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BIGYUKIが明かすATCQ新作エピソード 「ア・トライブ・コールド・クエストという恐竜を復活させる手伝いをしてくれてありがとう」

BIGYUKI

90年代に活躍した伝説のヒップホップ・グループであり、先月、およそ18年ぶりにリリースした新作が全米チャート初登場1位を記録するヒットとなったア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)。この話題の新作に大半で参加した日本人鍵盤奏者/作曲家のBIGYUKIが、このアルバムについて語っている。

BIGYUKIこと平野雅之(ひらの・まさゆき)は、愛知県出身、高校卒業後にボストンに渡り、名門バークリー音楽院で学んだ日本人キーボーディスト。ロバート・グラスパー(Robert Glasper)が「今一番の注目株」、ビラル(Bilal)が「YUKIは音楽界で最高に素晴らしいアーティスト」と絶賛するなどニューヨークの音楽シーンで知られる気鋭アーティストであり、先日はデビュー・アルバム『Greek Fire』を引っさげて日本で凱旋公演を実施。日本公演にあたっては、ア・トライブ・コールド・クエストのリーダーであるQティップ(Q-Tip)から「BIGYUKIは死ぬほど最高だ」とのビデオ・コメントも送られ話題になったが、Qティップも「YUKIのライブは、技術とかそういうことを超えた、クレイジーなもの」と評するライブ・パフォーマンスは大きな衝撃を与え、称賛された。

先日発売され、来週の全米チャートで初登場1位が確実視されているJ・コール(J. Cole)の最新作『4 Your Eyes Only』への参加も話題になっているBIGYUKIだが、彼の名前がこれまで以上に注目されたのはやはり、11月に発売されたア・トライブ・コールド・クエスト18年ぶりの新作『We got it from Here… Thank You 4 Your service』の大半で参加していることが明らかになった先月からだ。Qティップの自宅スタジオで制作が進められたというこのア・トライブ・コールド・クエスト新作の制作エピソードについて、ニューヨーク在住の音楽ライター、池城美菜子氏による公式インタビューの中でBIGYUKIが語った。

全曲をQティップがプロデュースしたということもあって、「Qティップが、頭の中の音をミュージシャンに説明して、それをみんなで演奏していく」行程をとり、出来上がった音楽の「9割が彼の頭の中で鳴っている音楽で、1割だけミュージシャンの領分」だという。そのため、曲のコンセプトなどを言葉で説明することはなく、「リリックより先に音を作ることの方が多い」のだとか。またBIGYUKIは、今年3月に亡くなったファイフ(Phife Dawg)とは「亡くなる1週間前」に会ったことがあり、「すぐレコーディングに入ったので握手しかできなかった」とのことだが、ファイフが亡くなった後のQティップの様子について、「亡くなってから2週間後に会ったけれど、その話はしなかった。言葉に詰まる瞬間はありました」と振り返っている。

またQティップのスタジオではカニエ・ウェスト(Kanye West)やアリシア・キーズ(Alicia Keys)&スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)、レオナルド・ディカプリオにも会ったそうで、Qティップは必ず全員に紹介してくれるとか。その人柄について、「彼は、フェアーな人。アルバムがリリースされた後で、バンド全員にくれたメッセージもすごくかっこよくて。『“君たち”のアルバムが1位になっておめでとう』って」とミュージシャン全員で制作したアルバムだと強調していたという。さらにQティップからは、「ア・トライブ・コールド・クエストという恐竜を復活させる手伝いをしてくれてありがとう」というコメントも貰ったとのこと。

なお先日放送された人気TV番組『Jimmy Kimmel Live!』にアルバムのプロモーションでライブ出演したア・トライブ・コールド・クエストだが、「実は、ついこの間、12月にトライブのバックバンドとして、ジミー・キンメルの番組に出る話が来たんだけど、ヨーロッパにいるタイミングだったから仕方なく断りました。初めてバンド演奏をする機会だったからすげー出たかった」というエピソードもBIGYUKIは明かしている。

History in the making #qtip

さん(@bigyuki)が投稿した写真 –