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タイラー新作が全米チャート2位に初登場、ミーク・ミルは3位に 1位はラナ・デル・レイ

Lana Del Rey - Lust For Life

接戦が予想された今週の全米アルバム・チャートが正式に発表され、オールディーズのような雰囲気とアンニュイな歌声で独自の世界観を構築する歌姫ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)の新作『Lust For Life』が僅差で初登場1位を手にした。

8月12日付の今週の全米アルバム・チャートは、いずれも7月21日発売となったラナ・デル・レイの『Lust For Life』、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)の『Flower Boy』、ミーク・ミル(Meek Mill)の『Wins & Losses』の3作品が接戦を繰り広げていると報じられ、その結果に注目が集まっていた。

3作とも事前予想より数字を上げた中、初登場1位を制したのは、ラナ・デル・レイのおよそ1年10ヶ月ぶりの新作『Lust For Life』となった。表題曲“Lust For Life”で人気シンガーのザ・ウィークエンド(The Weeknd)とデュエットしたのに加え、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)やプレイボーイ・カーティ(Playboi Carti)といった若手ラッパーたちともコラボレーションした同作は、発売1週間でおよそ8万枚のセールスを記録。ストリーミング・サービスでの収録曲の再生回数や、単曲ダウンロードなどのポイントを足した総合でおよそ10万7000枚相当となった。ラナ・デル・レイにとっては、2014年発表の2作目『Ultraviolence』以来、2作目のナンバーワン獲得となる。また、この『Lust For Life』は全英チャートでも初登場1位を制している。

ラナ・デル・レイにわずかに及ばず、全米アルバム・チャートで初登場2位となったのは26歳の人気ヒップホップ・アーティスト、タイラー・ザ・クリエイターのおよそ2年3ヵ月ぶりとなる新作『Flower Boy』で、総合およそ10万6000枚相当(実売およそ7万枚)と僅差だった。だが、タイラー・ザ・クリエイターにとっては、2013年発表の2作目『Wolf』での初登場3位を上回る自己最高位となっている。

ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)との交際・破局でも話題になった人気ラッパーのミーク・ミルの2年ぶり新作『Wins & Losses』は、事前予想では1位の最有力候補と見られていたものの、ラナ・デル・レイやタイラーほどの伸びは見せず、総合およそ10万2000枚(実売およそ3万7000枚)で初登場3位という結果となった。

ミーク・ミル『Wins & Losses』については、先週水曜にトップ3が接戦になると報じられた直後、定額制音楽ストリーミング・サービスの「TIDAL」にて無料開放を実施。これはTIDAL会員でなくても誰でもフリーで全曲フルで楽しめるという施策で、「ストリーミング再生回数を稼ぐことによる露骨なチャート操作」といった批判の声も上がっていたが、Billboard側は元々「トライアル期間を含め、ユーザーが無料でストリーミング・サービスを利用できる」場合も集計対象としていたため(※昨年10月からsoundcloudの再生回数も反映させている)、このTIDALでの無料開放施策も問題なしと認定。しかし、大きな効果は伴わなかったようだ。TwitterでTIDALの施策を批判していたタイラー・ザ・クリエイターはこの結果を受けて、ラナ・デル・レイへ「おめでとう」とツイートし、また自身のアルバムが発売2週間前からネット上に音源流出していたことに触れ、1位と僅差だった結果となったことを喜んでいるようだ。

また今週の全米アルバム・チャートでは、チェスター・ベニントン(Chester Bennington)の急死の影響で、リンキン・パーク(Linkin Park)の最新作『One More Light』が4位に再浮上。デビュー作『Hybrid Theory』が8位に、2作目『Meteora』が11位に、3作目『Minutes To Midnight』が27位となるなど、リンキン・パーク作品が軒並みチャートに登場している。

なお日本時間では通常、月曜早朝に発表される全米アルバム・チャートだが、今回は、集計しているニールセン・ミュージックへ届けられるセールスなどのデータの提供元が何らかのエラーを起こしてデータを提供できないトラブルが発生したため、3日遅れでの発表となった。