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TIME誌が選ぶ2016年ベスト・アルバムはフランク・オーシャンに 2位はソランジュ

Frank Ocean - Blonde

TIME誌が年末恒例となるランキング形式での振り返り特集「Top 10 Everything」を発表。音楽部門では、R&B界の新星フランク・オーシャン(Frank Ocean)の最新作『blonde』が年間1位に選出された。

2012年に発表されたメジャー・デビュー・アルバム『channel ORANGE』がさまざまなメディアで「2012年のベスト・アルバム」に選ばれ、2013年のグラミー賞では最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞など2部門を授賞するなど大絶賛されたほか、アルバム発表前に同性との初恋がテーマであることを明かしたことも話題になったフランク・オーシャン。29歳の新星は、ビヨンセ(Beyonce)、カニエ・ウェスト(Kanye West)、ジェイムス・ブレイク(James Blake)などの話題作にゲスト出演した以外はその後しばらく表舞台から姿を消していたが、今年8月、『channel ORANGE』以来となる待望の新作『blonde』をサプライズ・リリース。発売当初はiTunes/Apple Music限定のデジタル・リリースだったが、2016年発売作品で3番目(当時)となる初動セールスを記録する大ヒットとなるなど熱烈に歓迎され、また、より尖った音楽性も評価された。

先日は、ブラックフライデーとなる11月25日の24時間限定でCD/レコードのフィジカル・リリースを受け付けるというサプライズも話題になったこのフランク・オーシャンの最新作『blonde』が、TIME誌が選ぶ2016年のベスト・アルバム・ランキングの1位に。TIME誌は、『blonde』におけるミニマリズムの追求を高く評価したほか、「“Solo”や“Godspeed”は、息をのむような、現代における讃美歌である」と評している。同作は、他のメディアの2016年ベスト選でも同様に高い位置につけており、米Rolling Stone誌では5位に、英音楽メディアのNMEでは10位に、シカゴの音楽メディア Consequence of Soundでは4位となっている。

TIME誌の2016年ベスト・アルバム・ランキングの2位には、ソランジュ(Solange)の最新作『A Seat At The Table』が選出。ビヨンセの妹としても知られるソランジュだが、ラファエル・サディーク(Raphael Saadiq)と共同プロデュースしたこの最新作は、黒人女性であることを繊細に、そして優雅に描いた作品となっており、リリース当初からアリシア・キーズ(Alicia Keys)や人気ラッパーのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)を始め多くのアーティストたちが称賛。TIME誌も、「クラシック・ソウルから泡のように弾けるエレクトロ・ポップまで、アルバム全体を彩る音楽は優雅で温かく、メッセージは穏やかだが、しかし断固としている」、「もし、次の世代のために現状を変える力がアルバムというものにあるとしたら、そのアルバムは『A Seat At The Table』になるだろう」と評している。米Rolling Stone誌では11位、NMEでは41位、Consequence of Soundでは19位となっている。

TIME誌のベスト選は他に、リアーナ(Rihanna)の最新作『ANTI』が7位に、ソランジュなどを手がけるデヴ・ハインズ(Dev Hynes)のプロジェクト=ブラッド・オレンジ(Blood Orange)の最新作『Freetown Sound』が8位に、エスペランサ(Esperanza Spalding)のコンセプチュアルな最新作『Emily’s D+Evolution』が9位になったほか、日系シンガー・ソングライターのプロジェクト=ミツキ(Mitski)による『Puberty 2』が年間3位に選ばれた。

また米Rolling Stone誌の2016年ベスト・アルバム50では、ビヨンセの最新作『Lemonade』が1位に輝いた。ビヨンセの『Lemonade』は、Consequence of Soundのベスト・アルバム選でも1位となっている。また、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)のストリーミング限定作品『Coloring Book』がRolling Stoneで3位、Consequence of Soundで2位に。新進ラッパーのヤング・サグ(Young Thug)のミックステープ『Jeffrey』がRolling Stoneで10位、Consequence of Soundで45位となった。

なお、昨年ドクター・ドレー(Dr. Dre)の久々の新作『Compton』に最多数参加したことで注目を浴び、今年1月に発表した最新作『Malibu』が絶賛されたアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)だが、この『Malibu』はConsequence of Soundで年間8位に、NMEで21位に選ばれたものの、米Rolling Stone誌の2016年ベスト50からは漏れている。これを見たアンダーソン・パークは、Twitterで「このRolling Stoneのリストに」とのコメントと共に不満そうな自身の写真をアップロード。納得がいかない様子を見せた。