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TLC、長らく待たれる「最後のアルバム」がいよいよ今夏リリースか 新曲が登場

TLC (T-Boz and Chilli)

全世界のアルバム総売上6500万枚以上という、女性R&Bグループとして史上最高の売上記録を持つ女性グループ、TLCが、グループ最後のアルバムとして制作を進めている新作をいよいよ今年リリースするようだ。

TLCは、レフト・アイ(Lisa “Left Eye” Lopes)が2002年に事故死して以降もT-ボズ(Tionne “T-Boz” Watkins)とチリ(Rozonda “Chilli” Thomas)のデュオとして活動を続けているものの、レフト・アイが亡くなる前から制作されていた『3D』を2002年に発表して以降はアルバムを発表しておらず、2013年にTV伝記映画『Crazy, Sexy, Cool: The TLC Story』に連動したベスト・アルバム『20』にニーヨ(Ne-Yo)制作の映画のテーマソング“Meant To Be”を発表するなどに留まっている。

だが2014年に、「私たちの『最後のアルバム』であり、私たちと一緒にいてくれたファンのすべてに捧げるもの」としてTLCのラスト・アルバムの制作に踏み出し、レーベルとの契約に縛られずに「何の制限もなく自分たちのチームで完成させる」ために、アルバムの制作資金をクラウド・ファンディングのKickstarterで公募。ケイティ・ペリー、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックら有名人からの支援もあって、わずか3日ほどで15万ドル(およそ1770万円)の目標額を達成するなど大反響となり、最終的に43万ドルもの出資を集めている。しかし、制作についての進捗はあまり明かされず、待ちきれないファンが「私のお金はどこに消えたの?」とTwitterを使って問い合わせたところ、T-ボズが「Kickstarterに連絡してお金を返してって言えば?」と返して批判を浴びるなど、音楽についての話題が途絶えていた。

しかし、いよいよ本格的に動き出すようだ。昨年6月にはT-ボズが、イベント中に「ちょうどTLCのアルバムが完成したところ。ワールド・ツアーにも出るわ」と発言。また昨年10月の来日中には、“Haters”と“Joy Ride”の2曲をWarner Music Japanから日本独占先行リリースしてファンを驚かせ、アルバムの発売は2017年になると予告されていたのに続き、今度はTLCのマネージャーがついにアルバムの進捗を発表。先月末にKickstarter内に出資者向けに書かれたアップデートには、長らく待たせたことを詫びながら、「まだ仮のスケジュールではありますが、6月の終わりにリリース予定であることをお知らせできて嬉しい。出資者の皆さんは、それより先にアルバムを受け取っていただく形になります。数週間後には正式な発売日を発表できるよう動いているところで、決定次第お知らせいたします」と綴られた。

また、出資者の支援が無ければ実現しなかったと感謝を述べながら、「このアルバムが想定以上に時間を要した理由」を説明。それによると、そもそもKickstarterでプロジェクトを始めた際は、まだ1曲も存在せず、プロデューサーやソングライターも決まっていない状態だったからで、エグゼクティヴ・プロデューサーを務めるロン・フェア(Ron Fair)を始め、参加する制作陣のスケジュールと、ツアー活動もしているTLCのスケジュールのすり合わせが難航したため、制作に入るまでに時間がかかったのだという。

そして、この6月発売の可能性を裏付けるかのように、TLCの新曲がお披露目された。“Wayback”という曲名とされるこの新曲は、米FOX放送のTVドラマ『STAR』の3月8日放送回で使われるとのことで、T-ボズはこの新曲が使用されている予告編映像をポストしている。この『STAR』は、3人組の女性グループが成功を目指す姿を描く音楽ドラマで、TLC同様にアトランタのガールズ・グループという設定であることから、ピッタリの組み合わせだ。なおこの3月8日放送回は、マイケル・ジャクソンの娘パリス・ジャクソンがゲスト出演することでも注目されているエピソードで、TLCの新曲もパリスの出演シーンで流れているようだ。

なおT-ボズは、9月に自伝本『A Sick Life: TLC ’n Me: Stories from On and Off the Stage』を出版する予定。アフリカ系に発症例が多いと言われる遺伝性の貧血病、鎌状赤血球症であることを公表しているT-ボズだが、子供の頃に入院した際に、30歳まで生きられないだろうと言われたことを明かし、この病気と闘いながらスターとなり、30を過ぎても生存し、なおもパフォーマンスを続けている自身の半生を振り返る内容になっているとのこと。