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プリンスも才能を認めた注目女性ラッパー/シンガーのリゾがメジャー・デビューEPを発売 [全曲フル試聴可]

Lizzo - Coconut Oil EP

生前のプリンス(Prince)にその才能を認められ、2014年作『PlectrumElectrum』に参加したことでも知られる28歳の女性ラッパー/シンガー、リゾ(Lizzo)が、メジャー・デビュー作となるEP『Coconut Oil』を10月7日に発売した。

リゾは、 幼少期の多くをデトロイトの教会で過ごしたことからゴスペル音楽に親しんだ一方で、10歳のときに引っ越したヒューストンで、地元のスターであるビヨンセ(Beyonce)らデスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)などのR&Bを始め、南部ヒップホップの洗礼を浴びて育ち、音楽を志すように。ロック・バンドのボーカルを務めるなどした後、2011年にミネアポリスに移住し、TLCを意識したガールズ・トリオ=ザ・チャリス(The Chalice)を結成。その一方で、地元レーベルからソロ・アルバム『Lizzobangers』を2013年に発表すると、英The Observer紙が5点満点中4点を付けるなど高く評価され、同年末にはTIME誌による「2014年に注目すべき14組のアーティスト」にチャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)らと共に選出された。

そしてその2014年、Virgin Recordsのバックアップで『Lizzobangers』が再リリースされたほか、“Rather Be”が世界的ヒットとなっていた英ダンス・グループ=クリーン・バンディット(Clean Bandit)のアルバム『New Eyes』の表題曲に抜擢。そしてプリンスに声をかけられ、プリンスががサードアイガール(3rdEyeGirl)と共に同年9月にリリースした『PlectrumElectrum』に収録された“BoyTrouble”に、ザ・チャリスの仲間であるソフィア・エリス(Sophia Eris)と共に参加することに。ペイズリーパークで行われたレコーディングでは、プリンスは「自分の曲のようにやりなさい」と指示し、自由にレコーディングさせてもらえた上に、完成した“BoyTrouble”では一切削られることなく彼女のラップがそのまま採用されていたとか。プリンス作品への参加という話題性もあって、翌月には初めてTV番組でライブ・パフォーマンスをする機会を得たほか、米Billboard誌は「ネクスト・ニッキー・ミナージュ候補5人」の筆頭に挙げるなど徐々に注目度を増していく。

昨年末には、ボン・イヴェール(Bon Iver)のジャスティン・ヴァーノン(Justin Vernon)のスタジオで録音したセカンド・アルバム『Big Grrrl Small World』をリリース。英Guardian紙やNMEが4点(5点満点)を付けたほか、SPINは2015年のベスト・ヒップホップ・アルバム選で17位に選出するなどさらに評価を高めた。これがきっかけとなり、ジェイソン・デルーロ(Jason Derulo)の“Wiggle”(全米チャート最高5位)、“Talk Dirty”(全米チャート最高3位)からメーガン・トレイナー(Meghan Trainor)の“NO”(全米チャート最高3位)などを手がける売れっ子リッキー・リード(Ricky Reed)の目に留まり、今年3月には彼がメジャー・レーベルのAtlantic Records傘下に立ち上げたNice Life Recording Coと契約。映画『Barbershop: The Next Cut』のサウンドトラックに、リッキー・リード制作の“Good As Hell”を提供し、サウンドトラックからのリード・シングルとして発表された。

それからおよそ半年、リゾがついにデビューEP『Coconut Oil』を発表した。リッキー・リードが「『天使にラブソングを 2』の頃のローリン・ヒルのようだ」と絶賛するように歌とラップの両方をこなし、“Good As Hell”のようなファンキーなものから、トラップ・サウンドの“Scuse Me”、流行のダンスホール・ポップ“Deep”、ゴスペルのルーツも感じさせる表題曲“Coconut Oil”など多彩な楽曲が並ぶ。アジーリア・バンクス(Azealia Banks)あたりを思わせるヒップ・ハウス調の“Phone”は、シーア(Sia)の大ヒット“Chandelier”を手がけたジェシー・シャトキン(Jesse Shatkin)がプロデュースを手がけ、リアーナ(Rihanna)“SOS”やビヨンセ(Beyonce)の“Halo”などに関わったエヴァン・キッド・ボガート(Evan Kidd Bogart)がソングライティングで関わっている。

すでにフル・アルバムの準備にも取りかかっているというリゾだが、ビッグガール(身体が大きい女性)であることを誇りにしたメッセージの発信や、そのチャーミングなキャラクターもあって、MTVが9月から放送を開始した音楽番組『Wonderland』の司会も務めており、クロスオーバーな活躍が期待される存在だ。

1. Worship

2. Phone

3. Scuse Me

4. Deep

5. Good As Hell

6. Coconut Oil