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ビッグ・ボーイの4年半ぶり新作にオーガナイズド・ノイズ、マニー・フレッシュ、スヌープら

Big Boi - Boomiverse

グラミー授賞ヒップホップ・デュオ=アウトキャスト(Outkast)の片割れとしても知られるビッグ・ボーイ(Big Boi)が、自身のソロ・アルバムとしてはおよそ4年半ぶりとなる新作『Boomiverse』を発売した。

2014年にはデビュー20周年を記念したアウトキャストの世界ツアーでファンを喜ばせた一方で、アウトキャストの新作については無いと断言、ふたたびそれぞれのソロ活動に力を入れるとしたビッグ・ボーイとアンドレ3000(Andre 3000)だが、その宣言通り、個々に活動を再開。特に、アウトキャストも所属しているEpic Recordsへ2014年に移籍したビッグ・ボーイは、2012年に発表したソロ2作目『Vicious Lies and Dangerous Rumors』で“CPU”など3曲でコラボレーションしていたエレクトロ・ポップ男女デュオ=ファントグラム(Phantogram)と共にビッグ・グラムス(Big Grams)という新ユニットを結成し、EP『Big Grams』をリリースするなど音楽活動に力を入れている。

Epicへの移籍を発表した際から自身のソロ新作について言及していたビッグ・ボーイだが、ファントグラムとのコラボレーションを経て、いよいよ本格的にソロ活動を再開。『Big Grams』以来およそ1年9ヵ月ぶり、ソロとしては前作『Vicious Lies and Dangerous Rumors』以来およそ4年半ぶりとなるニュー・アルバム『Boomiverse』を完成させた。

すでに、マルーン5(Maroon 5)のアダム・レヴィーン(Adam Levine)が歌う“Mic Jack”、そして初音ミク「データ~DATA~」をサンプリングし、キラー・マイク(Killer Mike)とジージー(Jeezy)をゲストに迎えた“Kill Jill”の2曲が発表されているが、新作『Boomiverse』の話題は、TLCの代表曲のひとつ“Waterfalls”や、1994年のデビュー作『Southernplayalisticadillacmuzik』などアウトキャストの初期作を手がけたことで知られるオーガナイズド・ノイズ(Organized Noize)がアルバムの共同エグゼクティヴ・プロデューサーを務めていることだ。ビッグ・ボーイの前作では2曲の参加に留まったオーガナイズド・ノイズだが、今回は半数近くに参加。米Billboard誌のインタビューに対しても、ビッグ・ボーイは、「(前作の)『Vicious Lies』はフェスティバルの音楽という感じだったが、今回に関しては、『Southernplayalisticadillacmuzik』の頃に戻ったというか」と話している。

オーガナイズド・ノイズ共同監修ということで、オーガナイズド・ノイズの一員であるスリーピー・ブラウン(Sleepy Brown)や、ビッグ・ルーブ(Big Rube)、キラー・マイクといったダンジョン・ファミリー(Dungeon Family)の面々も参加。また、ビッグ・ボーイのレーベルに所属していたスカー(Scar)や、グッチ・メイン(Gucci Mane)、ジージーといったアトランタ勢から、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、コラプト(Kurupt)、エリック・ベリンジャー(Eric Bellinger)といったLA勢の名前も。アルバムの最後は、マニー・フレッシュ(Mannie Fresh)がプロデュースをした“Follow Deez”が飾り、キラー・マイクと共に、マニー・フレッシュと同じニューオーリンズ出身のカレンシー(Curren$y)も参加している。

他にも、故ピンプ・C(Pimp C)の名前や、ピンプ・CやUGKのプロデュースでも知られるコリー・モー(Cory Mo)、2000年代半ばにビヨンセ(Beyonce)らのプロデュースで一世を風靡するも、コカイン中毒や破産問題でシーンから消えていたスコット・ストーチ(Scott Storch)などから、“Part Of Me”、“Roar”、“Dark Horse”といったケイティ・ペリー(Katy Perry)の全米ナンバーワン・ヒットを手がけたドクター・ルーク(Dr. Luke)とサーカット(Cirkut)のコンビに、ジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)の全米チャート最高5位のヒット“Want To Want Me”などで知られるイアン・カークパトリック(Ian Kirkpatrick)といったポップ畑の才能まで、多種多様な顔ぶれが集まっている。ビッグ・ボーイは、Sydney Morning Herald紙の取材に、「俺はジャズもブルーズもゴスペルも聴いてきた。ヒップホップは、俺の音楽のひとつの小さな面にしか過ぎない。ヒップホップは核にあるが、俺はあらゆる音楽から生まれた存在だ」、「同じように聞こえる曲はひとつもないだろう。でも、全体としてはひとつのアルバムとして形を成している。聞く者を旅に連れていってくれるアルバムだ」などと説明している。

ビッグ・ボーイの新作『Boomiverse』は6月16日に発売された。なお、今年4月にビッグ・ボーイが関係者向けに試聴会を行った際、VEVOの関係者は、全12曲の『Boomiverse』について「2作あるアルバムの第一弾」と表現しており、ビッグ・ボーイはさらなる新作を準備しているようだ。

1. Da Next Day (feat. Big Rube) [prod. by Organized Noize]
2. Kill Jill (feat. Killer Mike & Jeezy) [prod. by Big Boi, Organized Noize & Young Cali]
3. Mic Jack (feat. Adam Levine, Scar & Sleepy Brown) [prod. by DJ Dahi & DJ Khalil]
4. In The South (feat. Gucci Mane & Pimp C) [prod. by Cory Mo, TM88 & Organized Noize]
5. Order Of Operations [prod. by Scott Storch / co-prod. by Diego Ave]
6. All Night [prod. by Dr. Luke, Cirkut & Griffin Oskar]
7. Get Wit It (feat. Snoop Dogg) [prod. by Organized Noize]
8. Overthunk (feat. Eric Bellinger) [prod. by Organized Noize]
9. Chocolate (feat. Trozé) [prod. by Jake Troth]
10. Made Man (feat. Killer Mike & Kurupt) [prod. by Seige Monstracity & Beat Butcha]
11. Freakanomics [prod. by Ian Kirkpatrick]
12. Follow Deez (feat. Curren$y & Killer Mike) [prod. by Mannie Fresh]