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18年ぶり新作が全米チャート1位獲得のア・トライブ・コールド・クエスト、世界ツアーを計画か

A Tribe Called Quest

90年代に活躍した伝説のヒップホップ・グループとして今なお人気を誇るア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)が先日発売した最新作『We got it from Here… Thank You 4 Your service』が、大方の予想通り、全米アルバム・チャートで初登場1位となった。

1998年の『The Love Movement』を最後に解散し、ヒップホップ史に名を刻む伝説のグループとなったア・トライブ・コールド・クエストは、しばらく各々がソロとして活動。2000年代に入って何度か再結成され、特に2008年の再結成ツアーに密着したドキュメンタリー映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ -ア・トライブ・コールド・クエストの旅-』が公開されるなど再評価も高まる中、デビュー25周年を迎えた昨年、デビュー作の25周年記念バージョンの発売と共に、Qティップ(Q-Tip)、アリ・シャヒード(Ali Shaheed Muhammad)、ファイフ(Phife Dawg)、ジェロビ(Jarobi White)のオリジナル・メンバー4人が再集結し、およそ15年ぶりにTV番組でライブ・パフォーマンスを披露。これををきっかけに久々にア・トライブ・コールド・クエストの新作のレコーディングが始まり、今年3月にはファイフが糖尿病による合併症によって45歳の若さでこの世を去るという悲報があったものの、亡きファイフのために「ア・トライブ・コールド・クエスト最後のアルバム」となる『We got it from Here… Thank You 4 Your service』を完成。11月11日にデジタル配信リリースされた。

伝説のグループによる18年ぶり新作ということや、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)、アンドレ3000(Andre 3000)、カニエ・ウェスト(Kanye West)ら豪華アーティストの参加もあって大きな話題になったこの『We got it from Here… Thank You 4 Your service』は、先週の時点で全米チャート初登場1位は確実視されていたが、その予測通り、今週の最新アルバム・チャートで初登場1位となった。

『We got it from Here… Thank You 4 Your service』の初週セールスは、当初のおよそ7万枚の予想を大きく上回って、発売1週間でおよそ11万2000枚を売り上げ、ストリーミング・サービスでの再生回数や単曲ダウンロードなどによるポイントを含めた総合では、およそ13万5000枚相当となった。ア・トライブ・コールド・クエストは、過去に1度だけ、1996年発売の4作目『Beats, Rhymes And Life』で全米アルバム・チャート1位を獲得しているが、この18年ぶりの新作により、およそ20年と3ヶ月ぶりに全米1位を制したことになる。

なお、オリジナル・メンバーのファイフが亡くなったことにより、この『We got it from Here… Thank You 4 Your service』がア・トライブ・コールド・クエストの最後のアルバムになるとされているが、米Billboard誌が報じたところによると、ア・トライブ・コールド・クエストは世界ツアーを行ってから活動終了となる予定だという。これはニューヨークのMoMA PS1で開催されたアルバム発売記念イベントの中でQティップが明かしたもので、彼は「これが俺たちの最後のアルバムになるが、おそらくワールド・ツアーを行うことになる。その後に、終了。これからずっとね」と説明している。

ア・トライブ・コールド・クエストは先日、世界最大のタレント・エージェンシーであるCreative Artists Agencyと契約したことが報じられており、アルバム発売後も何らかの活動を行うものと見られている。また、先日カバーストーリーを飾ったVillage Voice紙では、Qティップとジェロビに、アルバムに参加したバスタ・ライムス(Busta Rhymes)とコンシークエンス(Consequence)の4人でア・トライブ・コールド・クエストとして写真に写っており、アルバム発売直後に出演した人気TV番組『Saturday Night Live』でのパフォーマンスでもバスタとコンシークエンスが飛び入り参加していた。