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プリンス、ベスト盤と『パープル・レイン』が全米チャート1位と2位に 1位獲得は10年ぶり

The Very Best Of Prince

音楽界の伝説、プリンス(Prince)が現地時間で4月21日(木)朝に57歳の若さでこの世を去った衝撃がまだなお続いているが、プリンスのベスト・アルバムと、代表作のひとつである『Purple Rain』が今週の全米チャート1位と2位を独占した。

80年代を中心に数々の名作を世に発表したプリンスの突然の訃報が世界中を騒然とさせた中、2001年発売のベスト・アルバム『The Very Best Of Prince』が、米Billboard誌による今週のアルバム・チャート1位に登場。Billboardチャートは前々週金曜から前週木曜までの7日間を集計対象としており、5月7日付の最新チャートは4月15日(金)~21日(木)まで。プリンスの訃報は21日(木)の朝10時頃に一部で速報が発表され、午後1時頃までにはプリンスが亡くなったことが正式に発表されたため、「プリンス・ショック」の影響は半日ほどに留まるが、『The Very Best Of Prince』はおよそ10万枚を売り上げたという。加えて、ストリーミング・サービスなどでの再生回数や単曲ダウンロードなどのポイントを足した総合ではおよそ17万9000枚相当となり、今週の全米チャートで堂々の1位に。プリンスの偉大さを改めて示す形となった。

これでプリンスは、自身5作目、そして2006年3月発売の『3121』以来およそ10年ぶりとなる全米チャート1位を獲得した。また、一般的なベスト・アルバムが同チャートで1位を獲ったのは、故ノトーリアス・B.I.G.(The Notorious B.I.G.)の『Greatest Hits』以来、およそ9年ぶりとなるとか。

また、世界で2200万枚以上を売り上げたとされる1984年の名作『Purple Rain』はおよそ6万3000枚を売り上げ、ストリーミング・サービスなどでの再生回数や単曲ダウンロードなどのポイントを足した総合でおよそ6万9000枚相当となり、全米チャートで2位に登場。プリンスが1位と2位を独占したほか、1993年発売の3枚組ベスト盤『The Hits/The B-Sides』も総合でおよそ4万1000枚相当(実売およそ2万4000枚)が6位に登場し、3作がトップ10入りとなった。

特に『The Very Best Of Prince』と『Purple Rain』は、近年のトレンドと異なり実売数の比率が高いが、これはプリンスが昨年、ジェイ・Z(JAY Z)らによる定額制音楽ストリーミング・サービスのTIDAL(タイダル)と組んだ際に、Spotifyなどの競合サービスから自身のカタログを削除したため、かえって購入が促進されたと見られる。プリンスの全カタログ合計では、実売数はおよそ25万6000枚を記録したとか。アルバム・チャートでは他に、82年作『1999』が31位に、ベスト盤『Ultimate』が61位に、87年作『Sign ‘O’ The Times』が95位に、昨年発表の『HITnRun: Phase One』が147位に、79年作『Prince』が160位に登場したとのこと。

さらに全英チャートでも、2006年発売のベスト盤『Ultimate』が1位を獲得したのに加え、『The Very Best Of Prince』が18位、『Purple Rain』が55位に再登場した。

なお、全米チャート2位に再登場した『Purple Rain』はこれで、通算100週目の全米チャート入りを果たしたという。同作は、映画『パープル・レイン』のサウンドトラックという扱いだが、プリンスの訃報を受けて、AMCシアターズが全米80ヵ所以上で映画の再上映を決定。23日(土)から28日(木)までの期間限定という形で上映されるという。

プリンスことプリンス・ロジャース・ネルソンは米時間で4月21日の朝、ミネソタ州ミネアポリス近郊のチャナッセンにある自身所有の[Paisley Park Studios]の住居部のエレベーターの中で亡くなっていたのを発見された。死因はまだ明らかにされておらず、死の翌日22日に4時間に渡る検視が行われたが、結果が確定するまでまだ時間がかかるとして検視結果は発表されていない。遺体に目立った外傷はなく、また自殺である可能性はないとだけ発表されている。遺体は22日中に遺族のもとに戻り、翌23日(土)に密葬が行われ、シーラ・E(Sheila E)やジュディス・ヒル(Judith Hill)ら親しいミュージシャンも別れを告げに訪れた。