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ファレル、90年代にア・トライブ・コールド・クエストの作品に参加する機会があった

Pharrell Williams

昨年、およそ18年ぶりにリリースした新作が全米チャート初登場1位を記録するヒットとなったア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)。この伝説のヒップホップ・グループが90年代に発表した名作に、当時ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が参加する可能性があったことが明らかになった。

ジェイ・Z(Jay Z)、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)、ビヨンセ(Beyonce)らを手がけてきたヒットメイカーであり、2014年にも自身の“Happy”が世界的ヒットとなったほか、ファッションアイコンとしても人気を誇るファレルだが、テディ・ライリー(Teddy Riley)の下で修業していた90年代中頃はまだその名はほとんど知られていなかった。だが当時、Qティップ(Q-Tip)の計らいでア・トライブ・コールド・クエストのアルバムのレコーディングに呼ばれていたという。

これはポッドキャスト番組『Drink Champs』にQティップらア・トライブ・コールド・クエストのメンバーがゲスト出演した際に明かされたもの。Qティップは「クレイジーなストーリーがあるんだ」とファレルとの出会いについて説明し、それによると、当時ファレルはア・トライブ・コールド・クエストの公演にしょっちゅうやってきてはバックステージに姿を現していたそうで、それで知り合ったのだという。そして1993年に発売されたア・トライブ・コールド・クエストの3作目『Midnight Marauders』に収録されている“The Chase, Part II”のためにファレルがラップをしたものの、最終的に採用されなかったのだとか。さらに、その3年後に発売された4作目『Beats, Rhymes and Life』用にトラックを渡したものの、やはり採用されずに終わった、と付け加えられている。

ファレルは昨年3月に、90年代初期にQティップとのレコーディング・セッションを経験したことがあることを明かしていたが、ア・トライブ・コールド・クエストの作品のためのものだったことは具体的には触れられていなかった。昨年3月に映像が公開された、ボブ・パワー(Bob Power)とのトークセッションの中でファレルは、「今でも、自分にとって全て」と話すなどQティップがいかに大きな存在かを説明。そして、90年代初期にQティップがファレルにラップをするチャンスを与えてくれたものの、声がうまく出ず、「かすれ声みたいになって。もちろん使い物にならないような声で、アルバムには使われなかった。(うまくいかず)打ちひしがれるべきだったんだろうけど、『ワオ、ティップとスタジオに入っちゃった』って喜んでたよ」と若かりし頃の思い出を振り返りつつ、Qティップを始め、無名の自分にもチャンスをくれた人たちがいるからこそ、今の自分があるのだと学生たちの前で説いた。

ファレルはその後、2015年11月に発売されたデビュー作『People’s Instinctive Travels And The Paths Of Rhythm』の25周年記念バージョンに、“Bonita Applebum”のリミックスで参加している。

また『Drink Champs』の番組でQティップは、デビュー作『People’s Instinctive Travels And The Paths Of Rhythm』の大半はQティップが16歳のときにレコーディングをし始めたもので、“Bonita Applebum”は15歳の頃から存在していたことや、Qティップがプロデュースしたナズ(Nas)の“One Love”のビートは、最初にナズに聞かせたビートで、ナズがすぐに気に入り、他のビートを聞かずにレコーディングに入った、などの逸話も明かしている。