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プリンス『パープル・レイン』、未発表音源入りリマスター盤が誕生月の6月に

Prince - Purple Rain

プリンス(Prince)が生前から企画していた『Purple Rain』のデラックス・エディションが、プリンスの誕生日である6月7日の週に発売予定であることが、Warner Music Group傘下のWarner Bros. Recordsから正式に発表された。

[update: 6月23日発売に決定]

 

プリンスは、デビューから在籍していたものの、発売タイミングや制作のクリエイティブ・コントロール、マスター音源の権利などを巡って関係が悪化し、90年代に契約を解消していたWarner Bros.と、2014年に和解。ジョイント・ベンチャー契約を結び、『ArtOfficialAge』と『PlectrumElectrum』の2作をNPG/Warner Bros.から同時発売した。また、この契約の発表の際に、プリンス側がマスター音源を所有することになった過去のWarner Bros.期のカタログをWarner Bros.が取り扱うことも明らかにされ、その第一弾として『Purple Rain』の30周年記念デラックス・エディションが告知されていた。

この『Purple Rain』デラックス・エディションは、全曲リマスター、さらに当時の未発表音源/バージョンを追加した内容になる予定で、その後音沙汰が途絶えていたものの、昨年4月にプリンスが急逝し、Warner Bros.が昨年11月に未発表音源1曲を含むベスト・アルバム『4Ever』を発売する際には、2017年初頭にリリース予定と改めて発表された。この待望のデラックス・エディションが、6月9日の発売予定であることがWarner Bros.から正式に発表された。これは、プリンスが生きていれば59歳の誕生日となる6月7日の週で、世界的にシングル・アルバムの発売日として統一されている金曜にあたるもの。また、Warner Bros.は、詳細こそ明かさなかったものの、「プリンスの未発表音源から成る、すばらしい2つのアルバム」と「完全なコンサート・フィルム2作」を今後リリース予定であると約束している。

この発表は、Warner Bros.期のプリンスの作品が、グラミー賞の開催された米時間の2月12日に合わせて、Spotify、Apple Music、Amazon Prime Musicなどの音楽ストリーミング・サービスで配信が開始されたアナウンスの中で明らかにされたもの。1978年に発表されたデビュー作『For You』から、『1999』、『Purple Rain』などはもちろん、1989年版映画『バットマン』のサウンドトラックとして作られた『Batman』、1999年に発表された未発表曲集『The Vault: Old Friends 4 Sale』や、1993年に発売された3枚組ベスト『The Hits/The B-Sides』や昨年の『4Ever』、また2014年の『ArtOfficialAge』や『PlectrumElectrum』も含む。日本でも配信が開始されている。

ただし、現時点では『The Black Album』、『The Gold Experience』、『Chaos and Disorder』の3作は未配信のまま。これは契約上の問題によるものだという。こちらも詳しくは事情が明らかにされていないが、米Billboard誌がプリンスのエステートの特別アドバイザーにインタビューしたところによると、エステートがマスター音源を持っているのは、1996年発売の『Emancipation』以降はすべて「100%」所有しているが、Warner Bros.期の音源については大半を持っているものの「全てではない」とのこと。また関係者筋が米Billboard誌に話したところによると、Warner Bros.の持つ権利は、地域によって条件がそれぞれ異なっているなど、複雑なのだという。

プリンスのエステート、およびプリンスのレーベルであるNPG Recordsは先日、メジャー・レーベルにおいても世界最大手となるUniversal Music Groupとの提携を発表したばかり。 こちらはUniversal Music Groupが複数年にわたって、過去にNPGからリリースされたアルバム25作を独占的に扱いことができるライセンスを取得し、未発表音源についても発売に動いているとされた。