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チャーリー・ウィルソン、ケラーニ、ネリーら参加 アミーネがデビュー作を発売

Aminé - Good For You

今年1月にメジャー・デビュー・シングル“Caroline”が全米チャート最高11位まで上昇するヒットを記録し、米ヒップホップ誌XXLが毎年発表する「XXL Freshmen Class」の2017年版で今後の活躍が期待される新人のひとりとして選出された23歳、アミーネ(Aminé)が、デビュー・アルバム『Good For You』を28日に発売した。

エチオピア系移民の両親のもとにポートランドで生まれ、フルネームをアダム・アミーネ・ダニエルという彼は、高校時代からラップを始め、ポートランド州立大学在学中の2015年に、ケイトラナダ(KAYTRANADA)らともコラボレーションしたミックステープ『Calling Brío』を発表。これが各メディアで取り上げられ、100万回以上の再生回数を記録する反響を呼び、Republic Recordsとのメジャー契約を獲得した。

カニエ・ウェスト(Kanye West)やアンドレ3000(Andre 3000)らに影響を受けたというアミーネは、ラップだけでなく歌やプロデュースもこなし、アウトキャスト(Outkast)“Roses”の冒頭の歌詞に出てくる「Caroline」にインスパイアされたメジャー・デビュー・シングル“Caroline”は、元々は昨年3月にリリースされた曲だが、自らディレクションした、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)のようにカラフルでファニーなミュージック・ビデオをきっかけに話題となり、さらにSpotifyなどのストリーミングを中心に火が点き、9月中旬になって全米チャートに96位で初登場。その後じわじわと全米チャートを上昇し、チャートイン10週目の昨年11月にトップ20入り、そして今年1月には最高11位まで上昇するヒットに。

今年6月にはXXL誌による恒例の若手選出企画「XXL Freshmen Class」のひとりに選ばれたアミーネは、7月28日に満を持してメジャー・デビュー・アルバム『Good For You』を発売した。ヒップホップの枠を超えたキャラクターゆえか、チャーリー・ウィルソン(Charlie Wilson)、ケラーニ(Kehlani)といったR&Bシンガーを始め、アミーネ同様にシンガー/プロデューサーとしての顔も持つタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)や、歌うようなフロウも得意とするミーゴズ(Migos)のオフセット(Offset)、「シンギング・ラップ」の先駆者として2000年初頭に猛威を振るった存在であるネリー(Nelly)らが参加。大御所チャーリー・ウィルソンは、“Dakota”でフィーチャーされるだけでなく、“Turf”や“Veggies”でもその特徴的な歌声でコーラスを聞かせている。また新進ソウル・シンガーのリオン・ブリッジズ(Leon Bridges)も“Sundays”でバックコーラスを聞かせるほか、ガールズ・パンク・デュオのガールプール(Girlpool)も参加するなど、コレボレーションするアーティストの選び方が興味深い。

Caroline”同様に自らプロデュースもしているが、“Blinds”をディスクロージャー(Disclosure)のローレンス兄弟がソングライティングを手がけ、ガイ・ローレンス(Guy Lawrence)がプロデュースしたほか、フランク・オーシャン(Frank Ocean)などのプロデュースで知られるマレイ(Malay)や、ケラーニやラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)らを手がけたジャハン・スウィート(Jahaan Sweet)、ドレイク(Drake)作品で知られるフランク・デュークス(Frank Dukes)、ミーゴズの全米ナンバーワン・ヒット“Bad and Boujee”を手がけるなど勢いに乗るメトロ・ブーミン(Metro Boomin)と多彩な顔ぶれも制作陣に並ぶ。先月発表された“Vice”ですでにコラボレーションしている英新進ラッパー/プロデューサーのジェイ・プリンス(Jay Prince)も“Hero”のプロデュース補佐で関わったようだ。

昨年TV番組で“Caroline”を披露した際はストリングス隊と共にパフォーマンスし、先日、オフセットと共に“Wedding Crashers”を披露した際はドゥワップのコーラス隊をフィーチャーしていたアミーネだが、こうしたパフォーマンス同様、『Good For You』はジャンルに囚われないポップな魅力が詰まっているアルバムとなった。

なお『Good For You』にはヒット曲“Caroline”は収録されているが、ミッシー・エリオット(Missy Elliott)の“Work It”を思わせるフロウも聞かせていた曲で、実際にミッシー・エリオット参加バージョンも生まれた先行シングル“REDMERCEDES”は残念ながら未収録に終わっている。

1. Veggies (feat. Ty Dolla $ign)
2. Yellow (feat. Nelly)
3. Caroline
4. Hero
5. Spice Girl
6. STFU
7. Wedding Crashers (feat. Offset)
8. Sundays
9. Turf
10. Blinds
11. Dakota (feat. Charlie Wilson)
12. Slide
13. Money
14. Beach Boy
15. Heebiejeebies (feat. Kehlani) [Bonus]