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カリーム・リギンス、コモンとの新作をすでに制作中 マッドリブとのコラボ作も

Karriem Riggin by Gerard Victor

J・ディラ(J. Dilla)の長年のパートナーとして知られ、コモン(Common)やエリカ・バドゥ(Erykah Badu)、カニエ・ウェスト(Kanye West)などを手がけてきたヒップホップ・プロデューサーであり、またポール・マッカートニーやダイアナ・クラールからも声がかかるベテラン・ドラマーであるカリーム・リギンス(Karriem Riggins)が、彼が全面プロデュースした『Black America Again』に続くコモンの新作にすでに取りかかっていることを明かした。

デトロイト出身、伝説的なジャズ・ギタリストのグラント・グリーンが主に60年代にBlue Note Recordsから発表した諸作でキーボードとして参加していたことで知られる鍵盤奏者の故エマニュエル・リギンス(Emmanuel Riggins)を父に持つカリーム・リギンスは、ジャズ・ドラマーとして若くから活躍する一方、コモンの1997年作『One Day It’ll All Make Sense』のエンディング曲を手がけたのを皮切りに、ヒップホップ・プロデューサーとしても頭角を現すようになり、コモンを通じて知り合ったJ・ディラ、ディラを通じて知り合ったマッドリブ(Madlib)とのコラボレーションを始め、コモンやスラム・ヴィレッジ(Slum Village)、ザ・ルーツ(The Roots)、タリブ・クウェリ(Talib Kweli)、エリカ・バドゥらの作品をこれまで手がけてきた。

今年はカニエ・ウェスト最新作『The Life Of Pablo』やケイトラナダ(KAYTRANADA)のデビュー作『99.9%』、エスペランサ(Esperanza Spalding)の『Emily’s D+Evolution』などに参加するなど多忙だが、中でもコモンが先週11月4日に発売したアルバムで、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)やジョン・レジェンド(John Legend)、ビラル(Bilal)、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)など錚々たる面子が集結したことでも話題の『Black America Again』は、カリームが全面プロデュースしており、この41歳のベテラン・ミュージシャンへの注目がさらに高まっているところだ。

ザ・ルーツの新作にも関わっていることが明らかになっているカリーム・リギンスだが、彼によると、すでに『Black America Again』に続くコモンのニュー・アルバムの制作も始まっているという。Okayplayerのロング・インタビューに応じたカリームは、まず『Black America Again』について、「当初の予定ではEPだったんだ。コモンから連絡があってEPを作りたいって。それで5曲作って、それをリリースしよう、って話をして。それが元々のアイディアだったんだけど……俺はビートを送り続けて、コモンは曲を書き続けて。5曲出来上がったのが、次第に6曲、8曲となって、14曲になっちゃった」と、元々は5曲入りのEPを制作する予定だったものが、アルバムに発展したのだと明かした。その後、現在取り組んでいるプロジェクトについての話になった際、「コモンとニュー・アルバムを制作中なんだ。次のプロジェクトに取りかかり始めたばかりなんだよ」と述べ、『Black America Again』に続くコモンの新作にも関わっていると話した。

またカリーム・リギンスは、「連絡があって、ナズにもたくさんのビートを送ったよ。彼のニュー・アルバムに1曲使われている。陽の目を見るといいけど」と、まだ正式にアナウンスされていないナズ(Nas)の新作に関わっていることを明かしたほか、クエストラヴ(Questlove)がザ・ルーツの新作を制作中として公開したスタジオでの動画にカリームの姿もあったことについて、「スーパークレイジーだよ。ザ・ルーツは大好きだし」と参加を認め、現在ザ・ルーツが[Electric Lady Studios]を借り切って新作を制作中であると話している。

さらに、2012年に発表したソロ・デビュー作『Alone Together』に続くソロ新作The Headnod Suite』の存在を明かし、『Alone Together』同様にStones Throw Recordsから「数ヶ月以内に」リリース予定で、ビートに重点を置いたアルバムになっていると語った上に、Stones Throwのレーベルメイトでもあるマッドリブと共に、9作のインストゥルメンタル・アルバムを制作したとも話しており、創作意欲が止まらない状態のようだ。

なお、ニューヨークのクラブ[NuBlu]で自身がホストを務めるマンスリー・イベント〈BLEND〉も始めるというカリーム・リギンスは、Stones Throwが今年設立20周年を迎えることを記念したアニバーサリー・イベントで今月、来日も決定。11月18日(金)に名古屋のJB’S11月19日(土)に渋谷のSOUND MUSEUM VISION11月21日(月)に仙台のSHAFT11月22日(火・祝前日)に大阪のCIRCUSを、J.ロック(J. Rocc)らと廻る予定。

>> 『Black America Again』全15曲中12曲のフル試聴