bmr

bmr>NEWS>ファレルやマックスウェルも称賛 英R&Bシンガーのデイリーがジル・スコットも参加の新作を発売 [全曲フル試聴可]

NEWS

ファレルやマックスウェルも称賛 英R&Bシンガーのデイリーがジル・スコットも参加の新作を発売 [全曲フル試聴可]

Daley - The Spectrum

ファレル(Pharrell)やマックスウェル(Maxwell)からデーモン・アルバーン(Damon Albarn)までもが賛辞を送るイギリスの若き白人R&Bシンガー、デイリー(Daley)が、およそ3年半ぶりとなる新作『The Spectrum』を発売した。

無名の新人ながら、ゴリラズ(Gorillaz)が2010年末に発表した“Doncamatic”にフィーチャーされ、英BBC放送による期待の新人アーティストを紹介する恒例企画「Sounds of」の2011年版の候補になるなど注目を集め、英Polydor/米Universal Republic Recordsとのメジャー契約を手にしたデイリーは、同年夏に無料EP『Those Who Waits』を発表。マーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)とデュエットを聞かせる“Alone Together”が中でも特に好評を博し、翌2012年11月にリリースされた商業デビューEP『Alone Together』の表題曲ともなり、2013年には米アダルトR&Bエアプレイ・チャートで5位まで上昇するヒットに。2014年2月には、この“Alone Together”もふたたび収録したデビュー・アルバム『Days + Nights』(⇒ 全曲フル試聴可)が発売され、ファレルがプロデュースした“Look Up”もアダルトR&Bエアプレイ・チャートでヒットした。

ファレルが「一緒に制作したことのある歌手の中でもとりわけやばいシンガーのひとり」と褒め、ツアーを共にしたマックスウェルに「音楽が好きならば、抗う余地もないだろう」と言わしめるなど、メロウなネオ・ソウルから漂泊的なオルタナティヴR&Bまで、巧みに聞かせるその歌声が称賛されるデイリー。Polydor/Republicを離れた彼は、ニューヨークのインディ・レーベル The End Recordsと契約。ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)ら大物の新作リリースも行うなど「新たなメジャー・レーベル」として存在感を増すBMGとの提携で、ニュー・アルバム『The Spectrum』を準備していた。

2015年末から曲を書き始めたという新作『Spectrum』からは、敬愛するグラミー受賞シンガー、ジル・スコット(Jill Scott)をデュエット相手に招いたリード・シングル“Until The Pain Is Gone”が今年3月に発表され、今週のアダルトR&Bエアプレイ・チャートで6位まで上昇と好調だ。そしてついに7月14日、『Spectrum』が発売となった。全13曲となったアルバムには、ジル・スコット作品のプロデュースなどで知られるアンドレ・ハリス(Andre Harris)や、近年はブルーノ・マーズ(Bruno Mars)“24K Magic”の共同プロデュースなどでも知られるステレオタイプス(The Stereotypes)、さらにUKベース・シーンで活躍するスウィンドル(Swindle)から、アッシャー(Usher)『Hard II Love』などに関わった新鋭xSDTRKまで多彩な制作陣が参加している。

アルバム・タイトル『The Spectrum』は、可視光線が波長によって認識される色が変わっていくさまを示したスペクトル(波長成分)を意味する。TIDALのインタビューで「R&Bという言葉では、自分が作る音楽の全ての“スペクトル”を表現できない」と説明したデイリーは、Rated R&Bのインタビューで「アルバムを作り始めた当時は、その時のシーンの気分がそうさせたのか、あるサウンドのものを作らなきゃいけないと考えこんでいたんだ。ダークでスペーシーなR&Bみたいなやつをやらなくちゃ、ってね。でも曲を書き始めていくうちに、それが自分の全てじゃないと気が付いた。これまではそんな風に自ら(こうしなくてはと)制限を設けていたけど、もっといろんなことをやる必要があると感じたんだ」と振り返り、アーティスト像に縛られない音楽を作ろうと考えたと述べている。TIDALのインタビューでも、「特にライブで、ムーディなR&Bばかりを歌っている自分の姿が想像できなくて。ライブ中ずっと、そんな曲を歌っている姿がね」と話している。実際に、特別な存在だというプリンス(Prince)を思わせる80s風シンセ・ファンク“Sympathy”や、ホーンが高らかに鳴るアップテンポの“Slow Burn”などはライブでも盛り上がりそうな曲だ。

また、Rated R&Bのインタビューでは、Polydor/Republicから離れたことについて、「レーベルとのゴタゴタが終わって、『自分のやりたいことに戻らなくちゃ』と思った。自分が好きなプロデューサー、言いたいことが言える良い関係が築けるプロデューサーのもとに行った。ファースト・アルバムでもそういうことができる部分はあったけど、あの頃はもっとレーベルに干渉されていた」と話しており、環境が変わったことも新作を作るモチベーションになったようだ。

1. Introlude

2. Until The Pain Is Gone (feat. Jill Scott)

3. Selfish

4. Temple

5. Slow Burn

6. Sympathy (feat. Swindle)

7. The Only One

8. On Fire

9. Second To None

10. True

11. Distance

12. The Fabric (For Richard)

13. Careless (feat. Chiiild)