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ドレイク、ストリーミングによる著作権収入で2015年の米年間1位に 総合ではJ・コールがラッパーで最高位

Drake

米Billboard誌が、2015年の12ヶ月間にアーティストがどれだけの収入を得たかを算出し、ランキング化した「Top Money-Makers」を発表。ストリーミング・サービスからの著作権収入では、29歳のスター・ラッパー、ドレイク(Drake)が2015年の年間1位に輝いた。総合ではテイラー・スウィフト(Taylor Swift)が1位となった。

「Top Money-Makers」のリストは米Billboard誌が毎年発表しているもので、アルバム/シングルのセールスに基づく著作権収入、ツアー興行から本人が受け取る収入、音楽出版による収入などを総合し、その年アーティスト自身がどれだけの収入を得たかを算出し、ランキングにしている。あくまで音楽活動による収入に限られており、サイドビジネスなどの“副業”での収入は含まない。ここ数年は、ストリーミングによる著作権収入を加えた4つの数字でランキング化されているが、ストリーミング部門ではドレイクが2位以下に差をつけて年間1位に。昨年はミックステープ『If You’re Reading This It’s Too Late』に、フューチャー(Future)とのコラボレーション作『What A Time To Be Alive』を発表したほか、Appleの出資で制作されたミュージック・ビデオにおけるダンスも話題になった“Hotline Bling”が5週連続で全米チャート2位となるなど2015年を代表するヒット・シングルのひとつとなったドレイクだが、ストリーミング回数は合計でおよそ29億回を記録。これにより本人が受け取る著作権収入は推定230万ドル(およそ2.4億円)となり、ストリーミングによる著作権収入で年間トップに輝いた。

ストリーミング部門は、6位に24歳の新鋭フェティ・ワップ(Fetty Wap)、7位にニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)、9位にJ・コール(J. Cole)、10位にウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)と、トップ10中5組がラッパーとなっており、ストリーミング・サービスとの相性の良さをうかがわせる。

ドレイクはまた、セールスによる著作権収入でも推定440万ドル(およそ4.7億円)を記録し、セールス部門の年間4位に。アメリカでの2015年の通算セールスがおよそ114万2000枚を記録し、米年間セールス・ランキングで5位となる大ヒットとなった『If You’re Reading This It’s Too Late』が牽引したと見られる。しかしドレイクは、ツアー、音楽出版からの収入がそれほど高くなかったため、収入の総額はおよそ740万ドル(7.9億円)と推定され、総合で年間32位に。ツアー興行による収入が牽引した、昨年の総額およそ1060万ドルでの総合21位から順位を落とした。一方で、セールスとストリーミングによる著作権収入がドレイクと比べておよそ3分の1だったJ・コールは、逆にツアー興行による収入で推定550万ドル(5.8億円)が牽引したことで収入の総額は推定860万ドル(9.2億円)、総合で年間27位となり、ドレイクを上回った。ラッパー/ヒップホップ・アクトではJ・コールが最高順位となる。

R&Bシンガーでは、昨年ブレイクしたザ・ウィークエンド(The Weeknd)が最高位に。最新作『Beauty Behind The Madness』が通算100万枚以上を売り上げたこともあって、セールスによる著作権収入が推定360万ドル(3.8億円)で年間5位、ストリーミングによる著作権収入が推定150万ドル(1.6億円)で年間2位となったほか、ツアーや音楽出版による収入も好調で、最終的に総額は推定860万ドル(9.2億円)で総合では年間28位に。こちらも総合でドレイクを上回る結果となった。

またR&Bシンガーでザ・ウィークエンド以外に年間40位以内に唯一入ったのは、意外にもベテランのチャーリー・ウィルソン(Charlie Wilson)。セールス、ストリーミング、音楽出版による収入は高くなかったものの、ツアー興行による収入が推定650万ドル(6.9億円)となり、総額でおよそ690万ドル(7.3億円)の収入を得たと推定され、総合で年間34位となった。

セールスによる著作権収入の部門は、最新作『25』が11月の発売ながら米国内で2015年中に550万枚以上を売り上げるモンスター・ヒットとなったアデル(Adele)がやはり1位に。推定1630万ドル(およそ17億円)と、2位のテイラー・スウィフトの推定720万ドル(7.7億円)の倍以上と圧倒的な差をつけている。アデルは、ツアー興行による収入がゼロ、ストリーミングによる著作権収入も、『25』をストリーミング・サービスに配信しないという施策でセールスを伸ばしたこともあって多くなかったが、それでもセールスによる著作権収入が大きく、総額で推定2050万ドル(21.9億円)となり、総合で年間9位となった。

総合で年間1位となったのは、総額7350万ドル(78.5億円)を稼いだと見られるテイラー・スウィフト。昨年のワールド・ツアー〈The 1989 World Tour〉の興行収入が世界トータルで2億5000万ドルを記録して世界で年間1位となったテイラー・スウィフトだけに、ツアー興行による本人の収入も推定6170万ドル(65.9億円)で、ツアー部門1位に。セールスによる著作権収入でも2位となるなど他の部門でも稼いでいるが、ツアーによる収入だけで総合の2位以下を上回っている。結果的に、アーティストにとって、ツアーやライブ興行を成功させることがいかに大事かが窺えるリストと言えそうだ。

>> Billboard’s Top 40 Money-Makers List