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テイマー・ブラクストンが「最後」のアルバムを発表 ロドニー・ジャーキンスが監修

Tamar Braxton - Bluebird Of Happiness

グラミー授賞歌手トニ・ブラクストン(Toni Braxton)の末の妹としても知られる人気女性R&Bシンガーのテイマー・ブラクストン(Tamar Braxton)が、およそ2年ぶりの新作『Bluebird Of Happiness』を9月29日に発売した。

2011年に放送の始まったブラクストン家のリアリティ番組『Braxton Family Values』をきっかけに、夫とのセレブな生活ぶりや、さまざまな迷言、マイペースな末っ子ぶり、わがままな“ディーバ”キャラで一躍人気者になったテイマー・ブラクストンは、2000年に一度ソロ・デビューしたことがあるが、このブレイクを機に2013年に再デビュー。“Love and War”は米アダルトR&Bチャートで1位を獲得し、同年発売された、およそ13年ぶりのアルバムとなった『Love and War』は全米アルバム・チャートで初登場2位、R&B/ヒップホップ・アルバム・チャートでは初登場1位を記録。〈Soul Train Awards〉では“Love and War”がソング・オブ・ザ・イヤーに輝くなどの栄誉を手にし、翌年の第56回グラミー賞でも、『Love and War』が最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門に、表題曲“Love and War”が最優秀R&Bソングと最優秀R&Bパフォーマンス部門と計3部門にノミネートを受けるなど、見事な再デビューを飾った。

『Love and War』から2ヵ月後の2013年11月にはクリスマス・アルバム『Winter Loversland』を発売、2015年10月には新作『Calling All Lovers』を発表し、“If I Don’t Have You”で再びグラミー候補となり、またR.ケリー(R. Kelly)やメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)らのツアーに同行するなど着実にR&Bファンの心を掴んできたテイマー。『Calling All Lovers』を発表した2015年は、有名人が社交ダンスに挑む人気番組『Dancing With The Stars』で健闘したほか、姉たちとのブラクストンズ(The Braxtons)としてクリスマス・アルバム『Braxton Family Christmas』を発表するなど忙しく活動してきた。

しかし昨年は、レギュラー出演していたトーク番組『The Real』をクビになったことが明らかに。さらに所属していたEpic Recordsを離れてeOne Musicへと移籍を発表したものの、夫ヴィンセント・ハーバート(Vincent Herbert)と彼のレーベル Streamlineが、Epicを抱えるソニー側から賠償金を請求される金銭トラブルが発覚した。

元々テイマーは、再デビューにあたって2012年、当時Interscope Records傘下にあったStreamlineと契約していたものの、翌2013年の3月になって急きょEpicへと移籍。その結果、『Love and War』はStreamline/Epicからの発売となったが、Epic/ソニー側はヴィンセント・ハーバート及びStreamlineに500万ドルを契約の前金として渡しており、その代わりにInterscopeからヴィンセントらに支払われる報酬・利益等をソニーに譲ってもらうことで、ソニーはこれで500万ドルを補てんするという契約だった。しかし、ヴィンセントが勝手にInterscopeにソニーへの支払いを止めるよう通知したことで、ソニーはまだ500万ドルのうちの150万ドルほどしか支払いを受け取っておらず、残った額を賠償金としてヴィンセントらに求めたもの。この金銭トラブルにより、テイマー・ブラクストンはEpicから離れざるを得なかったのではと見られている。この訴訟はソニー側の勝訴となり、およそ370万ドルの支払い命令が出されたと報じられている。

こうした逆境もあったが、テイマーは自主レーベルを立ち上げて契約金100万ドルとされるeOneへ移籍し、今年4月、新曲“My Man”を発表。ティム&ボブ(Tim & Bob)のボブ・ロビンソン(Bob Robinson, Jr.)が手がけたこの曲は、米アダルトR&Bチャートで最高3位まで上昇するなど好評を博した。そして自身の「最高傑作」であり、「最後のアルバム」となるというニュー・アルバム『Bluebird Of Happiness』が9月29日に発売となった。

90年代にトニ・ブラクストンのデビュー作やデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)のプロデュースなどを務め、またレディー・ガガ(Lady Gaga)を発掘した業界の実力者でもある夫ヴィンセント・ハーバートとテイマーの夫婦に加え、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)、ビヨンセ(Beyonce)、デスティニーズ・チャイルドらのヒットを手がけたことでも知られる名プロデューサー、ロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めた『Bluebird Of Happiness』は全11曲を収録。唯一のゲストは、現在ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)との“Rake It Up”が全米シングル・チャートで8位とヒット中のラッパー、ヨー・ガッティ(Yo Gotti)のみとなる。

エタ・ジェイムス(Etta James)の“I’d Rather Go Blind”を借用したロドニー制作の“Blind”を始め、グラディス・ナイト&ザ・ピップス(Gladys Knight & The Pips)によるカバー版をサンプリングした“The Makings Of You”、イヴリン・シャンペーン・キングの名曲“Love Come Down”使いの“Pick Me Up”など、サンプリングや引用がこれまでになく多い本作は、ロドニーの他にもトロイ・テイラー(Troy Taylor)やデーモン・トーマス(Damon Thomas)らが制作で参加している。

なお、今年3月に40歳になったテイマーは、アルバム発売前の9月中旬に「私の最高傑作で最後のアルバム」と引退を仄めかしたが、Entertainment Tonightの取材に対し、夫が音楽プロデューサーであることから歌手活動においても夫と一緒に過ごすことでどうしても諍いが増えるため、4歳になる息子ローガンのためにも家族のために時間を使いたいと明かしている。また、アーティストとしては引退するものの、ソングライターとして他の歌手に楽曲を提供したいとの展望を語った。一方で、TV番組に出演してテイマーは、ショウビズ界から引退するわけではないと強調し、「もうアルバムを作らないだけ」だとコメント。11月からエクスケイプ(Xscape)による北米ツアーに参加することに触れ、音楽活動の一切を止めるというわけではないと説明している。

>> Tamar Braxton performs “My Man” on BET Awards 2017

1. My Forever
2. Wanna Love You Boy
3. Run Run
4. Hol’ Up (feat. Yo Gotti)
5. The Makings Of You
6. Heart In My Hands
7. Blind
8. My Man
9. Pick Me Up
10. How I Feel
11. Empty Boxes