bmr

bmr>NEWS>コモン新作は11月に グラスパー、ジョン・レジェンド、スティーヴィー、ビラル、シドら参加

NEWS

コモン新作は11月に グラスパー、ジョン・レジェンド、スティーヴィー、ビラル、シドら参加

Common - Black America Again

映画『グローリー/明日への行進』(原題『Selma』)に提供したジョン・レジェンド(John Legend)との主題歌“Glory”が昨年のオスカーに輝いたことでも知られるベテラン・ラッパーのコモン(Common)が、2年以上ぶりとなるニュー・アルバム『Black America Again』を11月に発売することを正式に発表した。

自身のブレイクのきっかけとなった『Resurrection』の発売20周年を迎えた2014年には、経済の悪化にともなって治安の悪化が問題となっている地元シカゴにインスピレーションを受けた『Nobody’s Smiling』をリリースするなど、社会派として知られるコモン。その前作『Nobody’s Smiling』はおよそ7年ぶりに全米チャートのトップ10入りするといった反響があったほか、マーティン・ルーサー・キング牧師と公民権運動、そして1965年にアラバマ州セルマで起きた血の日曜日事件を描いた映画『グローリー/明日への行進』に提供したジョン・レジェンドとの“Glory”が映画と共に高い評価を受け、昨年始めにゴールデングローブ賞、アカデミー賞で最優秀オリジナル・ソング部門を授賞。警官による黒人への行き過ぎた暴力や射殺事件などによる人種間の緊張といった背景もあり、グラミー賞ではエンディングで披露されるなど、時勢を反映した楽曲となった。

そして『Nobody’s Smiling』から2年以上ぶりとなる新作は、“Glory”以上に、ここ数年唱えられている「Black Lives Matter」(黒人の生命だって大切だ)のスローガンと結びつくアルバムとなるようだ。米Billboard誌のインタビューによると、元々は、新作に収録されている楽曲“Little Chicago Boy”をアルバム・タイトルに考えていたものの、黒人射殺事件など、ここ数年相次ぐ、警官による行き過ぎた暴力といった社会問題を受けて、『Black America Again』というタイトルに決めたのだという。「『Black America Again』というタイトルが力強い主張になると思ったし、『Black America Again』とは抗議や公正だけに留まるものではないという対話のきっかけになるんじゃないかと思って。『Black America Again』とは、人間らしさ、我々がどのように自分自身を、愛を、そして自由を感じるかを表現することについて語られているんだ」とコモンは述べ、「我々はブラック・アメリカンのストーリーを書き換えていく」と意気込んでいる。

すでに、ーシャ・アンブロージアス(Marsha Ambrosius)と、新進女性シンガー・ソングライターのPJをゲストに迎えた“Love Star”に、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が歌う表題曲“Black America Again”が先行して公開されている『Black America Again』。エムトゥーメイ(Mtume)“You, Me and He”を借用した前者の“Love Star”はカリーム・リギンス(Karriem Riggins)がプロデュースを手がけているほか、後者の“Black America Again”は、カリーム・リギンスと共にロバート・グラスパー(Robert Glasper)がプロデュース。またスティーヴィーに加えて、ベースにエスペランサ(Esperanza Spalding)、また途中のアドリブ・パートにはチャック・D(Chuck D)とMCライト(MC Lyte)のふたりが関わるなど豪華な内容になっている。

米大統領選の4日前となる11月4日の発売が明らかにされた『Black America Again』からは新たに、ビラル(Bilal)をボーカルに据え、ドキュメンタリー映画『13th』にも提供したという“Letter To The Free”も公開されたが、同時に発表されたトラックリストによれば、さらに“Glory”タッグ再びとなるジョン・レジェンド、ソロ・アルバムも準備中であることが先日明らかになった、ジ・インターネット(The Internet)のボーカル=シド・ザ・キッド(Syd Tha Kyd)ことシド、今年Motown Recordsからデビューを飾った新進ソウル・シンガーのBJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ the Chicago Kid)に、女性ゴスペル歌手のターシャ・コブス(Tasha Cobbs)や女性ジャズ・フルート奏者/歌手のエレーナ・ピンダーヒューズ(Elena Pinderhughes)らがゲスト参加する。米Billboardのインタビューによれば、ジェイ・エレクトロニカ(Jay Electronica)もゲスト参加しており、「彼は神様のような存在のひとりだ」とコモンも絶賛しているが、トラックリストには名前は見当たらない。

なお、公共放送 NPRの人気ライブ企画「Tiny Desk Concert」に先日出演したコモンは、「Tiny Desk Concert」史上初めてホワイトハウスでライブ・パフォーマンスを披露。『Black America Again』から“Letter To The Free”や“Little Chicago Boy”など3曲をお披露目した。このパフォーマンスでは、ボーカルのビラルに加え、ロバート・グラスパーやカリーム・リギンス、デリック・ホッジ(Derrick Hodge)、キーヨン・ハロルド(Keyon Harrold)、エレーナが演奏で参加。今年4月の段階でも、新作についてグラスパーとカリーム・リギンスと共に制作していると話しており、『Black America Again』のプロダクション面はグラスパーとカリーム・リギンスが主導を握る形となりそうだ。

1. Joy And Peace (feat. Bilal)
2. Home (feat. Bilal)
3. Word From Moe Luv Interlude
4. Black America Again (feat. Stevie Wonder)
5. Love Star (feat. Marsha Ambrosius & PJ)
6. On A Whim Interlude
7. Red Wine (feat. Syd & Elena)
8. Pyramids
9. A Moment In The Sun Interlude
10. Unfamiliar (feat. PJ)
11. A Bigger Picture Called Free (feat. Syd & Bilal)
12. The Day Women Took Over (feat. BJ the Chicago Kid)
13. Rain (feat. John Legend)
14. Little Chicago Boy (feat. Tasha Cobbs)
15. Letter To The Free (feat. Bilal)