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ジェシー・ボイキンス三世がデフ・ジャムと契約 『バーソロミュー』を来週発売へ

Jesse Boykins III

インディペンデントに身を置き、ジ・インターネット(The Internet)やソーシャル・エクスペリメント(The Social Experiment)、ロジック(Logic)から、mabanua、starRo、Yosi Horikawa、さらにはマシーンドラム(Machinedrum)などジャンル・地域問わずその歌声が求められている気鋭シンガー、ジェシー・ボイキンス三世(Jesse Boykins III)が、名門メジャー・レーベルであるDef Jam Recordingsと契約したことが明らかになった。

ニューヨークのニュースクール大学でのビラル(Bilal)やロバート・グラスパー(Robert Glasper)らとの出会いを経て、ネオ・ソウル的なサウンドをまとってシーンに登場したジェシー・ボイキンス三世。だが、古くからの友人であるマシーンドラムを始め、オランダのフル・クレイト(Full Crate)、日本のYosi Horikawa、カナダのゾディアック(Zodiac)など世界中のアーティストと身軽にコラボレーションをし、ネオ・ソウルやR&Bサウンドだけでなく、ダンス・ミュージックやエレクトロまで幅広い音楽性を昇華し、独自のソウル・ミュージックを奏でている。世界観が確立されたその歌声は、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)率いるソーシャル・エクスペリメントの『Surf』や、カニエ・ウェスト(Kanye West)監修となった盟友セオフィラス・ロンドン(Theophilus London)の『Vibes』、西海岸の人気R&Bバンド=ジ・インターネットの『Feel Good』、Def Jamの人気若手ラッパー、ロジックの『The Incredible Story』といった話題作やメジャー作品でも耳にすることができる。

2009年に発表した『The Beauty Created』ではネオ・ソウルの新鋭とも評されたが、2011年にはエレクトロを大胆に取り入れたEP『Way Of A Wayfarer』を発表。後にビヨンセ(Beyonce)のプロデュースまで手がけるようになるメロー・X(MeLo-X)とのコラボレーション作『Zulu Guru』を経て、2012年にはマシーンドラムがほぼ全面的に手がけた『Love Apparatus』でさらなる進化を見せるなど、作品ごとに新たな顔を見せてきたアーティストでもある。

この気鋭シンガーが、Def Jamとメジャー契約を結んだという。これは米Billboard誌によるインタビューの中で正式に発表されたもので、ジェシーは、昨年フリーで発表していた『Bartholomew』を12月8日にDef Jamから商業リリースする予定とのこと。インタビューでは、「メジャー・レーベルから電話をもらい始めるようになっても、彼らを信じられなかった。どれも提示された条件が魅力的ではなかったし。(契約することで)クリエイティブ・コントロールを他人に譲るのも好きじゃないし、自分自身でいられないのも嫌だった。だってそれを求めて闘ってきたんだから」とこれまでの自身の状況について振り返り、Def Jamとの契約を「妙な感じで、なんだかシュール」とコメント。だが、「自分のビジョンを理解し、自分が伝えたいメッセージややりたいことを捻じ曲げない」という条件をDef Jam側が受け入れたことで、見事契約となったようだ。

また昨年8月にsoundcloudで無料公開した『Bartholomew』をDef Jamから発売することについて、「最初にリリースした時はSoundcloud以外で発表する機会がなかったから、今回が自分にとって(『Bartholomew』の)オフィシャルなリリースだと感じているのはそのためだと思う。(最初のリリースは)自分でリークしてしまったような感じ。でもおかげで、新たなマネジメントを得たりだとかビジネス面で色々と収穫があったけど」と語り、「このアルバムは世界の人たちに聞かれるべき作品だと感じたんだ。頑張って作り出し、すごくいいアルバムになった……友人もたくさん参加してくれたし。だからこのアルバムに光を当てたいと思ったんだ。このアルバムに相応しいだけの光を」と意気込んでいる。

加えてジェシー・ボイキンスは自身のInstagramで、『Bartholomew』の収録曲すべてに彼自ら監督した映像を付けたものを発表したいとコメントしている。またDef Jam側もこのインタビュー記事の公開に合わせて、ジェシー・ボイキンスがDef Jamと契約したことを祝福するコメントをSNSで発表している。

現在は、“Earth Girls”、“Everybody Shut Up”と冒頭2曲を残して他の楽曲はsoundcloudから削除されているジェシー・ボイキンスの『Bartholomew』は、彼のコラボレーションの結実といった内容で、ウィル・スミス(Will Smith)の愛娘ウィロウ(Willow)や、メラニー・フィオナ(Melanie Fiona)、ジ・インターネットのシド(Syd)、ルーク・ジェイムス(Luke James)、アイゼイア・ラシャド(Isaiah Rashad)、リトル・シムズ(Little Simz)、ソーシャル・エクスペリメントのダニー・トランペット(Donnie Trumpet)、シカゴの詩人ノーネーム(Noname)、デージ・ローフ(DeJ Loaf)、メロー・Xマシーンドラムなど、ゲストに名を連ねるアーティストだけでも16組、制作陣も含めれば実に30組以上が参加している。そのほとんどは以前からの友人だという。ジェシーは米Billboard誌に対し、グラミー授賞シンガーのメラニー・フィオナがレコーディング当時は妊娠9ヶ月だったにも拘わらず、スタジオに駆けつけて納得するまで歌録りを続けたことや、ノーネームがコンセプトを聞いて20分で自分の歌詞を書き上げ、2テイクでレコーディングを終えたことなどが『Bartholomew』の制作で印象的だったと振り返っている。

>> 2012年、初来日時のジェシー・ボイキンス三世インタビュー:「自分の音楽は、普通の男について歌った音楽。そして普通の男がキングになるまでの旅の過程を歌った音楽」

1. Earth Girls [prod. by DJ Dahi, Ledaris Jones, Leon Thomas III, JB3]
2. Everybody Shut Up (feat. Isaiah Rashad) [prod. by Ron Gilmore Jr., JB3]
3. Kumbaya In June [prod. by K. Roosevelt, JB3]
4. 8 Day Weeks [prod. by K. Roosevelt]
5. Into You (feat. Noname) [prod. by Michael Uzowuru]
6. I Need You [prod. by Chad Dexter]
7. Tomorrow [prod. by Earl & E, Machinedrum]
8. Mean Girls (feat. Donnie Trumpet & J*Davey) [prod. by Brook D'Leau, JB3]
9. Indie Girls (feat. Kilo Kish & Little Simz) [prod. by MeLo-X]
10. LARain (feat. Melanie Fiona & Trinidad James) [prod. by CFCF, JB3]
11. Vegetables (feat. Willow Smith & Syd [The Internet]) [prod. by Dot da Genius, JB3]
12. Eye Of The Gentle Tiger (feat. Audio Push) [prod. by K. Roosevelt]
13. Solar Sisters (feat. Alex Isley & Bridget Kelly) [prod. by Reazy Renegade, JB3]
14. Nobody On Jupiter (feat. DeJ Loaf) [prod. by xIIz]
15. LikeMinded (feat. Luke James) [prod. by Chad Dexter, JB3]
16. Only Way Out (feat. Mick Jenkins) [prod. by Davix, Chad Dexter]
17. No Worry [prod. by CFCF]