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ローランドの名機TR-808のドキュメンタリー映画が12月に ファレル、クエストラブ、ジャム&ルイスら出演

808 The Movie

主に80年代前半に一世を風靡し、YMOやクラフトワーク(Kraftwerk)、アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa)からマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)らのヒットを創造したリズムマシンの名機、ローランドTR-808のドキュメンタリー映画『808』が、Apple Music限定先行12月に公開されることが発表された。

坂本龍一が「千のナイフ」のライブ・パフォーマンスでいち早く使われたとされるTR-808は、自身でリズム・パターンをプログラミングできるという当時では画期的な機材だったのに加え、その特徴的な音色で今も愛されている名機。1980年に一般発売された後、マーヴィン・ゲイの“Sexual Healing”、リック・ジェイムス(Rick James)の“Cold Blooded”、アフリカ・バンバータの“Planet Rock”といった数々のヒットが誕生したことでアメリカを中心に大旋風を巻き起こした。ハウスやテクノといったダンス・ミュージックはもちろん、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)やビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)作品などR&Bやヒップホップでも盛んに使われ、トゥー・ライヴ・クルー(2 Live Crew)などに代表されるマイアミ・ベースなど、新たなサウンド/ジャンルを誕生させたことでも知られる。

そのリズムマシンの名機のドキュメンタリー映画『808』については、2014年にもサウンドトラックの発売元になるAtlantic Recordsから予告映像が公開されると共に正式にアナウンスされ、発売25周年を迎えた昨年には〈SXSW〉やシカゴ国際映画祭などで上映、またサウンドトラックのリード・シングルとしてリル・ウェイン(Lil Wayne)とチャーリー・プース(Charlie Puth)のコラボレーション曲“Nothing But Trouble”がリリースされていたものの、その後音沙汰が途絶えていたが、正式にリリース日が決定。12月9日(金)Apple Music独占先行公開されることが発表された。また翌週の12月16日(金)iTunes Movieでの発売およびレンタルが開始されるとのこと。今年4月に、『808』がApple Music/iTunesでリリース予定だと報じたDeadlineのニュースではアメリカの一部劇場でも公開予定とされていたが、そちらについては発表はない。また、日本での展開があるかについては現時点では不明。

製造されていたのは1980年から83年までの限られた期間でありながら、現在に至るまで大きなインパクトを残したTR-808の魅力や、いかにハウスやR&B、ヒップホップなどに影響を与えたかについて振り返る『808』は、ナレーションを、Apple Musicのクリエイティブ・ディレクターであり、Appleのインターネット・ラジオ・サービス「Beats 1」のヘッドであるベテランDJのゼイン・ロウ(Zane Lowe)が担当。“Planet Rock”のアフリカ・バンバータや、ジャネットやSOS・バンド(The S.O.S. Band)などの作品を手がけたジミー・ジャム&テリー・ルイス(Jimmy Jam & Terry Lewis)、ビースティ・ボーイズなどを手がけたリック・ルービン(Rick Rubin)、ビースティ・ボーイズのアド・ロック(Ad-Rock)、フィル・コリンズ(Phil Collins)といった当時TR-808を使用していたミュージシャンを始め、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、クエストラブ(Questlove)、リル・ジョン(Lil Jon)、ディプロ(Diplo)、ファットボーイ・スリム(Fatboy Slim)、デヴィット・ゲッタ(David Guetta)、デーモン・アルバーン(Damon Albarn)など多くのアーティストのインタビューを中心に構成されているほか、ローランド創業者の梯 郁太郎(かけはし いくたろう)も出演しているようだ。映画の共同プロデューサーには、“Planet Rock”などを生んだアーサー・ベイカー(Arthur Baker)も名を連ねている。

また12月の映画リリースの前に、11月25日に『808: The Music』と題したサウンドトラックが発売されることも決定。アフリカ・バンバータの“Planet Rock”やシャノン(Shannon)の“Let The Music Play”といった当時のヒットから、先行して発表されていたリル・ウェイン&チャーリー・プース“Nothing But Trouble”や、ジェイミー・エックスエックス(Jamie xx)の“Gosh”といった近年のものまで、808サウンドの14曲が収録される。

1. “Planet Rock” – Afrika Bambaataa & The Soulsonic Force
2. “Paul Revere” – Beastie Boys
3. “Yo! Bum Rush The Show” – Public Enemy
4. “Hip Hop Be Bop (Don’t Stop)” – Man Parrish
5. “Play At Your Own Risk” – Planet Patrol
6. “Let The Music Play” – Shannon
7. “Set It Off” – Strafe
8. “It’s Yours” – T La Rock & Jazzy J
9. “Flow Coma” – 808 State
10. “Kickdrum” – Felix da Housecat
11. “What U Gon’ Do” – Lil Jon & The East Side Boyz feat. Lil Scrappy
12. “Vibrate” – Flux Pavilion
13. “Gosh” – Jamie xx
14. “Nothing But Trouble” – Lil Wayne & Charlie Puth