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オマーが4曲で参加、ハービー・ハンコックもカバーするコートニー・パイン新作が10月に

Courtney Pine - Black Notes From The Deep

ジャズの枠を超え、レゲエ、ソウル、カリプソからドラムンベースなど幅広い音楽を貪欲に取り入れてきたイギリスのベテラン、コートニー・パイン(Courtney Pine)が、およそ2年半ぶりとなる新作『Black Notes From The Deep』を10月に発売することが決定した。

サックスだけでなく、フルート、クラヴィネット、鍵盤など多数の楽器を操るコートニー・パインは、1986年に『Journey To The Urge Within』でデビュー。彼が中心となったジャズ・ウォーリアーズ(Jazz Warriors)の『Out Of Many One People』(1987年)は、アシッドジャズ勃興のタイミングでクラブ・ミュージックからレゲエ、アフリカン・ミュージックを通過した「UKジャズ」を発信し、その後のUKシーンを牽引した。

2000年に大英帝国勲章のオフィサー位を授かり、さらに2009年にはその上級のコマンダー位を叙勲されるなど名実ともに英音楽界の大御所となる一方で、デビュー以来、3年と間を空けずに常に新作をリリースし続けるなど精力的に活動を続けるコートニー・パイン。今年1月には、オマー(Omar)らが所属するFreestyle Recordsへの移籍を発表し、ニュー・アルバム『Black Notes From The Deep』を予告していたが、ついにこの新作の発売日が決定した。

今年5月には、UKソウル界の大御所オマーとのジョイント来日公演も行っていたが、新作『Black Notes From The Deep』は4曲でオマーをフィーチャー。そのうち3曲はオマーと制作したオリジナル曲だが、1曲はハービー・ハンコック(Herbie Hancock)が1974年作『Thrust』に収録した楽曲で、ハービー・ハンコックがプロデュースした笠井紀美子の『Butterfly』の表題曲にもなったことでも有名な“Butterfly”のカバー。来日公演では本編最後に披露されたこのカバーは、このコートニー・パインの新作からのリード・シングルとして先行発売されたばかりだ。

リチャード・スペイヴン(Richard Spaven)がトリオ・グループのメンバーだった時代に発表された『The Greater Good』がジャイルス・ピーターソン主宰の〈Worldwide Awards〉で最優秀ジャズ・アルバム賞に輝き、今年の来日公演にも同行した英ピアニストのロバート・ミッチェル(Robert Mitchell)を始め、クリス・ボッティやヴァン・モリソンとの共演で知られるペーシストのアレック・ダンクワース(Alec Dankworth)、ワシントンDC出身のベテラン・ドラマー、ロッド・ヤング(Rod Young)が演奏に参加し、オマーのボーカルと共に、ハービー版とも笠井紀美子版とも異なる新たな“Butterfly”を作り上げている。

また“Butterfly”のシングルには、同じくオマーをゲストに迎え、オマーと制作したオリジナル曲“Rules”も収録。こちらはクラブ・ジャズ的なノリの踊れるサウンドで、来日公演では開幕と共に披露されたグルーヴィンな曲だが、アルバムでもオープニングを飾っている。

来日時のインタビューで、「実はコートニーからは9曲で参加してくれって言われてた(笑)」と振り返っていたオマーだが、共にロンドンを拠点に20年以上を活動してきたベテランで、もちろん以前からの友人。だが、1曲単発のゲスト参加に留まらないコラボレーションに発展したのは、2014年に開催された音楽フェスティバル〈Love Supreme Festival〉での共演がきっかけだったとか。

コートニー・パインのニュー・アルバム『Black Notes From The Deep』は10月27日の発売を予定している。

1. Rules (feat. Omar)
2. You Know Who You Are
3. Darker Than The Blue (feat. Omar)
4. Rivers Of The Blood
5. In Another Time (feat. Omar)
6. The Morning After The Night Before
7. A Change Is Sure To Come
8. How Many More
9. Butterfly (feat. Omar)
10. A Word To The Wise