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シーア+ショーン・ポール「チープ・スリルズ」がドレイク「ワン・ダンス」から全米チャート1位を奪取

Sia - Cheap Thrills

先週まで9週連続、通算10週で全米シングル・チャート1位を制していたドレイク(Drake)の“One Dance”がついに陥落。ショーン・ポール(Sean Paul)をゲストに迎えたシーア(Sia)“Cheap Thrills”が首位を奪取した。

カナダ発のラップ・スター、ドレイクは、現時点で2016年発売作品の中で最多セールスを記録している最新作『Views』が今週11週目の1位を獲得するなど全米アルバム・チャートで圧倒的な強さを見せており、同作からのシングル“One Dance”もその勢いに乗って先週まで通算10週(9週連続)で全米シングル・チャート1位を獲得。しかし、今週ついに2位にランクダウンとなった。

代わりに1位を奪ったのは、リアーナ(Rihanna)の2012年のシングル“Diamonds”や、大ヒット映画『ズートピア』主題歌の“Try Everything”を始め、ビヨンセ(Beyonce)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、ニーヨ(Ne-Yo)などトップスターに数々楽曲提供をしていることで知られるシーアの最新シングル“Cheap Thrills”。最新作『This Is Acting』から2月にシングル・カットされた曲だが、エレクトロ・ポップ風味のダンスホール調サウンドということで、シングル・カットにあたって、ダンスホール・レゲエ界のスターであるショーン・ポールを新たに招いている。ランクインして13週目となる5月中旬にトップ40入りを果たすと、6月2週目でトップ20入り、そしてランクイン18週目となる6月末にトップ10入りと気温の上昇と共に急速にチャートを駆け上がるようになり、ランクインから23週目となる今週、ついに1位を手にした。

シーアはこれまで提供曲ではリアーナ“Diamonds”が1位を獲得するなどはあったが、自身の楽曲では2014年の“Chandelier”が最高8位、ゲスト参加曲でもフロー・ライダー(Flo Rida)の2011年ヒット“Wild Ones”の最高5位に留まっており、“Cheap Thrills”で初めて自身名義のナンバーワン・ヒットを獲得した。またゲスト参加したショーン・ポールにとっては、全米チャートでトップ10入りしたのはゲスト参加したジェイ・ショーン(Jay Sean)“Do You Remember”の2012年12月末以来およそ3年半ぶり、1位獲得は2006年の“Temperature”以来およそ10年と4ヶ月ぶりとなった。

なお、シーアの最新作『This Is Acting』は、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、アデル(Adele)など、シーアが提供予定だったものの使用されなかった楽曲をアルバムとしてまとめ自らリリースしたもので、今週1位となった“Cheap Thrills”は元々リアーナのために書かれた曲だった。

ドレイクの“One Dance”は今週2位にランクダウン。しかしトップ20には先週から、“Controlla”、リアーナとの“Too Good”と最新作『Views』からのシングル2曲がキープしているほか、ゲスト参加したDJキャレド(DJ Khaled)“For Free”も今週19位と、ドレイク関連の楽曲がトップ20に4曲同時ランクインしている状態が続いている。また、9週連続1位となったリアーナとドレイクの“Work”はトップ20外にはなっているもののまだ23位をキープ。このリアーナ“Work”やシーア“Cheap Thrills”を始め、ドレイクの“One Dance”、“Controlla”、“Too Good”などダンスホール~カリビアン調のリズムの楽曲が勢いがあるのも興味深いところだ。

また今週3位には、リアーナがゲスト参加したカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)の“This Is What You Came For”が先週4位からランクアップ。リアーナは、最新作『ANTI』から“Needed Me”が前週から引き続き今週7位をキープするなど、こちらも複数曲がランクインしている。

23歳の新人ケント・ジョーンズ(Kent Jones)のデビュー・シングル“Don’t Mind”は今週8位と過去最高位に上昇。名ソウル・シンガー、バリー・ホワイト(Barry White)の1994年のヒット・シングルを借用し、フランス語、スペイン語、さらには日本語からハイチ・クレオール語のフレーズまで飛び出すこの曲が上昇した一方で、19歳の新鋭ラッパー、ディザイナー(Desiigner)のナンバーワン・ヒット“Panda”は今週9位にダウン。これでケント・ジョーンズ“Don’t Mind”は、ラップ・チャートでもディザイナー“Panda”を下し、初めて1位を獲得した。

なおトップ10圏外では、ケイティ・ペリーの新曲“Rise”が初登場11位に、ブリトニー・スピアーズの新曲“Make Me”が初登場17位にランクインとなっている。

1.(↑3) Sia ft. Sean Paul – Cheap Thrills
2.(↓1) Drake ft. Wizkid & Kyla – One Dance
3.(↑4) Calvin Harris ft. Rihanna – This Is What You Came For
4.(↓2) Justin Timberlake - Can’t Stop The Feeling!
5.(←5) The Chainsmokers feat. Daya – Don’t Let Me Down
6.(←6) twnety one pilot – Ride
7.(←7) Rihanna - Needed Me
8.(↑9) Kent Jones – Don’t Mind
9.(↓8) Desiigner – Panda
10.(←10) Adele – Send My Love (To Your New Lover)