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ホセ・ジェイムズが2月に新作をリリース トラップやミネアポリス・ファンクにも接近

José James - Love In A Time Of Madness

ジャズをベースにしながらも、R&Bやネオ・ソウル、ヒップホップからクラブ・ミュージックまで幅広く融合させたサウンドで独自のスタンスを築いている人気シンガーのホセ・ジェイムズ(José James)が、オリジナル・スタジオ・アルバムとしてはおよそ3年ぶりとなる新作『Love In A Time Of Madness』を2月にリリースする。

世界を代表する「選曲家」ジャイルス・ピーターソンから「15年に1人の逸材」とも絶賛され、2012年には名門Blue Note Recordsと契約したホセ・ジェイムズ。「ジャズとソウルを愛するトップ・ミュージシャンたちと制作する」というかつてのマーヴィン・ゲイのコンセプトにインスパイアされた移籍第一弾『No Beginning No End』も高く評価され、以降、新生Blue Noteの看板アーティストのひとりとして活躍を続けている。

2015年には、生誕100周年を迎えるビリー・ホリデイに捧げたトリビュート・アルバム『Yesterday I Had The Blues: The Music of Billie Holiday』を発表し、自身がジャズ・シンガーを志すようになった原点となるビリー・ホリデイの愛唱歌の数々をカバーして話題になったが、それから2年ぶり、自身のオリジナル・スタジオ・アルバムとしては、2014年発売の『While You Were Sleeping』以来、およそ3年ぶりとなる新作『Love In A Time Of Madness』が完成した。

『While You Were Sleeping』でもファンク、ロック、エレクトロなどの要素を取り入れてファンを驚かせたホセだが、新作『Love In A Time Of Madness』はさらに意欲的なサウンドとなりそうだ。先日公開されたリード・シングル“Always There”はトラップ調の現行R&Bを意識した曲となっているが、本作はそうした現行シーンを意識し、「みんなをダンスフロアで躍らせたい」R&B作品になっているという。プレスリリースでは、「生涯ずっとジャズ・アルバムを作っていくことだってできるけど、もっといろんな人に届けたいんだ。それに自分はマイルス・デイヴィス(Miles Davis)と同じくらい、ジェイミー・エックスエックス(Jamie xx)が好きだしね」と話している。

当初は2枚組を想定し、愛をテーマにした1枚目と、近年アメリカで起こっている問題を意識し、“社会的な狂気”について描いた2枚目という2つのコンセプトで制作していたが、「“狂気”パートはどんどん制御不能な状態に陥ったんだ。殺人事件は続いたままで、そうした状況に打ちのめされたし憂鬱になった」とのことでコンセプトを考え直し、幅広い意味での“愛”にフォーカスしたのが、この『Love In A Time Of Madness』となった。唯一のゲストには、2014年に“Beautiful”がロングヒットとなり、グラミー候補にもなったシンガー/ラッパー/プロデューサーのマリ・ミュージック(Mali Music)が迎えられている。

リード曲の“Always There”を始め、全12曲中9曲を西海岸の若手タリオ(Tario)がプロデュース。これまでタンク(Tank)の“Stronger”やメラニー・フィオナ(Melanie Fiona)の“Watch Me Workを始め、クリセット・ミシェル(Chrisette Michele)、フロー・ライダー(Flo Rida)、ジェイコブ・ラティモア(Jacob Latimore)などの楽曲を手がけてきた新進プロデューサーを大抜擢した。また、3曲を、アンソニー・ハミルトン(Anthony Hamilton)『Back To Love』やファロア・モンチ(Pharoahe Monch)『W.A.R. (We Are Renegades)』に関わってきたニューヨークのデュオ=ライクマインズ(Likeminds)が手がける。そのサウンドは、ムーディなソウル、エレクトロニックなポップス、トラップ系のビートを中心としたR&Bで、地元ミネアポリスの80sファンク・サウンドや、アフリカン・フォーク、ゴスペルなどの影響もミックスされ、これまでになくセクシーな作品にもなっているとか。また、“Live Your Fantasy”という曲は、ミネアポリスのヒーローである亡きプリンス(Prince)へのトリビュートも込められたファンク・チューンになっているという。

こうした方向性についてホセ・ジェイムズは、「90年代や00年代以降は見かけなかったことが再び復活していると思うんだ。(ア・)トライブ(・コールド・クエスト)やエリカ・バドゥ、ディアンジェロといった人たちによって、ヒップホップやR&B、ポップが、とても興奮させられる手法でひとつに収束していた時代。すべてをひとつに混ぜ合わせることを恐れない、新しい世代が登場している。そして世界は、再びこういう音楽が登場するのを待っていたんだ」と語っている。

ホセ・ジェイムズのニュー・アルバム『Love In A Time Of Madness』は2月24日発売。日本盤は世界先行リリースとなり、2月15日(水)発売となる。日本盤は、タリオによる“Trouble”のリミックスに加え、カマシ・ワシントンも称賛した日本の実験的なソウル~ジャズ・ヒップホップ・バンド=WONKによる“Live Your Fantasy”のリミックスがボーナストラックとして追加される。またUNIVERSAL MUSIC STOREでこの日本盤を2月5日(日)までに購入すると、発売日に渋谷Contactで行われるリリース・パーティに抽選で1名が招待される特典も。このリリース・パーティにはホセ・ジェイムズ、そしてWONKによるライブ・パフォーマンスが予定されているようだ。

加えてこの2月には、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編映画『Fifty Shades Darker』のサウンドトラックが発売。フレッド・アステアを始めフランク・シナトラ、ビリー・ホリデイらが歌ってきた“They Can’t Take That Away From Me”のカバーでホセ・ジェイムズも参加している。

1. Always There [prod. by Tario]
2. What Good Is Love [prod. by Tario]
3. Let It Fall (feat. Mali Music) [prod. by Tario]
4. Last Night [prod. by Tario]
5. Remember Our Love [prod. by Likeminds]
6. Live Your Fantasy [prod. by Tario]
7. Ladies Man [prod. by Tario]
8. To Be With You [prod. by Tario]
9. You Know I Know [prod. by Likeminds]
10. Breakthrough [prod. by Likeminds]
11. Closer [prod. by Tario]
12. I’m Yours [prod. by Tario]

[Japanese bonus tracks]
13. Trouble (Tario Remix)
14. Live Your Fantasy (WONK Remix)