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RZA監督、アジーリア・バンクスやジル・スコット、コモンら出演の音楽映画が12月に

Love Beats Rhymes

映画『アイアン・フィスト』で主演・監督・脚本を務めたことでも知られるRZAが、若手女性ラッパーのアジーリア・バンクス(Azealia Banks)を主役に据えた音楽映画『Love Beats Rhymes』を米で12月に公開・配信することが正式に発表された。

ニューヨークのベテラン・ヒップホップ集団、ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)のリーダー的存在として知られるRZAは、『キル・ビル』シリーズや『アフロサムライ』といった映画の音楽を手がけた後、2012年(日本で2013年)に自身の趣味が色濃く反映された武侠映画『アイアン・フィスト』(原題『The Man With The Iron Fists』)で長編初監督を務めた。長編2作目の監督作品となる『Love Beats Rhymes』は、当初『Coco』というタイトルで2015年に製作が発表されていたもの。

映画は、レコード契約を失って大学に戻ってきた25歳の女性ラッパー、ココが、詩の朗読によるパフォーマンスで競う「ポエトリー・スラム」(スラム・ポエトリーとも)の世界に踏み入れていく……というストーリーで、2014年に発表されたデビュー・アルバム『Broke With Expensive Taste』が様々なメディアの年間ベストに取り上げられるなど絶賛されたハーレム出身の女性ラッパー、アジーリア・バンクスが主役のココを演じる。ココが受講する詩の授業を担当する教授ディクソン役には、詩人としての評価も高いグラミー受賞シンガーで、女優としても活躍中のジル・スコット(Jill Scott)。ココを導いていく存在になるというコルトレーン役は、『グローリー/明日への行進』主題歌“Glory”でオスカーにも輝いたグラミー受賞ラッパーで、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』、『グローリー/明日への行進』、『スーサイド・スクワッド』に出演するなど俳優としての顔も持つコモン(Common)が演じる。

他にもココの友人ジュリー役で『ピッチ・パーフェクト』シリーズのハナ・メイ・リー、ココの母親役にTVドラマ『Any Day Now』や『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』、『グローリー/明日への行進』などのロレイン・トゥーサンらが出演。また、ウータン・クランのメソッド・マン(Method Man)を始め、中国系アメリカ人ラッパーとして初めてアメリカのメジャー・レーベルと契約したことでも知られるMCジン(MC Jin)、ジャズ・アーティストとして初めてグラミー最優秀新人賞に輝いたエスペランサ(Esperanza Spalding)らも出演するとも報じられている。

2016年には完成し、ライオンズゲートが配給を担うことも明かされていたものの、その後しばらく音沙汰が途絶えていたが、今月になって『Love Beats Rhymes』というタイトルに改められ、2017年内に公開となることが明らかに。そして正式に予告編映像が公開され、アメリカで12月1日に一部劇場で公開、またオンデマンド配信されることが明らかになった。アジーリア・バンクスによると、DVDは来年1月2日の発売になるとのこと。人気アーティストたちが出演する作品だけに、日本での展開も期待したいところだ。

なお、公開の遅れには、トラブルメーカーであるアジーリア・バンクスの行動が影響を及ぼしたのではないかとも見られている。アジーリアは昨年10月、『アイアン・フィスト』にも出演するなどRZAと親しい俳優ラッセル・クロウ主催の夕食会でトラブルを起こした。RZAの同伴者として出席したアジーリアだったが、彼女は他の招待客に無礼な発言をするなど傍若無人な態度を取り、これに怒ったラッセル・クロウが彼女を追い出したと報じられた。しかしアジーリアは報道後、実際はラッセル・クロウに黒人の蔑称であるニガーと呼ばれた上、首を絞められたと主張するなど対立し、ラッセルを「差別主義者」と罵った。この騒動を受けてRZAは、Facebookで、アジーリアの態度がひどいものだったこと、ラッセルの行動に問題がなかったことを説明。アジーリアは、自分を擁護しないRZAに不満をもらし、このトラブルが映画の公開にも影響するのではと危惧されていた。