bmr

bmr>NEWS>ディアンジェロらと比較される鬼才が待望の新作を発売 フォンテ、ゾー、ブラック・ミルクら参加 [全曲フル試聴可]

NEWS

ディアンジェロらと比較される鬼才が待望の新作を発売 フォンテ、ゾー、ブラック・ミルクら参加 [全曲フル試聴可]

Aaron Abernathy - Monologue

スラム・ヴィレッジ(Slum Village)やブラック・ミルク(Black Milk)といったヒップホップ・アクトのツアーで長年ミュージカル・ディレクターを務め、マーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)やフォンテ(Phonte)らもその才能を絶賛する鬼才、アーロン・アバナシー(Aaron “Ab” Abernathy)が、待望の新作『Monologue』を発売した。

オハイオ州クリーヴランド出身で、地元のレジェンドである故ジェラルド・リヴァート(Gerald Levert)と同じ高校を卒業したアーロン・アバナシーは、ダニー・ハサウェイ、ロバータ・フラックらを輩出したことでも有名なワシントンD.C.の名門ハワード大学へ進学し、ジャズ・ピアノや作曲・アレンジなどを本格的に学んだ。また、幼い頃には地元クリーヴランドの教会で音楽的素養を培ったこともあり、10代でゴスペル・レジェンドのウォルター・ホーキンス(Walter Hawkins)の聖歌隊で歌うなど、ソウル~ジャズ~ゴスペルを核に持つ。

ハワード大学在学中に、アブ&ザ・ソウルジャーナーズ(Ab & The Souljourners)名義で自主制作盤『Lyrically Inclined 1.3: The Odyssey』を完成させ、2005年に発売されると、ビラル(Bilal)やディアンジェロ(D’Angelo)らを思わせる歌声とコーラスワーク、ジャズやブルース、ゴスペルなどのルーツ・ミュージックを昇華した高い音楽性がインディ・ソウル・ファンの間で熱烈な支持を得た。また、彼のバンド=ソウルジャーナーズとのライブ・パフォーマンスも高い評価を集め、ワシントンポスト紙は彼らのパフォーマンスを、ジェイムス・ブラウン(James Brown)やプリンス(Prince)、ディアンジェロらを引き合いに出して評している。

その演奏力・パフォーマンス力が評価されて2005年から2010年という長期にわたってスラム・ヴィレッジのツアーでミュージカル・ディレクターを担当。2010年に発表されたスラム・ヴィレッジ『Villa Manifesto』ではゲスト・ボーカルとしても参加している。また、デトロイトの鬼才ブラック・ミルクの2008年作『Tronic』などへの参加をきっかけに2009年からブラック・ミルクのツアーでミュージカル・ディレクターを務め、またブラック・ミルク作品の常連に。今年4月には、自身が率いるバンド=ナット・ターナー(Nat Turner)とブラック・ミルクによるコラボレーション・アルバム『The Rebellion Sessions』(→ 全曲フル試聴)を発表し、ジャズ~フュージョンに接近した内容が高く評価された。

アーロン・アバナシー個人としては、2012年~2013年にカバー/リメイク中心のEP『Prologue』シリーズを出して久々に自身の活動も再開、2014年にはレコードへのオマージュを込めたシングル「45 Series」3部作を発表していたが、ついに自身のニュー・アルバム『Monologue』でカムバックした。

活動再開からおよそ4年、『Lyrically Inclined 1.3: The Odyssey』発表から10年以上となるこの新作『Monologue』は、変わらず全曲を自らプロデュース。父ラリーの息子である、という“Son Of Larry”、母への愛を歌った“Favorite Girl”といった両親に捧げた楽曲からアルバムは始まり、“I See You”では完全自作自演という面も含めて今年4月に急逝したプリンス色を前面に打ち出し、くつろいだ歌声を聞かせる“I Need To Know”ではダニー・ハサウェイやディアンジェロを感じさせるなど、父親がよく聴いていたという70年代のソウル~ファンクを核としつつ、自身が育ってきた80年代や90年代のR&Bからの影響も感じさせる内容に。

ミュージシャンシップに溢れた生演奏主体の音楽性、そしてブラック・ミルクやマーシャ・アンブロージアスらも称賛するその美しいハーモニーやアレンジを聞かせ、この10年間の彼の活動を総括したような作品だ。ゲストも、盟友ブラック・ミルクや、自身のバンドであるナット・ターナーを始め、共にツアーを廻ったフォーリン・エクスチェンジ(Foreign Exchange)一派からフォンテ(Phonte)、ゾー(Zo!)、デボラ・ボンド(Deborah Bond)が参加している。

12月14日に発売となった『Monologue』の日本盤にはさらに、昨夏にシングルとして発表されるも今作には未収録に終わった“Something For The Summer”と“I Want You Again”の2曲が追加。プリンスやディアンジェロ、アンドレ3000(Andre 3000)らと比較される才能の世界をより深く味わうことができる。

1. Son Of Larry (feat. Deborah Bond)
2. Favorite Girl
3. Bachelorette (feat. Phonte & Black Milk)
4. I See You
5. Pretty Kind
6. Kiss Me Again
7. Play It Cool
8. I Need To Know
9. When Reality Sets In (feat. Zo!)
10. AB Is Gone Away (feat. Nat Turner)
11. Monologue

[Japan bonus tracks]
12. Something For The Summer
13. I Want You Again