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ワイクリフがおよそ8年ぶりのアルバムを発表 エミリー・サンデー、ザ・ノックスら参加

Wyclef Jean - Carnival III: The Fall And Rise Of A Refugee

元フージーズ(The Fugees)のメンバーとして知られるハイチ出身のベテラン・プロデューサー/シンガー/ラッパー、ワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)が、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては実におよそ8年ぶりとなる新作『Carnival III: The Fall And Rise Of A Refugee』を15日に発売した。

2010年に母国ハイチの大統領選への立候補を表明するも、居住年数不足などで有資格者とみなされずにやむなく出馬を断念したワイクリフは、2012年には、ハイチ大地震の復興・救援資金のためのチャリティ募金について不正使用があったのではと追及されたり、回想録を出版し、フージーズ時代のローリン・ヒル(Lauryn Hill)との不倫関係を綴るなど、一時はゴシップ欄を賑わせることが多かったが、ここ最近は、ワイクリフがプロデュースし、2000年に全米チャート通算10週という大ヒットを記録、グラミー賞にも輝いたサンタナ(Santana)の“Maria Maria”が、リアーナ(Rihanna)らをゲストに迎えたDJキャレド(DJ Khaled)の“Wild Thoughts”にサンプリングされ、全米チャート最高2位のヒットを記録したことでも脚光を浴びている。

2014年にはアヴィーチー(Avicii)と、W杯公式アンセムにもなった“Dar um Jeito (We Will Find A Way)”や“Divine Sorrow”でコラボレーションするという意外な動きも見せたが、2016年頃からは、ソロ作として自身最大のヒットとなった1997年のデビュー・アルバム『The Carnival』、その10年後の2007年に発表された『Carnival Vol. II: Memoirs Of An Immigrant』に続く『The Carnival III』の準備へと動き出し、今年2月にはそれに先駆け、ヤング・サグ(Young Thug)らも参加したEP『J’ouvert』を発表していたワイクリフだが、ついに『The Carnival』シリーズの第三弾が発売となった。

『The Carnival』発表から20年目となるこの2017年に届けられた『Carnival III: The Fall And Rise Of A Refugee』は、全12曲を収録。リード・シングルとして6月に発表されたのは、アフロ・ビートの創始者の名前を冠し、その偉大さを讃えた“Fela Kuti”。ドレイク(Drake)『More Life』への参加などで知られ、ヤング・サグのその名も“Wyclef Jean”のプロデュースも手がけていたスーパー・マリオ(Supah Mario)が制作したもので、“Wyclef Jean”などと同様に、ワイクリフのカリビアン・ルーツも意識したダンサブルな曲となっている。

また“Fela Kuti”と同時に発表されたのは、ディスコ~ハウス~EDM系のダンス・サウンドで人気を博すニューヨークの若手デュオ=ザ・ノックス(The Knocks)が制作した“What Happened To Love”。ワイクリフは、昨年ザ・ノックスが発表したデビュー作『55』収録の“Kiss The Sky”ですでにコラボレーションを経験していたが、インナーサークル(Inner Circle)のメンバーを父に持つランチマニー・ルイス(LunchMoney Lewis)がゲスト参加した同曲は、爽快なディスコ・ブギーとなっており、この夏を彩るサマー・チューンとして好評を博した。

アルバムには他に、 英国の人気女性シンガー・ソングライター、エミリー・サンデー(Emeli Sandé)を始め、『J’ouvert』に参加していた新進女性ラッパーのT-ベイビー(T-Baby)らが参加。特に、ワイクリフが現在所属しているインディ・レーベル Heads Music所属の若手が多数招かれており、デイヴ・イースト(Dave East)の“Slow Down”にもフィーチャーされていたジャジー・アムラ(Jazzy Amra)や、デビュー作『Diary of J』を7月に発表したばかりの22歳、ジェイミカ(J’Mika)といった女性R&Bシンガーから、ライリー(RILEY)、ハイ・ダ・フック(H1 Da Hook)、マークス・ソルヴィラ(Marx Solvila)といったラッパーまでがお披露目。他にも、俳優/コメディアンのD・L・ヒューリーも登場する。

これまでの『The Carnival』同様に、ヒップホップに、レゲエやキューバン・ジャズなどのカリブ音楽を核に、ゴスペルやロック、ダンス・ミュージックも融合した折衷的な世界観を見せている。なお、英Guardian紙のインタビューによれば、今から10年後の2027年には『The Return Of The Perfect Gentleman』というタイトルの作品を出す構想があるとか。“Perfect Gentleman”は、ワイクリフが2000年に発表したソロ2作目『The Ecleftic: 2 Sides II A Book』からのシングルで、全英チャートで最高4位のヒットを記録した曲。

1. Slums (feat. Jazzy Amra, H1DaHook & Marx Solvila) [prod. by Branden "Wavie Boi" Washington / co-prod. by Wyclef Jean]
2. Turn Me Good [prod. by DJ Flict]
3. Borrowed Time [prod. by Wyclef Jean / co-prod. by Alberto Vaccarino]
4. Fela Kuti [prod. by Supah Mario]
5. Warrior (feat. T-Baby) [prod. by Sidney Swift, Michael "Mike O" Onufrak / co-prod. by MOTIV]
6. Shotta Boys (feat. Stix) [prod. by Wyclef Jean, Branden "Wavie Boi" Washington / co-prod. by Alberto Vaccarino]
7. Double Dutch (feat. Eric Nimmer & D.L. Hughley) [prod. by Wyclef Jean / co-prod. by Alberto Vaccarino]
8. What Happened To Love (feat. Lunch Money Lewis & The Knocks) [prod. by The Knocks]
9. Carry On (feat. Emeli Sandé) [prod. by Wyclef Jean / co-prod. by Leon Lacey, Alberto Vaccarino]
10. Concrete Rose (feat. Hannah Eggen & Izolan) [prod. by Branden "Wavie Boi" Washington, Wyclef Jean]
11. Trapicabana (feat. RILEY) [prod. by Branden "Wavie Boi" Washington, Wyclef Jean / co-prod. by Alberto Vaccarino]
12. Thank God for the Culture (feat. Marx Solvila, J’Mika & Leon Lacey) [prod. by Wyclef Jean / co-prod. by Leon Lacey]