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ミーク・ミルの実刑判決に抗議運動 判事に「私憤」判決の疑惑

Meek Mill

フィラデルフィアの人気ラッパー、ミーク・ミル(Meek Mill)が保護観察違反により2年~4年の実刑判決を受けた件で、数百人が抗議運動を実施。ジェイ・Z(JAY-Z)や、ペンシルバニア州知事らも支援を表明する中、判事に「不適切」な行動があったとの疑惑もあり、FBIが調査に乗り出したとの報道も出ている。

リック・ロス(Rick Ross)率いるMaybach Music Groupの看板ラッパーとして活躍しているミーク・ミルは、2008年に麻薬取引や銃の違法所持の容疑で逮捕され、18ヶ月の懲役の後に5年間の保護観察付きで仮釈放。その後、保護観察違反に問われては収監もしくは自宅謹慎となり、仮釈放されることが何度か続いた。

今年には、セントルイス空港での職員への暴行、ニューヨークでの危険運転で逮捕され、いずれも不起訴処分となったが、先週6日、度重なる保護観察違反について有罪判決が下され、2年~4年の懲役を命じられた。彼は8日から収監されている。

この実刑判決を受けて、これまで21度のグラミーを受賞したヒップホップ界の王、ジェイ・Zを始め、R&Bスターのクリス・ブラウン(Chris Brown)、ハリウッド俳優としても活躍するタイリース(Tyrese)といったアーティストたちから、コリン・キャパニック、ペンシルバニア州知事、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのオーナーなど多くの著名人から判決は不当との声が上がった。特にミーク・ミルの弁護士が、2008年の事件の担当判事ジェニース・ブリンクリーの「不適切」な行動があったと告発したことで、不当判決ではないかとの声が大きくなっている。

ミーク・ミルの弁護士は米Billboard誌のインタビューの中で、ブリンクリー判事にはミーク・ミルに対して「個人的な恨みがある」と指摘。保護観察官と州検察官のいずれも懲役の必要性無しと言っているにも拘わらず、これを無視して実刑判決を下したことなど説明しながら、中でも「プロフェッショナルとしての一線を越えた」例として、ミーク・ミルに対して、地元フィラデルフィアのスター・グループ、ボーイズIIメン(Boyz II Men)のヒット・バラード“On Bended Knee”をカバーするよう要請したという。しかも、判事への敬意を示すために彼女の名前を曲中で言及するようにとのリクエストを加えたとのことで、ミーク・ミルは最初は冗談だと思って笑い飛ばしたが、「私は真剣です」と言われて、はっきりと断ったのだとか。

ブリンクリー判事のさらなる「不適切な要求」も追及されており、ミーク・ミルがマネジメント契約を結んでいるRoc Nationとの契約を破棄し、判事の友人とマネジメント契約を結ぶよう要求したという。他にも、アトランタのリハビリ施設に行こうとした際に、許可していないとしてブリンクリー判事からアトランタ行きを止められた件について、アトランタに行くことは事前にメールで申請しており、ブリンクリー判事にもCCで送っていたにも拘わらず、メールを受け取っていないと主張されたのだとか。ミーク・ミルに対する個人的な感情から判事は、故意に保護観察期間を延ばし、私怨で実刑判決を下したのだと弁護士は主張している。

この告発が大きな話題となり、13日に行われた抗議運動には、リック・ロスを始め、マルコム・ジェンキンス、トーリー・スミス、ジャレン・ミルズ、ウェンデル・スモールウッドといったフィラデルフィア・イーグルスの選手たちも駆けつけ、集まった群衆は数百人とも数千人とも伝えられており、判事が権力を濫用したのではとの疑惑があることから、社会的な関心も高まっている。ゴシップ・メディアのTMZによれば、ミーク・ミル側は、ブリンクリー判事が担当から外れるよう申し立て申請も行う予定とのこと。

こうした抗議運動への発展も影響してか、FBI(連邦捜査局)がジェニース・ブリンクリー判事の調査に乗り出したとニューヨークポスト紙の芸能・ゴシップ系メディアであるPage Sixが報じた。FBI側は報道について否定も肯定もできないとしている。