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アレサ・フランクリンが年内に引退へ スティーヴィー・ワンダー参加の新作を9月に

Aretha Franklin

“クイーン・オブ・ソウル”ことアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が、年内にリリース予定のニュー・アルバムをもって引退する意思を表明した。

これはアレサ・フランクリンが地元デトロイトのTV番組に出演した際に語ったもので、アレサは「言っておかなくちゃいけないことが……私は年内に引退するつもり」と衝撃的な発言をした。「今年は私の最後の年になることでしょう。レコーディングは続けるでしょうけど、コンサートを行うのは今年が最後の年」と述べ、限られたステージなどはやる意思は見せたものの、コンサートやツアーといった大々的なライブ・パフォーマンスを来年以降は行うつもりがないとした。

来月に75歳の誕生日を迎えるアレサ・フランクリンは、2010年10月末に、病気療養のために2011年4月までの向こう半年間のスケジュールをキャンセルすると発表。病名を明かさないまま手術を行い、2011年5月28日にニューヨークで開かれた復帰コンサートを皮切りに本格的に活動を再開。手術後は「85ポンド(38.5kg)痩せた」というほっそりした姿を見せ、やはり大病だったのか、あるいは胃バイパス手術を受けたのか、と一部で報じられるも、すい臓がんの噂や胃バイパス手術を受けたとの報道をきっぱりと否定。しかし、現在に至るまで、あくまで病名は伏せている。その後も、時に公演をキャンセルすることがあり、体調は安定しない様子で、2013年には地元デトロイトのDetroit Newsに対して「副作用が辛い」と漏らすこともあった。アレサは昨年8月にも、ドクターストップがかかったとして一部公演をキャンセルしている。

アレサ・フランクリンは、ライブ活動の引退を前に、デトロイトのスタジオだけで録音された、デトロイトに捧げた新作を9月にリリース予定とのこと。このアルバムは全てオリジナル楽曲を予定しており、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が複数曲をプロデュースするという。「いくつかはスティーヴィーがプロデュースする予定。もちろん、スティーヴィといえばひとりだけよ、わかるわね?」と語り、新作の発売が待ちきれないと明かした。

現時点では、アレサは4月にコンサートに出演する予定が決まっている。アレサ・フランクリンなど数々のアーティストと契約したほか、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)やアリシア・キーズ(Alicia Keys)など数々の才能を世に送りだした音楽業界の大御所中の大御所、クライヴ・デイヴィス(Clive Davis)のドキュメンタリー映画『Clive Davis: The Soundtrack of Our Lives』がトライベッカ映画祭でプレミア上映されるのを記念したスペシャル・コンサートに出演するもので、他にジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)やアース・ウィンド&ファイアー(Earth, Wind & Fire)らが出演する予定。

ベテラン歌手の引退宣言は、ここ1ヵ月のあいだ続いている。80年代から90年代にかけて活躍し、8度のグラミー賞に輝いたアニタ・ベイカー(Anita Baker)は、今年1月にTwitter上で引退を表明。浜辺でのんびりと過ごす写真などと共に「ツアーはしない。CDも出さない。 #引退」、「1月26日は私の59歳の誕生日。引退宣言は私の夢、目標のひとつだった」、「後悔はない」などとツイートした。アニタ・ベイカーは、Blue Note Recordsからおよそ8年ぶりとなる新作『Only Forever』を2013年にリリース予定だったものの、発売されないまま音沙汰が途絶えていた。

また今月頭に入院したアル・ジャロウ(Al Jarreau)もまた、ツアー活動からの引退を今週8日に表明したばかり。卓越したボーカル・テクニックで知られるアル・ジャロウは、2010年7月にパリで心臓の不整脈などを起こし病院に緊急搬送されたが、無事に快復し、同年9月の来日公演にも元気な姿を見せた。しかし76歳となるアル・ジャロウは、今月頭に息切れなどを起こしてロサンジェルスの病院に入院。現在は休養中とのことだが、マネジメントから、年内の全公演のキャンセルおよび、今後のツアー活動からの引退が発表された。「アル・ジャロウは素晴らしい治療を受けており、徐々に快復しております。しかし医療チームの指示により、2017年の残るコンサートのいずれも行うことができなくなりました。これにより、まったくもって悲しいお知らせですが、アル・ジャロウはツアー活動から引退せざるをえません。この50年間、音楽を通じて世界中を旅し、彼とその喜びを共有してくれたみなさんに彼は感謝しています」などとマネジメントは声明を出している。