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『4:44』はジェイ・Z新作であることが明らかに 今月末にTIDAL/Sprintで先行配信へ

Jay Z - 4:44

今月頭に様々な場所で「4:44」と記された謎の看板広告が出現し、ヒップホップ界の帝王ジェイ・Z(JAY Z)の新作の告知ではないか?と話題になったが、ジェイ・Zのおよそ4年ぶりとなるニュー・アルバムが6月30日にリリース予定であることが正式に発表された。

「4:44」という広告は、現地時間で今月6日頃にニューヨークの様々な場所に突如出現。ジェイ・Zの下、2015年3月に再始動した定額制音楽ストリーミング・サービス「TIDAL」(タイダル)の名があったことや、「4」という数字がビヨンセ(Beyonce)やジェイ・Zにとってお互いの誕生日(9月4日と12月4日)、結婚記念日(4月4日)など重要な意味を持つことから、長らく噂されてきた夫婦コラボレーション・アルバムやジェイ・Zの新作についての予告では?と噂された。

今年1月、ソフトバンク傘下の米通信業者であるSprintがTIDALの株式を33%取得したことを発表しているが、この謎の広告が出現した数日後には、これがSprintとTIDALの共同プロジェクトであることが発表。合わせて、『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、『それでも夜は明ける』で助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴ、そしてダニー・グローヴァーという3人の名優が登場するミステリアスな予告編映像が公開され、ジェイ・Zの新作ではなく、TIDALによる新たな映像プロジェクトではとの見方が強まった。

だが、これはやはりジェイ・Zの新作のことだった。Sprint社が出したプレスリリースによると、「世界的な音楽とエンターテイメントのプラットフォームであるTIDAL、そしてSprintは、提携のアナウンスに続いて、ジェイ・Zのニュー・アルバム『4:44』をみなさんに届ける予定です。これは、4500万にのぼるSprintの顧客およびTIDAL会員への独占提供コンテンツ・シリーズの初の作品となります」と説明されており、米東部時間で6月30日(金)の午前0時1分から『4:44』の提供を開始するという。これに合わせて、予告編映像に新たに、“Adonis”と題したジェイ・Zの新曲が使われたものが発表されている。

TIDALは残念ながら未だ日本ではサービスが開始されていない。しかしプレスリリースには、「我々は、ジェイ・Zのニュー・アルバム『4:44』を最初に体験するという素晴らしい機会を顧客にお届けします」とも書かれており、CEOのTwitterにも、「6月30日に、TIDALとSprintの顧客は、ジェイ・Zの待たれるアルバム『4:44』を最初に聴くことになる」とツイートしていることから、TIDAL/Sprintでの独占先行リリースとなるようだ。ジェイ・Zは前作『Magna Carta…Holy Grail』のリリースの際にも、Samsungと手を組み、Samsungユーザーが先行ダウンロードできるという仕組みを用意したが、その数日後に通常の形でリリースされている。

アルバムの詳細についてはまだ不明だが、妻ビヨンセが、第二子と第三子となる双子を出産したばかりと見られており、新たに増えた家族についても言及があるか注目されるところ。ジェイ・Zは2016年、警官が黒人男性を射殺する事件が立て続けに発生した際に、メッセージ・ソング“Spiritual”をTIDALで緊急配信したこともある。

ジェイ・Zの新作については、昨年7月にジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)がRap Raderのインタビューの中で、「ホヴ(ジェイ・Z)のニュー・アルバムの名前を知っているよ。もう完成したかも」と発言したほか、その翌月にもヴィック・メンサ(Vic Mensa)がRap-Upの取材の中で「ホヴの新曲をいくつか聞かせてもらったけど、めちゃくちゃヤバい」とコメント。同年11月にはプロデューサーのゼイトーヴェン(Zaytoven)がジェイ・Zとスタジオ入りした写真を公開し、また今年1月のBillboardのインタビューでは、ジェイ・Zとの音源はそれぞれのプロジェクトに収録予定だと明かした。さらに今年5月には、スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)がジェイ・Zと写った写真のコメントに「みんなはまだ何が起こるのか知りもしない」と綴り、「アルバム・モード」と付け足し、今月頭にはダミアン・マーリー(Damian Marley)がジャマイカを訪れたジェイ・Zとスタジオ入りしたことを認めるなど、ジェイ・Zはニュー・アルバムを制作中だと見られていた。