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メーガン・ロシェルがDef Jamに残した未発表作が10年の時を経て発売 ロドニー、スターゲイトら参加 [全曲フル試聴可]

Megan Rochell - You, Me and the Radio

かつてDef Jam Recordingsと契約していたR&Bシンガーで、後にロドニー・ジャーキンス(Rodney Jerkins)のレーベルに移ったことでも知られるメーガン・ロシェル(Megan Rochell)が2006年に発売予定だったデビュー・アルバム『You, Me And The Radio』が、10年以上の時を経てついに発売された。

ブルックリン出身のメーガン・ロシェルは、7歳から教会で歌い始め、弱冠11歳であのアポロシアターのアマチュアナイトで優勝した実力者。その後、数々のソウル名曲を生んだギャンブル&ハフのリオン・ハフ(Leon Huff)に師事してフィラデルフィアで制作を始め、偶然ボーイズIIメン(Boyz II Men)のネイサン・モリス(Nathan Morris)に歌声を聞いてもらったことをきっかけに、ネイサン・モリスのマネジメント会社であるAdlib Entertainmentと契約することに。

ネイサン・モリスの後ろ盾を得た彼女は、名門メジャー・レーベル Def Jamの会長に就任していたLA・リード(L.A. Reid)のオーディションを受けて見事に契約を獲得。2006年にファボラス(Fabolous)をフィーチャーし、ロドニー・ジャーキンスがプロデュースした“The One You Need”でデビューした。続けて、ニードルズ(Needlz)制作の“Floating”、スターゲイト(Stargate)がプロデュースし、ショーン・ギャレット(Sean Garrett)がソングライティングを担当した“Let Go”と楽曲を発表していったが、しかし予定されていたデビュー・アルバム『You, Me And The Radio』は発売されないまま、最終的にはDef Jamと袂を分かつことになる。

その後は、2008年10月に、デビュー・シングル“The One You Need”も手がけたロドニー・ジャーキンスと契約したことが発表され、再始動が期待されたもののうまくいかず、しばらく表舞台から姿が消える。だが、2014年頃から再び音楽活動を始め、インディペンデントで楽曲をリリースするようになり、今年2月にはEP『Insight』も発表した。

そしてこのタイミングで、幻になっていた彼女のデビュー・アルバム『You, Me And The Radio』がデジタル配信で発売が開始された。メーガン自身はこの発売について言及していないため、どういう経緯で発売に至ったのか詳細は不明だが、iTunes、Amazon Music、Google Playを始め、Apple Music、Spotify、TIDALなどほとんどのデジタル・プラットフォームで取り扱いが開始している。グラディス・ナイト&ザ・ピップス(Gladys Knight & The Pips)“I Feel A Song (In My Heart)”使いの“Heartbreak”なども収録されるこのアルバムには、ロドニー・ジャーキンスやスターゲイトらに加えて、アンダードッグズ(The Underdogs)やマッド・サイエンティスト(Madd Scientist)、ライアン・レズリー(Ryan Leslie)らがプロデュースで参加しており、ソングライター陣としてニーヨ(Ne-Yo)、ケリ・ヒルソン(Keri Hilson)、タンク(Tank)、マキーバ・リディック(Makeba Riddick)らが関わっているようだ。またニードルズが手がけた“Floating”は、ジェイダキス(Jadakiss)参加バージョンで収録されている。スターゲイトが手がけた“Betcha”が、同じくスターゲイト制作となったニーヨの出世曲“So Sick”に似ているのも興味深いところだ。

なお、EP『Insight』の発売に合わせて米R&BメディアのRated R&Bが今年3月に行ったインタビューでは、Def Jamが彼女のアルバムを発売しなかった理由について、「音楽業界そのものがちょうど変化の時だったからだと思う」と振り返っている。特に、LA・リードやジェイ・Z(Jay-Z)が参画するなどDef Jamの社内体制が大きく変わったことが影響したようだ。「(Def Jamの会長だった)LAが、『刷新しよう』って経営者判断を下したのね。レーベルはとても大きな変化の過程にあった……ジェイ・Zが社長になり、リアーナを売り出すキャンペーンを展開して。ほかにもデビューを待っているアーティストはたくさんいた。だから、他の所属アーティストとの競合によって、『You, Me And The Radio』でメーガン・ロシェルを売り出すのはやめようという判断になったんだと思う」と述べ、「愛を込めて作った作品だったけど、次第に時代遅れになってきたんじゃないかな」と話している。なお、現在はソングライターとしても活動しており、ケラーニ(Kehlani)やK・ミシェル(K. Michelle)、キーシャ・コール(Keyshia Cole)らの楽曲に関わったとのこと。

1. Anything I Would Do (feat. E. Ness)

2. Let Go [prod. by Stargate]

3. The One You Need (feat. Fabolous) [prod. by Rodney Jerkins]

4. Betcha [prod. by Stargate]

5. Caught Up

6. Heartbreak

7. I Still

8. My Mistake [prod. by Ryan Leslie]

9. Outta My Mind (feat. Scandalous)

10. Who Are They

11. You Me And The Radio

12. Floating (Remix) [feat. Joe Budden] [prod. by Needlz]