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故J・ディラのプロデュース曲を2曲収録 アンプ・フィドラーが新作を11月に

Amp Fiddler - Amp Dog Knights

「ミスター・デトロイト」、「デトロイトが誇るゲットー・フライ(伊達男)」とも呼ばれ、Pファンク軍団としての活躍でも知られるベテラン、アンプ・フィドラー(Amp Fiddler)が、およそ1年ぶりの新作『Amp Dog Knights』を11月に発売予定であることが発表された。

80年代から長きに渡ってデトロイト・シーンを支えてきたアンプ・フィドラーは、キーボーディストとして80年代半ばから90年代にかけてジョージ・クリントン(George Clinton)率いるパーラメント/ファンカデリック(Funkadelic)のメンバーとして活躍したのを筆頭に、プリンス(Prince)『Graffiti Bridge』やマックスウェル(Maxwell)『Urban Hang Suite』、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)“Dream On Dreamer”から、シール(Seal)、フー・ファイターズ(Foo Fighters)作品まで幅広く演奏、ムーディマン(Moodymann)やカール・クレイグ(Carl Craig)らとのコラボレーションでも知られるベテラン・ミュージシャンだ。まさにデトロイトが誇るレジェンドのひとりであり、80年代末にはデトロイトの若きラッパーたちを支援し、その中にはかのJ・ディラ(J. Dilla)がいたことも有名な話で、当時17歳のディラにMPCの操作方法を教えた人物でもある。

兄でベーシストのバブズ・フィドラー(Bubz Fiddler)と共に兄弟デュオのミスター・フィドラー(Mr. Fiddler)としてデビューし、2004年には『Waltz Of A Ghetto Fly』で本格的にソロ・アーティストとしても始動したアンプ・フィドラーだが、スライ&ロビー(Sly & Robbie)とのコラボとなった2008年の『Inspiration Information』を発表した翌年、18歳の息子が急死したことを受けて、制作途中だったサード・ソロ・アルバムも一旦ストップさせ、一時活動を中止。しかし2013年頃から本格的に活動を再開させ、ラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)やダニエル・クロフォード(Daniel Crawford)らが参加したEP『Basementality 2』を2014年に、ミシェル・ンデゲオチェロ(Michelle Ndegeocello)らが参加したEP『Basementality 3』を2015年に発表したのに続き、昨年10月、ソロ名義のアルバムとしては2作目『Afro Strut』以来10年以上ぶりとなった新作『Motor City Booty』をついに発売し、ディスコやブギー・ファンクの流行を汲んだ作風で見事なカムバックを遂げた。

今年1月からはB’zの稲葉浩志+スティーヴィー・サラスによるユニット=INABA/SALASのツアー・メンバーとして来日し、その合間には東京と名古屋で単独公演も開催。また出演したTV番組で会った堂本剛を「若きファンクスタ」と評したことも話題になったばかりだが、早くも『Motor City Booty』に続くニュー・アルバム『Amp Dog Knights』を完成した。

「ゲットー・フライが戻ってきた」と高らかに宣言する“Return Of The Ghetto Fly”がリード・シングルとして発表されているが、この曲は元々前作のオープニングを飾っていたもの。前作では、女性シンガーのネコ・レッド(Neco Redd)のコーラスを交えた、ヤム・フー(Yam Who?)のプロデュースによるディスコ調のダンス・ナンバーだが、この『Amp Dog Knights』版ではなんと故J・ディラのトラックを使ったリミックス仕様に。ディラが在籍したグループであり、アンプ・フィドラーがかつて面倒を見たスラム・ヴィレッジ(Slum Village)から現在唯一のオリジナル・メンバーであるT3、そしてディラやスラム・ヴィレッジと親しかったワジード(Waajeed)も参加したリミックスとなっており、ディラ・ヴァイブの溢れる新曲に生まれ変わった。アルバムにはさらに、この“Return Of The Ghetto Fly”に加えて、“Free Your Soul”という曲もディラのトラックを使っているという。かつてメンターを務めたディラとの「師弟」共演が本作のハイライトになることは想像するに難くない。

他にも『Amp Dog Knights』には、ドレイク(Drake)最新作にサンプリングされたことも話題になった盟友ムーディマンを始め、アンプ・フィドラーがバックアップするガールズ・グループのデイムズ・ブラウン(Dames Brown)、デトロイトのネオ・ソウル系バンド=コレクティヴ・ピース(Collective Peace)の一員としても知られる女性シンガー、アイディーア(Ideeya)といったモーターシティの仲間たちが集結する。

アンプ・フィドラーのニュー・アルバム『Amp Dog Knights』は、ムーディマンのレーベル Mahogani Musicから11月10日に発売予定。なおMahogani Musicは過去に、2012年の『Dillatroit』を始め、『Lost Tapes, Reels + More』などディラの未発表音源集をリリースしたことがある。

1. It’s Alright, Pt. 1 (feat. Waajeed & Ideeyah)
2. Keep Coming
3. Return Of The Ghetto Fly (feat. J Dilla, T3 & Neco Redd)
4. Put Me In Your Pocket (feat. The Dames Brown)
5. No Politics (feat. Andres & Neco Redd)
6. Grandma’s Radio (feat. Sound Boy)
7. I’m Feeling You
8. It’s Alright, Pt. 2 (feat. Neco Redd)
9. Free Your Soul (feat. J Dilla & Bubz Fiddler)
10. I Get Moody Sometimes (feat. Moodymann)
11. Funky Say So
12. Good Vibes
13. It’s Alright, Pt. 3 (feat. Waajeed & Ideeyah)