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ジェイ・Z新作はCDも準備中 ジェイムス・ブレイクら参加のボーナストラックも収録か

Jay-Z - 4:44

6月30日におよそ4年ぶりとなるニュー・アルバム『4:44』を定額制音楽ストリーミング・サービス「TIDAL」(タイダル)で独占配信したヒップホップ界の帝王ジェイ・Z(JAY-Z)だが、間もなくTIDALユーザー以外も耳にすることができそうだ。

『Magna Carta…Holy Grail』からおよそ4年ぶりとなるジェイ・Zの新作『4:44』は、2015年3月に自身が再始動させたTIDALと、今年1月にその株式の33%を取得した米通信業者Sprintによる「Sprintの顧客およびTIDAL会員への独占提供コンテンツ・シリーズの初の作品」としてアナウンスされ、実際にTIDAL独占で6月30日に配信リリースされた。

だが、TIDALは日本でサービスを展開していないことから日本のファンは聴くことができないほか、6月26日までにTIDALのアカウントを持っていないと聴くことができないようで、2015年を代表するヒット“Uptown Funk”などで知られるマーク・ロンソン(Mark Ronson)も、『4:44』を聞こうとTIDALのアカウントを作ったものの「独占配信期間中は、Sprint/TIDALの顧客および、6月26日までにTIDALアカウントを作っているTIDALユーザーのみがアクセスできます」というエラーメッセージが表示され、「ジェイ・Zの新作を聴くためにTIDALを登録したら、俺は聴けないんだということだけが分かった」などと不満をTwitterでぶちまける一幕もあるなど、限定的なリリース方法に戸惑うファンも少なくない。

しかし、このエラーメッセージで「独占配信期間中」とあるように、Sprint/TIDALでのリリースはあくまで独占先行という形となるようだ。米Billboard誌が関係者による情報として報じたところによれば、TIDAL独占は1週間のみの予定で、7月7日にはiTunes/Apple Musicでの配信が始まるという。

加えて、米Billboard誌の報道ではCDでの発売も予定されているとしているが、これは、ジェイ・Zが長年信頼するエンジニアのヤング・グールー(Young Guru)が存在を認めている。ヤング・グールーは、「落ち着くんだ。“Adonis”はフィジカル版に収録予定だよ」とTwitterでコメント。“Adonis”というのは、『4:44』が正式にアナウンスされた際に予告編映像で使用されていた楽曲で、今回TIDALで配信された全10曲の中には収録されていなかったものだ。これにより、CDにはボーナストラックが追加されるものと見られる。

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また、さらなる新曲の存在については、『4:44』を手がけたノーI.D.(No I.D.)も認めている。これまで、“D.O.A. (Death of Auto-Tune)”、“Holy Grail”、“Run This Town”などのジェイ・Z楽曲を手がけ、『4:44』では全面プロデュースを担ったノーI.D.は、米Rolling Stone誌のインタビューに応じ、『4:44』が全10曲というサイズになったことについて訊かれると、「ボーナストラックとして、さらに3曲が発表される予定だ。ジェイムス・ブレイクが来て、参加してくれたよ」と話しており、ジェイムス・ブレイク(James Blake)が関わった曲が存在するようだ。予告編映像は、アルバムの冒頭を飾る“Kill JAY-Z”、 未収録に終わった“Adonis”に加えて、『それでも夜は明ける』で助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴが出演する“MaNyfaCedGod”というのもあり、これもボーナストラックになると見られる。

なお、ジェイ・Zの新作『4:44』は、妻ビヨンセ(Beyonce)が昨年発表した『Lemonade』で歌ったとされるジェイ・Zの不貞について認めるような歌詞があることでも話題になっているが、他にも、母グロリア・カーターが最後に登場する“Smile”では「ママは4人の子持ち、でも彼女はレズビアン」、「長いこと隠していなくちゃいけなかった」、「恋に落ちた相手が“彼”でも“彼女”でも、俺は気にしないよ」と、母が同性愛者であることを明かし、グロリア本人が最後に、「あなたが愛している人を愛しなさい。人生には保障なんて何もないのだから。スマイル」と語っており、47歳の息子を持つ母親がこうした形でカミングアウトをしたことに賛辞が送られている。

また、プリンス(Prince)が生前、『HITNRUN Phase One』を独占先行配信するなどTIDALおよびジェイ・Zを信頼していた経緯から、プリンスが亡くなった後の昨年6月の誕生日に合わせてプリンス作品をTIDALで配信し、プリンスの遺産を管理するエステート側と訴訟沙汰になるトラブルに発展したことがあったが、この件についても“Caught In Their Eyes”で言及。「プリンスとは目と目を合わせて話し合った。彼が死ぬ前に彼の願いを話してもらった」と述べながら、当時エステートのアドバイザーを務めていたL・ロンデル・マクミランを実名を挙げて糾弾するなど、『4:44』でのジェイ・Zの「発言」に様々な注目が集まっている。