bmr

bmr>NEWS>スミソニアン博物館による豪華ヒップホップ・アンソロジーがキックスターターに

NEWS

スミソニアン博物館による豪華ヒップホップ・アンソロジーがキックスターターに

Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap

その膨大な収蔵品で知られる世界最大級の総合博物館・研究施設のスミソニアン博物館が、ヒップホップとラップの歴史を音楽、写真、文章を通して学ぶことのできるアンソロジー『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』の制作を発表し、話題を呼んでいる。

これはスミソニアン協会のレコード・レーベルであるSmithsonian Folkways Recordingsが、国立アフリカン・アメリカン歴史文化博物館の協力を受けて制作されるもので、70年代に誕生したヒップホップのおよそ40年間の歴史とその文化的意義を、音楽、写真やグラフィック、文章を通して表すもの。これまで、こうした音楽史のアンソロジーは、フォークとジャズが制作されており、ヒップホップは第三弾となる。

『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』は、120曲以上のヒップホップ史に残る名曲を9枚のCDにコンパイルし、ヒップホップについての文章、楽曲のライナーノーツ、ヒップホップ史を彩る写真やグラフィックの数々を300ページの書籍に収めるボックスセットとなる。CDは、シュガーヒル・ギャング(Sugarhill Gang)などのオールドスクールはもちろんのこと、カニエ・ウェスト(Kanye West)やニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)といった近年のものも収録される予定とのこと。パブリック・エナミー(Public Enemy)のチャック・D(Chuck D)やMCライト(MC Lyte)といったベテラン・ラッパーから、ベテラン・ヒップホップ・プロデューサーのナインス・ワンダー(9th Wonder)、名門レーベル Def Jam Recordingsの元重役たち、大学教授など様々な顔ぶれが主導となって制作されている。

この『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』を完成させるため、ソーシャル・ファンディング・サービスのKickstarterでのプロジェクトが始まっている。100ドル(およそ1.1万円)以上を支援するコースでは、『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』のボックスセットに加えて、ナインス・ワンダーがSmithsonian Folkwaysのカタログをリミックスした音源がデジタル・ダウンロードできる特典が付く。他にも金額に応じて、イラストレーターのマイク・トンプソンがラッパーたちを描いた限定トレーディング・カードや、ザ・ルーツ(The Roots)のクエストラヴ(Questlove)が案内するミュージアム・ツアー、といった特典も。グラフィティ・アーティストであり、Def Jamでアート・ディレクターを務めていたセイ・アダムスのデザインによる限定アディダス・スニーカー(1500ドル~)も用意されていたが、こちらはすでに予定数量が終了している。『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』の発送は2018年12月を予定しているとのこと。

ソーシャル・ファンディングでは目標金額に達しないと実現されない場合もあるが、『Smithsonian Anthology of Hip-Hop and Rap』に関してはすでに目標金額の25万ドルを達成しているため、安心して参加できそうだ。なお、受付は日本時間で今週11月16日(木)19時までとなっている。