bmr

bmr>NEWS>メアリー・J.ブライジが演技で受賞も 『マッドバウンド 哀しき友情』が配信スタート

NEWS

メアリー・J.ブライジが演技で受賞も 『マッドバウンド 哀しき友情』が配信スタート

Mudbound

今年のサンダンス映画祭で高い評価を受け、アカデミー賞候補作になるのではとも噂されるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』の配信が18日より全世界で始まった。

『マッドバウンド 哀しき友情』は、2008年にベルウェザー賞に輝いた小説『Mudbound』を映画化したもの。1946年、第二次世界大戦後のミシシッピ・デルタの綿花農場を舞台に、人種差別の色濃い地域における農場主である白人一家と小作農の黒人一家のふたつの家族の関係を描く。それぞれの家族のもとに第二次世界大戦からの帰還兵が戻るが、ふたりとも戦争での苛烈な体験における後遺症、そしてアメリカの田舎における閉塞感・国外との環境のギャップに悩み、帰還兵同士、人種の壁を超えて友情を築いていくが……というストーリー。フィクションではあるが、今なお米国に深く根付く人種差別の問題を正面から扱っているドラマ作品だ。

監督を務めたのは、ブルース歌手ベッシー・スミスの半生をクイーン・ラティファ主演で描き、第67回エミー賞で作品賞(テレビ映画部門)などに輝いた伝記映画『BESSIE/ブルースの女王』で知られる黒人女性監督のディー・リース(Dee Rees)。『マッドバウンド 哀しき友情』は今年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、その作品性からNetflixが権利を獲得した。劇中では、白人至上主義団体クー・クラックス・クランによる、思わず目を背けたくなるような黒人への暴行の様子も描かれるなど、人種差別を真正面から描いたこの作品は、映画レビューを集計した評価サイト、ロッテン・トマトで97%フレッシュとなるなど高評価を得ており、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーがNetflixなどのストリーミング配信会社によるオリジナル作品への対応を検討していると先日報じられたこともあって、『マッドバウンド 哀しき友情』がオスカー候補になる可能性が高いと話題の的になっているほど。

すでに、黒人側のジャクソン家の母親フローレンスを演じるR&Bシンガーのメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)は、『マッドバウンド 哀しき友情』での演技でハリウッド映画賞、そして米映画メディア IndieWireによる〈IndieWire Honors〉でそれぞれ、ブレイクスルー女優賞、ブレイクスルー・パフォーマンス賞を受賞。9度のグラミーに輝いたメアリー・J.ブライジはこれまで、『ロック・オブ・エイジズ』、『クリスマスの贈り物』(原題『Black Nativity』)などの映画に出演してきたが、女優として賞に輝いたのはこれが初めて。なお、リース監督によると、当初からフローレンス役にメアリーを熱望しており、メアリーはオーディションも受けることがなかったという。

また、メアリー・J.ブライジは、この映画のために新曲“Mighty River”を提供。エンドロールで流れるこの曲は、ディアンジェロ(D’Angelo)やエリカ・バドゥ(Erykah Badu)から、近年はソランジュ(Solange)のプロデュースも高い評価を得たラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)が手がけている。映画の音楽は、アフリカ系アメリカ人による米国内のパンク~ロック・シーンを描いたドキュメンタリー『Afro-Punk』への出演で知られるテイマー・カリ(Tamar-kali)が担当している。

マッドバウンド 哀しき友情』はメアリー・J.ブライジの他に、『ストレイト・アウタ・コンプトン』でイージー・Eを演じたジェイソン・ミッチェル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のパウエル巡査などで知られるロブ・モーガンや、『17歳の肖像』、『華麗なるギャツビー』、『未来を花束にして』などのキャリー・マリガン、『トロン: レガシー』などのギャレット・ヘドランド、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェイソン・クラーク、『ブレイキング・バッド』などのジョナサン・バンクスらが出演している。

There was so much hope, love and determination in this film. @Mudbound is now streaming on @Netflix. #MUDBOUND

Mary J Bligeさん(@therealmaryjblige)がシェアした投稿 –