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T-ペインが6年ぶり新作を発売 クリス・ブラウン、ニーヨ、Ty$、ワーレイら参加 [全曲フル試聴可]

T-Pain - Oblivion

音程補正ソフトのオートチューンを駆使し、2000年代後半に「ロボ声」ブームを巻き起こした人物として知られる人気シンガー/ラッパー/プロデューサーのT-ペイン(T-Pain)が、自身のオリジナル・スタジオ・アルバムとしてはおよそ6年ぶりとなる新作『OBLiViON』を17日に発売した。

2005年、20歳でデビューしたT-ペインは、デビュー・シングル“I’m Sprung”、続く“I’m ‘N Luv (Wit A Stripper)”と全米トップ10ヒットを連発し、オートチューンで加工した「ロボ声」ボーカルで一世を風靡。多くのフォロワーを生み、カニエ・ウェスト(Kanye West)が2008年に発表した『808s & Heartbreak』にも多大な影響を及ぼした。

一方で近年のT-ペインは、2014年に出演したNPRの「Tiny Desk Concert」でのアンプラグド・ライブでオートチューンを使わない歌声を披露して大きな反響を呼んだことがきっかけとなって、アコースティック・ツアーを行うなど、加工せず生の歌声を聞かせる機会が増えた。今年7月には、YouTubeスターのカート・ヒューゴー・シュナイダーとSony Musicが提携して始めた新シリーズ「To The Beat with Kurt Hugo Schneider」の一環で、ピアノとバイオリンの演奏だけで自身の楽曲のメドレーを披露。「Mashup」と題して先日シングル・リリースされるなど好評だ。

また最近は、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)の大ヒット作『24K Magic』にソングライターとして参加したり、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)のグラミー受賞作『Coloring Book』へのゲスト参加、リル・ウェイン(Lil Wayne)との幻に終わったと見られたコラボレーション・プロジェクト=T-ウェイン(T-Wayne)の音源を解禁などでも話題を呼び、ブラック・ヤングスタ(Blac Youngsta)、ヤング・M.A(Young M.A)、リル・ヤティ(Lil Yachty)、ブラック(6LACK)など新世代たちとの共演も増えてきたT-ペインが、ついにオリジナル・スタジオ・アルバムとしては2011年発表の『rEVOLVEr』以来となる新作『OBLiViON』を完成させた。

全16曲となった『OBLiViON』からは、ブラック・ヤングスタとの“Goal Line”、ティファニー・エヴァンス(Tiffany Evans)との“Textin’ My Ex”が先行シングルとして発表されていたが、アルバムには他に、何度も共演しているクリス・ブラウン(Chris Brown)を始め、ニーヨ(Ne-Yo)、タイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)、ワーレイ(Wale)や、ブルーノ・マーズの大ヒット曲“24K Magic”でのトークボックス参加も話題になった「ミスター・トークボックス」ことバイロン・チェンバース(Byron “Mr. Talkbox” Chambers)、さらにはイタリアの現代音楽家/ピアニストのロベルト・カッチャパーリア(Roberto Cacciapaglia)もゲスト・アーティストに名を連ねている。なお、昨年発表されていたリル・ヤティとの“Dan Bilzerian”や、今年6月に発表されていたヤング・M.Aとの“F.B.G.M. (Fuck Bitches, Get Money)”などは未収録に終わっている。

またアルバムは、先行シングルの2曲を始め、半数の8曲のプロデュースをドレー・ムーン(Dre Moon)が担当。ジ・オーダー(The Order)というプロデュース・チームの一員としてビヨンセ(Beyonce)“Drunk In Love”やティナーシェ(Tinashe)の“Pretend”のプロデュースに関わったほか、最近はドレー・ムーン個人でクリス・ブラウン『Royalty』や『Heartbreak On A Full Moon』、ジェレマイ(Jeremih)『Late Night: The Album』、フューチャー『HNDRXX』などを手がけてきた新鋭だ。以前にXXL誌のインタビューでは、「多くの曲はドレー・ムーンがプロデュースしている。彼は新しいプロデューサーで、元々は俺と彼のコラボ・ミックステープにする予定だったんだ。でも、何曲かをレーベルに渡したら、『これヤバいアルバムじゃないか!』って言われてね。それでこれを今のレーベルでの最後のアルバムにしようかと思って」と話しており、『OBLiViON』を最後にRCA Recordsを離れるつもりのようだ。

T-ペイン自身も5曲のプロデュースを手掛けているが、他にも、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のプロデュースで知られるトミー・ブラウン(Tommy “Tbhits” Brown)、クリス・ブラウン最新作『Heartbreak On A Full Moon』に大きく貢献したA1 (Floyd “A1″ Bentley)なども制作で参加。オールスター(Allstar)がプロデュースした“That’s How It Go”は、パブリック・エナミーの“Show ‘Em Whatcha Got”やそのリメイクとなるジェイ・Zの“Show Me What You Got”でサンプリングされたことで有名な、ラファイエット・アフロ・ロック・バンド(Lafayette Afro Rock Band)の“Darkest Light”をサンプリングしている。

フューチャー(Future)やトラヴィス・スコット(Travis Scott)、ヤング・サグ(Young Thug)、ミーゴス(Migos)のクエヴォ(Quavo)、リル・ヤティなど、昨今のオートチューンを使った“歌う”ラッパーたちの増加によって、改めて先駆者たるT-ペインの功績が再注目され始めているが、『OBLiViON』は、トラップなどの現行ヒップホップの流行を取り入れつつ、「今のT-ペインを作り上げたものに回帰する」との発言どおり、かつての彼を思わせるT-ペインらしさが発揮されたアルバムに仕上がっている。

1. Who Died [prod. by Dre Moon & Tommy "Tbhits" Brown]

2. Classic You (feat. Chris Brown) [prod. by T-Pain and Floyd "A1" Bentley]

3. Straight [prod. by Dre Moon]

4. That’s How It Go [prod. by Allstar]

5. No Rush [prod. by ISM & Floyd "A1" Bentley]

6. Pu$$y On The Phone [prod. by Dre Moon]

7. Textin’ My Ex (feat. Tiffany Evans) [prod. by Dre Moon]

8. May I (feat. Mr. Talkbox) [prod. by T-Pain]

9. I Told My Girl (feat. Manny G) [prod. by Dre Moon, Xplosive, & Abaz]

10. She Needed Me [prod. by T-Pain]

11. Your Friend [prod. by Dre Moon, Tommy "Tbhits" Brown, & Mr. Franks]

12. Cee Cee from DC (feat. Wale) [prod. by Major Seven]

13. Goal Line (feat. Blac Youngsta) [prod. by Dre Moon]

14. 2 Fine (feat. Ty Dolla $ign) [prod. by Dre Moon]

15. That Comeback (feat. Ne-Yo) [prod. by T-Pain]

16. Second Chance (Don’t Back Down) [feat. Roberto Cacciapaglia] [prod. by T-Pain]