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カーディ・B「ボーダック・イエロー」が全米チャート1位を獲得 ローリン・ヒル以来の快挙

Cardi B & Kodak Black - Bodak Yellow (Remix)

ニューヨークの24歳新進女性ラッパー、カーディ・B(Cardi B)のメジャー・デビュー・シングル“Bodak Yellow”が、ついに今週の全米シングル・チャートで初の首位を手にした。

カーディ・Bは、Instagramなどを通じて過激な露出写真・動画や炎上発言などを投稿、数十万人にフォローされるなど一躍ネットセレブの仲間入りを果たし、人気リアリティ番組『Love & Hip Hop: New York』の2015年12月から放送が始まったシーズン6にレギュラー出演、他の女性出演者とのバトルなどの話題を振りまいてさらに知名度を拡大させるなど米エンターテイメント界の有名人。2015年末から本格的にラッパーとしてのキャリアをスタートさせ、多くのメジャー・レーベルが争奪戦に乗り出す中、今年に入ってAtlantic Recordsと契約。一部ではその契約金は数百万ドルに及ぶと報じられている。

鳴り物入りで発表されたメジャー・デビュー・シングルとなる“Bodak Yellow”は、カーディ・B自身の人気や話題性もあって、チャートインからわずか4週でトップ30入り。6週目には8位とトップ10入りし、女性ラッパーのデビュー・シングルとして、イギー・アゼリア(Iggy Azalea)“Fancy”(最高位1位)以来、およそ3年以上ぶりのトップ10入りを実現。米ヒップホップ/カルチャー・メディアのMass Appealは彼女を「ニューヨークの新たな女王」と讃えた。

チャートイン7週目の8月末には3位まで上昇したが、全米1位獲得数で過去最高(タイ)となる通算16週と猛威を振るったルイス・フォンシ(Luis Fonsi)&ダディ・ヤンキー(Daddy Yankee)“Despacito”や、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の新曲“Look What You Made Me Do”の登場でしばらく3位に停滞。しかしチャートイン10週目、9月中旬になってルイス・フォンシ“Despacito”の勢いが衰えたこともあってカーディ・Bの“Bodak Yellow”は2位へ上昇。先週はやはりテイラー・スウィフト“Look What You Made Me Do”に頭を抑えられていたが、チャートイン12週目にして今週、ついにテイラーを抜き去ってトップの座にたどり着いた

カーディ・Bの“Bodak Yellow”が全米シングル・チャートの首位を手にしたのは、テイラー・スウィフト“Look What You Made Me Do”の減速も大きいが、“Bodak Yellow”のインスピレーションの元となった20歳新進ラッパー、コーダック・ブラック(Kodak Black)をゲストに迎えた新たなバージョンが今月18日に発売となり、デジタル・ダウンロード販売のセールスのランキングとなるデジタル・ソング・チャートで前週12位から今週3位に再浮上するなどダウンロード・セールスが前週比85%増となったこと、またラジオ・エアプレイの拡大に加えて、ストリーミング・チャートでは変わらず2位ながらストリーミング・サービスでの再生回数は前週比14%増と、ストリーミングでの強さがやはり大きい。

これでカーディ・Bは、デビュー・シングルにして初のナンバーワン・ヒットを獲得。女性ラッパーが、フィーチャリング・ゲスト曲でなく自身がリード・アクトとなる曲で1位を獲ったのは史上5人目。そのうち、リル・キム(Lil Kim)がクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)らと発表した『ムーラン・ルージュ』テーマソングの“Lady Marmalade”(2001年)、ショウナ(Shawnna)の“Stand Up”(2003年)、そしてイギー・アゼリアの“Fancy”(2014年)の3名は共演アーティストがいるが、ゲスト無しの単独曲で1位を獲得したのは、ローリン・ヒル(Lauryn Hill)の“Doo Wop (That Thing)”が1998年11月に1位になって以来、およそ19年ぶりという快挙となった

さらに今週2位には22歳の若手白人ラッパー、ポスト・マローン(Post Malone)の新曲“rockstar”が初登場。テイラー・スウィフト“Look What You Made Me Do”を3位に押しやった。ブレイズ・ヘアーを決めた自分の姿が「白人版アレン・アイヴァーソン」みたいだと思ったところから名付けられた“White Iverson”が2015年に話題となり、フレンチ・モンタナ(French Montana)とレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)参加バージョンが生まれるなどして2016年1月にポスト・マローンは、2016年3月から7月にかけてのジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の世界ツアー〈Purpose World Tour〉の北米公演の前座に抜擢されるなど活躍の場を広げ、ミーゴス(Migos)のクエヴォ(Quavo)をゲストに迎えた“Congraturations”が今年6月に全米チャート最高8位のヒットとなった。

アトランタの24歳若手ラッパー、21サヴィジ(21 Savage)をゲストに迎えたポスト・マローンの新曲“rockstar”は、カーディ・B“Bodak Yellow”を上回ってストリーミング・チャートで初登場1位となるなど、ストリーミング・サービスでの勢いから、事前予想ではカーディ・Bと首位を争うと予想されていたが、ラジオ・エアプレイ数で12倍以上の差をつけられたことから、ポスト・マローン“rockstar”は2位に留まる形となった。もっとも、The Vergeの報道によれば、ポスト・マローン“rockstar”はApple Musicでのリリース1週目の週間ストリーミング再生回数で過去最高となる2500万回/週を打ち立てたとされており、すぐにでもカーディ・B“Bodak Yellow”を脅かしそうだ。

“rockstar”での2位獲得は、ポスト・マローンにとっては“Congraturations”を上回る自己最高記録となる。また、ドレイク(Drake)“Sneakin’”へのゲスト参加も話題を呼んだ21サヴィジは、“Bank Account”が先月、全米チャート最高12位のヒットとなったばかりだが、彼もまた“rockstar”で自己最高位を更新している。

今週の全米シングル・チャートは、先週5位に初登場となったサム・スミス(Sam Smith)の新曲“Too Good At Goodbyes”や、長らくトップ10入りし続けていたDJキャレド(DJ Khaled)の“Wild Thoughts”がトップ10圏外になり、前週で16位まで下降していたヨー・ガッティ(Yo Gotti)+ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)の“Rake It Up”が今週8位へと再浮上し、8月末に記録した10位を上回って自己最高位を更新している。

なお、全米アルバム・チャートで最新作『Love Yourself: Her』(『Love Yourself 承 ‘Her’』)が今週7位に初登場となり、K-Pop作品の史上最高位を更新したBTS防弾少年団)は、リード・シングル“DNA”が今週の全米シングル・チャートで85位に初登場。防弾少年団にとっては初の全米シングル・チャート入りとなった。ほぼ韓国語の歌詞による楽曲がチャートインしたのは、2012年に全米チャート最高2位となるなど世界的ブームとなったGangnam Style”のPSYに続いて、史上2組目となるという。2009年にはWonder Girlsが“Nobody”で全米チャート最高76位を記録したことがあるが、こちらは韓国語バージョンと英語バージョンの2種類が用意されていた。

Hot 100 全米シングル・チャート・トップ10
1.(↑2) Cardi B - Bodak Yellow
2.(-) Post Malone ft. 21 Savage – rockstar
3.(↓1) Taylor Swift – Look What You Made Me Do
4.(↓3) Logic ft. Alessia Cara & Khalid - 1-800-273-8255
5.(↓4) Luis Fonsi & Daddy Yankee ft. Justin Bieber – Despacito
6.(↑7) French Montana ft. Swae Lee – Unforgettable
7.(↑9) Imagine Dragons - Believer
8.(↑16) Yo Gotti ft. Nicki Minaj – Rake It Up
9.(↓8) Charlie Puth – Attention
10.(↑14) Portugal. The Man – Feel It Still