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ユニバーサル、未発表含むプリンスの音源をリリースする複数年契約を締結

Prince

メジャー・レーベルにおいても世界最大手となるUniversal Music Groupが、昨年4月に亡くなったプリンス(Prince)が自身のNPG Recordsからリリースした作品のライセンスを獲得し、その契約内容には未発表音源の発売も含まれることが発表された。

[5/12 update: ユニバーサル、35億で合意したプリンス音源の販売ライセンス契約をキャンセルへ]

これはUniversal Music Group(以下UMG)が発表したもの。UMGは、プリンスの遺産を扱うエステートと、NPGと合意を得、今後複数年にわたって過去にNPGからリリースされたアルバム25作を独占的に扱いことができるライセンス契約を結んだとのこと。この25作には、ソニー系のColumbia RecordsとNPGの提携でリリースされた『Musicology』なども含む。さらに現在、エステートと協力してプリンスの未発表音源についても発売に向けて動いているとのこと。

加えて、2018年からUMGは、1979年から1995年のあいだにプリンスがリリースした「とある有名なアルバム群」のアメリカにおける販売権も取得することになるという。タイトルは伏せられているものの、これは『1999』や『Purple Rain』といったWarner Bros. Recordsから発売された代表作の数々以外に当てはまるものはない。

Warner Bros.は生前にプリンスと和解し、2014年に『ArtOfficialAge』と『PlectrumElectrum』の2作をNPG/Warner Bros.から同時発売したほか、30周年記念として『Purple Rain』のデラックス・エディションがアナウンスされており、昨年11月には未発表音源1曲を含むベスト・アルバム『4Ever』がNPG/Warner Bros.から発売されたばかり。昨年10月の時点で『Purple Rain』のデラックス・エディションについては2017年初頭に発売予定としていたものの、その後音沙汰はない。米Billboard誌の報道によると、Warner Bros.側が持つ権利は非常に複雑であり、一部は2021年に失効するものもあるという。

プリンス生前最後の作品となった『HITnRUN Phase One』と『HITnRUN Phase Two』は、ディストリビューションをUMGが担う形でリリースされていた。UMG傘下にある音楽出版のUniversal Music Publishingは昨年11月、未発表も含むプリンスの全楽曲の全世界における出版管理を任う契約を結んだことを発表しており、今回のライセンス契約はそれに続く動きとなる。プリンスは昨年4月の急逝以降、過去のカタログへの需要が高まっており、2001年発売のベスト・アルバム『The Very Best of Prince』がおよそ66万8000枚を売り上げて米年間セールスで8位となったほか、全カタログの2016年の米年間セールスの累計はおよそ223万枚となり、2016年で「もっともアルバムが売れたアーティスト」となっている。

なお、米時間で2月12日、日本では例年どおりWOWOWにて日本時間で13日(月)午前9時より生中継される第59回グラミー賞の授賞式で、プリンスとジョージ・マイケル(George Michael)のトリビュート・コーナーが設けられることが正式に発表された。現時点で誰がこのコーナーに登場するかは発表されていない。