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「バッド・アンド・ブージー」が再び全米チャート1位、ミーゴスが新作を発売 [全曲フル試聴可]

Migos - Culture

SNSでの流行が後押しして“Bad and Boujee”が大ヒット、今週の全米シングル・チャートでも再び1位に浮上したアトランタの新進ヒップホップ・トリオ=ミーゴス(Migos)が、ニュー・アルバム『Culture』を発売した。

ジョージア州ローレンスビル出身のクエヴォ(Quavo)と、その血縁であるテイクオフ(Takeoff)とオフセット(Offset)の3人で結成されたミーゴス。2013年にゼイトーヴェン(Zaytoven)のプロデュースによる“Versace”を発表すると、しつこく「ヴェルサーチヴェルサーチ……」と繰り返すインパクトで反響を呼び、ジャスティン・ビーバーが真似してラップしたビデオを発表したほか、ドレイク(Drake)が参加したオフィシャル・リミックスが発表されるなど盛り上がり、全米チャート入りも果たした。同年発表したミックステープ『Y.R.N. (Young Rich Niggas)』と共に一躍、若手ラッパーの注目株となる。

翌年には、Def Jam Recordsなどで活躍したことで知られる音楽エグゼクティヴ、リオ・コーエン(Lyor Cohen)らによって2012年に立ち上げられた300 Entertainmentと契約。Atlantic Recordsが流通を担う形で、2015年にクリス・ブラウン(Chris Brown)らも参加したデビュー・アルバム『Yung Rich Nation』を発売した。そして昨年9月には、カニエ・ウェスト(Kanye West)が2004年に創設したレーベル G.O.O.D. Musicとのマネジメント契約が新たに発表され、さらなる躍進が期待されたところに登場したのが、“Bad and Boujee”の大ヒットだ。

これまで全米シングル総合チャートではトップ50入りも果たしたことがなかったミーゴスだが、昨年8月に音源が公開され、同10月に正式にシングル・リリースされた“Bad and Boujee”は、ComplexやFaderなど様々なメディアで2016年のベスト・ソング・ランキングに名前が登場するなど高く評価された。しかし、この曲が爆発的に広まったのは、インターネット、特にSNSにおけるバイラル化。昨年12月になって、フライング・ロータス(Flying Lotus)初監督映画『Kuso』の脚本も手掛けるザック・フォックス(Zack Fox)が、この曲のサビの頭に登場する「Rain drops, drop top (drop top)…」(雨が滴る コンバーチブルに)という部分を引用して、原曲と同様の韻を踏んだツイートをしたことが話題となり、SNSで「Rain drops, drop top」に続く面白いリリックをそれぞれ発表するという大喜利的な展開を見せ、ネット上で大ブレイク。レストラン・チェーンのウェンディーズなどの公式Twitterなどもこのブームに乗ったツイートをするなどバイラルを巻き起こした。実際に、この“Bad and Boujee”についてのツイート数の統計を見ると、12月頭から上昇し始め、このインターネット・ミームが話題となった12月中旬から1月頭にかけて急上昇している。

こうしたインターネット上での動きが楽曲のストリーミング再生やダウンロード・セールスにつながり、また米Billboardのシングル総合チャートは楽曲が言及されたツイート数などもポイントに加算することもあって、チャートイン6週目で前週26位から13位へ、翌週には2位へ急上昇し、チャートイン8週目で全米1位を獲得。彼ら初のナンバーワン・ヒットとなった。さらに、米時間で1月8日夜に授賞式が行われた第74回ゴールデングローブ賞で、ミーゴスがゲスト出演した米ドラマ『Atlanta』がテレビドラマ部門の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を授賞。主演で製作総指揮のドナルド・グローヴァー(Donald Glover)が、授賞スピーチで「ミーゴスにもありがとうと言いたい。番組に出てくれただけじゃなくて、“Bad and Boujee”を作ってくれたことにも。史上最高の曲だよ」と賛辞を送った影響で、ふたたびツイート数が急上昇、ミュージック・ビデオなどの再生数も増加し、先週は2位に一度ダウンしたものの、今週1位に返り咲いている。

また今週の全米シングル・チャートには、『レヴェナント:蘇えりし者』を想起させるミュージック・ビデオも話題となった“T-Shirt”が新たに43位に初登場。今のミーゴスの勢いを感じさせる状況だが、この絶好のタイミングで、新作『Culture』が27日に発売された。“Bad and Boujee”に参加した新進ラッパーのリル・ウージー・ヴァート(Lil Uzi Vert)や、ゲスト参加したレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)“Black Beatles”が「マネキン・チャレンジ」によって同様にバイラル・ヒットし、全米1位になったグッチ・メイン(Gucci Mane)を始め、トゥー・チェインズ(2 Chainz)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)と人気ラッパーが参加している。この新作発売が、さらにチャートにどのように影響を与えるか、注目されるところだ。

1. Culture (feat. DJ Khaled)
2. T-Shirt
3. Call Casting
4. Bad and Boujee (feat. Lil Uzi Vert)
5. Get Right Witcha
6. Slippery (feat. Gucci Mane)
7. Big On Big
8. What The Price
9. Brown Paper Bag
10. Deadz (feat. 2 Chainz)
11. All Ass
12. Kelly Price (feat. Travis Scott)
13. Out Yo Way