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ミーゴズ「バッド・アンド・ブージー」がついに全米チャート1位獲得 来週はゴールデングローブ賞効果も

Migos - Bad and Boujee

全米シングル・チャートで先週2位に急上昇した、アトランタの新進ヒップホップ・トリオ=ミーゴズ(Migos)の“Bad and Boujee”が、今週ついに首位を手にした。

新進ラッパーのリル・ウージー・ヴァート(Lil Uzi Vert)をゲストに迎えた“Bad and Boujee”は、昨年8月に発表され、10月に正式にシングル・リリースされた曲で、ComplexやFaderなど様々なメディアで2016年のベスト・ソング・ランキングに名前が登場するなど高く評価されていた。しかし、これまでトップ50入りも果たしたことがなかったミーゴズがこの曲で突然ブレイクしたのは、昨年12月から。この曲のサビの頭に登場する「Rain drops, drop top (drop top)…」(雨が滴る コンバーチブルに)という部分を引用し、それぞれが面白い続きのリリックを考え、インターネット上でシェアするという大喜利のような遊びがSNSを中心に拡大し、これをきっかけにバイラル・ヒット。前々週の1月7日付シングル・チャートで前週26位から13位へとジャンプアップしたのに続き、先週は13位から2位へ急上昇、そして今週ついに1位まで昇り詰めた。ミーゴズ、リル・ウージー・ヴァートの双方にとって初のナンバーワン・ヒットとなったほか、この曲を手がけたメトロ・ブーミン(Metro Boomin)にとっても、自身がプロデュースした曲が初めて全米チャート首位を獲得した。

デジタル・ダウンロードのセールスも拡大しているが、前週に続いてストリーミング・チャートで1位となるなど、やはりストリーミングで強さを見せている“Bad and Boujee”だが、米時間で1月8日夜に授賞式が行われた第74回ゴールデングローブ賞で、ミーゴズがゲスト出演した米ドラマ『Atlanta』がテレビドラマ部門の作品賞(ミュージカル・コメディ部門)を授賞。主演で製作総指揮のドナルド・グローヴァー(Donald Glover)が、授賞スピーチで「ミーゴズにもありがとうと言いたい。番組に出てくれただけじゃなくて、“Bad and Boujee”を作ってくれたことにも。史上最高の曲だよ」と賛辞を送った影響で、来週はさらにストリーミングの勢いが増しそうだ。9日朝にこのスピーチの映像が様々なメディアで紹介されると、ストリーミング・サービス最大手のSpotifyでは9日の朝7時から9時の間、Bad and Boujee”の再生回数が243%も上昇したとのこと。ミーゴズは、この“Bad and Boujee”も収録する新作『Culture』を1月27日にリリース予定だが、しばらく“Bad and Boujee”の勢いは続きそうだ。

前週1位だったレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)の“Black Beatles”は今週2位にランクダウン。先週に続いて、アトランタを拠点とするヒップホップ・グループが1位と2位を独占する形となった。一方で、「マネキン・チャレンジ」のレイ・シュリマー“Black Beatles”同様に、ダンスに挑戦する動画をSNSで公開する「チャレンジ」がバイラルを起こし、トップ10入りをキープし続けていたゼイ・ヒルフィガー&ゼイオン・マッコール(Zay Hilfigerrr & Zayion McCall)“Juju On That Beat (TZ Anthem)”は今週11位と、ついにトップ10圏外となった。

また、“Starboy”が前々週の1位から今週は4位にダウンしたザ・ウィークエンド(The Weeknd)は、最新作『Starboy』が全米アルバム・チャート1位に再浮上。初登場1位からずっとトップ3をキープしていたが、年末から年明けを対象とした今週のチャートは、大型の新作リリースなども無かったこともあり、『Starboy』は前週から数字を落としてはいるものの、ストリーミングを中心とした支持により、2週目の1位を手にした。

一方で、今週の全米アルバム・チャートで目立つのはサウンドトラック。日本では3月公開となるディズニー映画『モアナと伝説の海』のサウンドトラックが前週6位から2位に浮上。年末商戦や、ゴールデングローブ賞へのノミネート効果もあって、前週比37%上昇した実売セールスなどの好調が牽引した。また、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)とアリアナ・グランデ(Ariana Grande)のデュエット“Faith”が話題を博した、ミュージカル・アニメ『SING/シング』のサウンドトラックは、前週21位から今週8位へ急上昇。また、『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラックも前週10位から今週9位に、そしてジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)による主題歌“Can’t Stop The Feeling!”がゴールデングローブ賞の候補となっていたアニメ映画『Trolls』のサウンドトラックが前週14位から10位と、トップ10中4作が映画のサウンドトラックが占めるという珍しい週となった。サウンドトラックが4作同時にトップ10入りしたのは、『アルマゲドン』などがチャートインした1998年9月以来、実に18年以上ぶりだったという。

 

1.(↑2) Migos ft. Lil Uzi Vert – Bad and Boujee
2.(↓1) Rae Sremmurd ft. Gucci Mane – Black Beatles
3.(↑4) The Chainsmokers ft. Halsey – Closer
4.(↓3) The Weeknd ft. Daft Punk – Starboy
5.(→5) Bruno Mars – 24K Magic
6.(↑7) Ariana Grande ft. Nicki Minaj – Side To Side
7.(↑11) Maroon 5 ft. Kendrick Lamar – Don’t Wanna Know
8.(→8) DJ Snake ft. Justin Bieber – Let Me Love You
9.(→9) Drake – Fake Love
10.(↑12) Machine Gun Kelly x Camila Cabello - Bad Things