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チャンス・ザ・ラッパーが新作を発表 カニエ、ビーバー、リル・ウェイン、カーク・フランクリンら参加

Chance The Rapper - Coloring Book

[5/15 update: bmr上での全曲フル試聴は終了しています。]

カニエ・ウェスト(Kanye West)の最新作への参加も話題になっているシカゴの23歳ラッパー、チャンス・ザ・ラッパー(Chance the Rapper)が、注目の新作となる『Coloring Book』を発表した。

2013年に発表したミックステープ『Acid Rap』がさまざまなメディアの2013年のベスト・アルバム・ランキングで上位に選ばれるなど高く評価され、カニエ・ウェストを破ってSPINの選ぶ2013年の「Rapper of the Year」に選出されるなど一気にブレイクしたチャンス・ザ・ラッパー。以降、イギリスの鬼才プロデューサー/シンガー、ジェイムス・ブレイク(James Blake)や、人気ダンス系プロデューサー/DJのスクリレックス(Skrillex)らから、世界的ポップ・スターのジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の作品へゲスト参加するなど活躍している。

昨年5月には、自身と、シカゴのトランペット奏者ニコ・シーガル(Nico Segal)の別名義であるダニー・トランペット(Donnie Trumpet)らによる音楽集団=ソーシャル・エクスペリメント(The Social Experiment)としてデビュー・アルバム『Surf』をサプライズ・リリース。iTunes Storeで無料発表された同作は、エリカ・バドゥ(Erykah Badu)、ジャネル・モネイ(Janelle Monae)、BJ・ザ・シカゴ・キッド(BJ The Chicago Kid)、ジェレマイ(Jeremih)、J・コール(J. Cole)、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、ビッグ・ショーン(Big Sean)ら豪華アーティストが参加していることでも話題を呼んだが、ダニー・トランペット主導のホーン・アレンジを軸にソウルフルなサウンドを展開し、ヒップホップの枠を超えたその音楽性には絶賛の声が相次ぎ、発表から1週間でアルバムのダウンロード数はおよそ61万8000回を記録したとされた。

最近では、同じシカゴの先達であり、尊敬するカニエ・ウェストの最新作『The Life Of Pablo』に参加したことも話題になったが、チャンス・ザ・ラッパーが、ついに自身名義の作品としては『Acid Rap』以来となる『Coloring Book』を発表。Apple Musicでストリーミング配信された。また、『Acid Rap』でのブレイク以降もメジャー・レーベルからのオファーを断り続けるなどインディペンデントの姿勢を貫き、現在でも自身の音楽を有料で販売する意志はないというチャンスだけに、今回も無料で発表されており、ミックステープ・サイトのDatpiffで無料ダウンロードできる状態で公開されている。

[5/15 追記:Datpiffからは半日ほどで削除。Datpiff側はアーティスト自らがアップロードしたものだったと弁明しているが、チャンス・ザ・ラッパー側はあれは流出音源であり、チャンス自身によるアップロードではなかったと否定、Datpiff上では消えたままとなっている ]

3年ぶりの新作『Coloring Book』は、これまで以上に豪華でバラエティに富んだゲストが集結。カニエ・ウェストや、チャンスと同じクルーに所属するトーキオ(Towkio)を始め、『Surf』にも参加していたジェレマイ、『Acid Rap』に参加していた若手ラッパーのサバ(Saba)や女性詩人/ラッパーのノーネーム(Noname)、故プリンス(Prince)の最後のアルバム『HITNRUN Phase Two』への参加も話題を呼んだ女性シンガー・ソングライターのエリン・アレン・ケイン(Eryn Allen Kane)といったシカゴ勢を中心に、ジャスティン・ビーバーから、トゥー・チェインズ(2 Chainz)とリル・ウェイン(Lil Wayne)、またフューチャー(Future)、ジェイ・エレクトロニカ(Jay Electronica)、ヤング・サグ(Young Thug)らラッパーたちに、カニエ『The Life Of Pablo』への参加も話題になった人気ゴスペル・アーティストのカーク・フランクリン(Kirk Franklin)、またドレイク(Drake)のプロデュースなどでも知られる、フランシス・スターウェル(Francis Starwell)率いるフランシス&ザ・ライツ(Francis & The Lights)などが参加している。他にも“D.R.A.M. Sings Special”では、『スーパーマリオブラザーズ』のBGMをサンプリングした“Cha Cha”が昨年話題になったD.R.A.M.の歌声がフィーチャーされている。

アルバムからは、昨年発表されたサバとの“Angels”や、先日、ゴスペル界のベテランであるバイロン・ケイジ(Byron Cage)率いるクワイアーも連れてTV番組で初披露された“Blessings”などがすでに発表されているが、一方で、昨年末にTV番組『Saturday Night Live』でも披露され、音源ではジェレマイにR.ケリー(R. Kelly)まで参加したSomewhere In Paradise”が発表されていたが、こちらは未収録になるようだ。

表紙を飾ったComplexでのインタビューでは、チャンス・ザ・ラッパーはこの『Coloring Book』の出来について、「今回は、『Surf』よりもいいものになっている。ダニー(・トランペット)はヤバいし、あのアルバムも凄かったけど、今回はみんなで、とてもヒップホップでとても踊れるものに全精力を注ぎ込んだ」と語っている。

1. All We Got (feat. Kanye West, Chicago Children’s Choir)
2. No Problem (feat. Lil Wayne, 2 Chainz)
3. Summer Friends (feat. Jeremih, Francis & The Lights)
4. D.R.A.M. Sings Special
5. Blessings
6. Same Drugs
7. Mixtape (feat. Young Thug, Lil Yachty)
8. Angels (feat. Saba)
9. Juke Jam (feat. Justin Bieber, Towkio)
10. All Night (feat. Knox Fortune)
11. How Great (feat. Jay Electronica, my cousin Nicole)
12. Smoke Break (feat. Future)
13. Finish Line / Drown (feat. T-Pain, Kirk Franklin, Eryn Allen Kane, Noname)
14. Blessings