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豪華スター参加「ミックステープ」が全米チャート1位に初登場 チャイルディッシュ・ガンビーノはR&Bチャート1位に

The Hamilton Mixtape

今年6月、第70回トニー賞でミュージカル作品賞をはじめとする11部門受賞という快挙を成し遂げた『Hamilton』にインスパイアされて生まれた公式ミックステープ『The Hamilton Mixtape』が、最新の全米チャートで初登場1位となった。

リン-マニュエル・ミランダが脚本・音楽・主演を手がけたこの『Hamilton』は、10ドル札の肖像になっていることでも知られる、アメリカ合衆国憲法の起草者アレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ラップ/ヒップホップを用いて描くという試みのミュージカル。昨年9月に発売されたキャスト・レコーディングのサウンドトラックは、米Billboard誌が異例の5点満点を付け、米Rolling Stoneが選ぶ「2015年のベスト・アルバム」の年間8位に選出されるなど、音楽面でも高く評価。また今年2月に開催された第58回グラミー賞の授賞式ではキャストによる『Hamilton』のライブ・パフォーマンスが生中継されたが、サウンドトラックも見事、最優秀ミュージカル・シアター・アルバム部門を授賞。11冠という快挙を成し遂げた今年6月のトニー賞後には、サウンドトラックは全米チャートで3位まで上昇するヒットも記録している。

そして、ヒップホップ文化に則って生まれたのが『The Hamilton Mixtape』。この大ヒットミュージカルにインスパイアされたオリジナル作品として12月2日に発売されたのだが、オバマ米大統領を始め数々の著名人、スターたちが絶賛したミュージカルというだけあって、全23曲のアルバムに参加したアーティストも豪華絢爛。キャスト・レコーディングのサウンドトラックのエグゼクティヴ・プロデュースも務めたクエストラブ(Questlove)率いるザ・ルーツ(The Roots)を始め、コモン(Common)、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、ナズ(Nas)、ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)、ジョン・レジェンド(John Legend)、アッシャー(Usher)、ジル・スコット(Jill Scott)、ミゲル(Miguel)、アロー・ブラック(Aloe Blacc)、アンドラ・デイ(Andra Day)、シーア(Sia)など、40組近くが参加。来年のグラミー賞で最優秀新人など6ノミネートを受けたチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)や、2000年代前半に“Always On Time”、“Happy”、“Mesmerize”、“Wonderful”といった大ヒットを次々に生んだアシャンティ(Ashanti)とジャ・ルール(Ja Rule)のコンビ復活も話題だ。

完売が続く大人気ミュージカルの「ミックステープ」であり、さらに豪華スター集結という話題性の高さもあって、この『The Hamilton Mixtape』は今週の全米アルバム・チャートで初登場1位を獲得。発売1週間でおよそ16万9000枚を売り上げ、またストリーミング再生回数などのポイントを足した総合ではおよそ18万7000枚相当となった。発売前日には、アシャンティ&ジャ・ルールらがパフォーマンスを披露するなどのプロモーションも功を奏したと見られる。コンピレーション作品でこれだけの売り上げを見せたのは、カニエ・ウェスト(Kanye West)らG.O.O.D. Musicのレーベル・コンピレーション『Cruel Summer』(2012年)の初動およそ20万5000枚以来、4年以上ぶりだという。またコンピレーションが全米トップとなるのは、ヒット曲を集めた人気シリーズ『Now』の50作目『Now 50』が2014年5月に記録して以来であり、『Now』シリーズを除けば、ハイチ地震の被害者を支援するチャリティ企画『Hope for Haiti』が2010年2月に記録して以来となるとのこと。

先週、全米アルバム・チャート初登場1位となったザ・ウィークエンド(The Weeknd)の最新作『Starboy』は今週2位にランクダウン。今週4位には、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のブルース・カバー集『Blue & Lonesome』がおよそ12万3000枚相当(実売およそ12万枚)で初登場となった。

また今週5位には、同じくチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)の最新作『“Awaken, My Love!”』(→ 全曲フル試聴)が初登場。クエストラブも驚きと共に称賛するなど、ファンカデリック(Funkadelic)やスライ&ザ・ストーン(Sly & The Stone)といった70年代のファンク~ソウルを打ち出したこの話題作は、およそ10万1000枚相当(実売およそ7万2000枚)を記録した。実売ベースとなるTop R&B/Hip Hop Albumsチャートではザ・ウィークエンドを抑え、『The Hamilton Mixtape』に続いて初登場2位、同様に実売ベースのR&B Albumsチャートでは初登場1位となっている。前作『Because The Internet』はRap Albumsチャートで1位など元々はラッパーであるチャイルディッシュ・ガンビーノだけに、自身初のR&Bチャート入りとなった。

なおR&B Albumsチャートでは、ジョン・レジェンドの最新作『Darkness and Light』が4位に初登場。総合チャートでは初登場14位となっている。