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ア・トライブ・コールド・クエストの18年ぶり新作、来週の全米チャートで初登場1位へ

A Tribe Called Quest - We got it from Here… Thank You 4 Your service

90年代に活躍した伝説のヒップホップ・グループとして今なお人気を誇るア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)が先日発売した最新作『We got it from Here… Thank You 4 Your service』が、来週の全米チャートで初登場1位になるだろうと見られている。

カリスマMC/プロデューサーのQティップ(Q-Tip)を中心に、幼なじみのファイフ(Phife Dawg)、DJのアリ・シャヒード(Ali Shaheed Muhammad)、そしてジェロビ(Jarobi White)の4人で80年代後半に結成されたア・トライブ・コールド・クエスト。遊び心のあるリリックや、センスの光るサンプリングによるサウンドが話題となった1990年のデビュー作を皮切りに、ジャズ色を強めた『The Low End Theory』、“Award Tour”などのヒットを生んだ『Midnight Marauders』などヒップホップの新たな潮流となる新たな方向性を打ち出したが、1998年の『The Love Movement』を最後に解散。ヒップホップ史に名を刻む伝説のグループとなった。

以降は各々がソロとして活動を活発化させたほか、2000年代に入って何度か再結成もされ、2008年の再結成ツアーに密着したドキュメンタリー映画『ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ -ア・トライブ・コールド・クエストの旅-』が公開されるなど再評価も高まる中、昨年はデビュー25周年を迎え、デビュー作の25周年記念バージョンの発売と共に、Qティップ、アリ、ファイフ、ジェロビの4人が再集結し、実におよそ15年ぶりにTV番組でライブ・パフォーマンスも披露した。

この4人揃ってのTVパフォーマンスをきっかけに久々にア・トライブ・コールド・クエストの新作のレコーディングが始まり、今年3月にはファイフが糖尿病による合併症によって45歳の若さでこの世を去るという悲報があったものの、亡きファイフのために「ア・トライブ・コールド・クエスト最後のアルバム」となる『We got it from Here… Thank You 4 Your service』を完成。11月11日にデジタル配信リリースされた。

このアルバムには、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)、アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)、アンドレ3000(Andre 3000)、タリブ・クウェリ(Talib Kweli)、カニエ・ウェスト(Kanye West)など豪華アーティストが参加。ニューヨークで活躍する日本人鍵盤奏者のBIG YUKIこと平野雅之が8曲で参加していることも話題になっているが、ア・トライブ・コールド・クエストのおよそ18年ぶりの新作という話題性に加え、発売日翌日には人気TV番組『Saturday Night Live』でライブ・パフォーマンスを披露するなどの活動もあって、現時点で初週セールスはおよそ7万枚ほどが見込まれており、またストリーミング・サービスでの再生回数や単曲ダウンロードなどによるポイントを含めた総合で、およそ12万枚相当になるという。これにより、来週の全米チャート1位獲得が確実視されている。仮に1位獲得となれば、ジェイ・ディー(Jay Dee, 後のJ・ディラ)とのタッグで革新的なサウンドを築き、グラミー候補にもなった1996年発売の4作目『Beats, Rhymes And Life』以来20年以上ぶり、グループとして2作目のナンバーワン・ヒットとなる。

ア・トライブ・コールド・クエストの最新作『We got it from Here… Thank You 4 Your service』は、現時点でフィジカルCD盤が今月29日に、レコードが12月23日の発売を予定しているようだ。なお、米Billboard誌の報道によると、ア・トライブ・コールド・クエストは先日、世界最大のタレント・エージェンシーであるCreative Artists Agencyと契約したとされており、さらなる活動も期待されそうだ。