位のヒットとなってブレイクしたほか、2013年の第55回グラミー賞でソング・オブ・ザ・イヤーを含む3部門でノミネートを受け、見事、最優秀R&Bソングで受賞した。以降、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、J・コール(J. Cole)、ジャネル・モネイ(Janelle Monae)、ジョン・レジェンド(John Legend)からマライア・キャリー(Mariah Carey)まで幅広くゲスト・オファーが続き、特にプロデュースでも関わったマライア・キャリーとの“#Beautiful”は、マライアにとっておよそ4年ぶりのトップ20入り(最高15位)、R&B/ヒップホップ・チャートでは5年ぶりのトップ3ヒット(最高3位)となった。

ロックからの影響も受け、折衷的なスタイルで支持されるミゲルは、2015年に発表された前作『Wildheart』も全米アルバム・チャート初登場2位と好評を博したほか、昨年のグラミー賞のノミネートを受け、またTIME誌による「2015年のベスト・アルバム」ランキングで1位に選出されるなどさらに幅広く評価を得るように。『Wildheart』収録の“waves”のリミックスから構成されるEP『Rogue Waves』では、人気ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)との共演バージョンだけでなく、テーム・インパラ(Tame Impala)のケヴィン・パーカー(Kevin Parker)によるリミックスや、カントリー歌手ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)とのデュエット・バージョンなど、ジャンルに囚われない彼の個性が強調されたようなリミックス展開も話題に。

最近は、ベン・アフレック監督・主演映画『夜に生きる』(原題『Live by Night』)でキューバ移民のエステバン役で銀幕デビュー、1967年のデトロイト暴動の中で起こったアルジヤーズ・モーテル事件を描いた『デトロイト』(日本では来年1月公開)にも出演するなど俳優としてのキャリアも始まり、またメキシコの死者の日をテーマにしたピクサー新作映画『リメンバー・ミー』(原題『Coco』、日本では来年3月公開)で主題歌“Remember Me”を担当するなど話題が続く中、『Wildheart』からおよそ2年半ぶりのアルバムとなる新作『War & Leisure』を完成させた。

「戦争と余暇」という相反するような意味のタイトルについて、ミゲルは「真逆の方向性から大きなインスピレーションを感じる」という自身の創作スタイルから由来するそうで、「政治的な意味ではない」とPaper Magazineに語っている。全12曲の中には、“waves (Remix)”に続く共演となるトラヴィス・スコットや、デビュー曲“All I Want Is You”、“Power Trip”と共演が続くJ・コールに加え、リック・ロス(Rick Ross)といった人気ラッパーたちから、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)やタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)らからその歌声が讃えられたカリ・ウチース(Kali Uchis)、ジ・インターネット(The Internet)のシド(Syd)と共演した“Sticky Situation”が話題となったクイン(QUIÑ)といった西海岸の新進女性シンガーたちがゲスト参加。

制作陣も、サラーム・レミ(Salaam Remi)、ハッピー・ペレス(Happy Perez)といったデビュー当初からの付き合いとなる古参や、“Do You…”なども手がけたジェリー・ワンダ(Jerry “Wonda” Duplessis)、“Use Me”などに関わってきたスティーヴ・モスティン(Steve Mostyn)から、最近ではソランジュ(Solange)『A Seat At The Table』の監修も話題となった名プロデューサーのラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)や、ビヨンセ(Beyonce)“Drunk In Love”などのプロデュースで知られるディーテイル(Detail)、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)“Locked Out Of Heaven”やマーク・ロンソン(Mark Ronson)とブルーノの“Uptown Funk”などを手がけたジェフ・バスカー(Jeff Bhasker)などが関わっている。

興味深いのは、ミゲル最大のヒットとなる“Adorn”がマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の名曲“Sexual Healing”を参照したとされるもののクレジットにマーヴィンらの名は無かったが、今回、ディーテイルらが手がけた“Pineapple Skies”では“Sexual Healing”の要素を使用しているとして正式にクレジットされている。MTV Newsのインタビューでは、これについて、「ちゃんと『この曲はインスパイアされて生まれたものなんだ』って伝えるべきだと思ったんだ。(“Sexual Healing”から)インスパイアされてるわけだから。敬意を払ったんだよ』と説明しているが、残念ながら“Adorn”についてまでは言及されていない。

なお、サラーム・レミが手がけた“Come Through and Chill”は元々は2016年に発表されており、新たにJ・コールが加わる形でアルバムに収録されているが、一方で、N.E.R.D.を思わせるような仕上がりになった、ポップ&オーク(Pop & Oak)のプロデュースの“Shockandawe”は、『War & Leisure』からのリード曲“Skywalker”に続いて今年9月に発売されたばかりだったものの、こちらはアルバム未収録に終わっている。

1. Criminal (feat. Rick Ross) [prod. by Dave Sitek & Miguel]

2. Pineapple Skies [prod. by Detail / co-prod. by Sidney Swift & Salaam Remi]

3. Sky Walker (feat. Travis Scott) [prod. by Happy Perez & Miguel]

4. Banana Clip [prod. by Miguel & Steve Mostyn]

5. Wolf (feat. QUIÑ) [prod. by Raphael Saadiq / add'l prod. by Sir Dylan]

6. Harem [prod. by Happy Perez & Miguel]

7. Told You So [prod. by Miguel, Jeff Bhasker & Happy Perez]

8. City Of Angels [prod. by Happy Perez & Miguel]

9. Caramelo Duro (feat. Kali Uchis) [prod. by Miguel & Steve Mostyn]

10. Come Through and Chill (feat. J. Cole & Salaam Remi) [prod. by Salaam Remi]

11. Anointed [prod. by Jerry "Wonda" Duplessis]

12. Now [prod. by Happy Perez & Miguel]